小説『魔法×英霊 リリカルなのはStrikerS(仮)』
作者:駄堕惰()

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「「いぃぃぃぃやぁぁぁぁぁ!」」

あ、どうも鳥夜アオイです
いや〜、こんな事になったのを説明するには、約1時間前に遡らないといけないわけで…

てなわけで回想です



「ん、ここは?」

とある森の中で私は目を醒ました。
何の変哲もない…と言っては間違いがあるが、とりあえずは森だ

何で屋外なんだよ!
いやさ、普通転生っていうのは室内とか謎空間で「知らない天井だ…」ってやるのが普通じゃない?え?違う?
…まぁいいや、兎も角何で屋外なんだろ?風邪ひくよ…

「しかも薄着っていうね…」

何でか知らないけど、服は白い薄汚れた半袖とハーフパンツになっていた。何かシャーレイのに似てる
にしても寒いなぁ…

「ん?」
ブルッと震えた時に少し人影が見えた気がした。
気になって見てみると、そこには少し赤っぽい癖っ毛で、うちと同じ服の少年が倒れていた。…ってか

「もしかして、飛鳥?何か縮んでる…?
おーい、起きろー」

「ん…うぅん…。ん?」

どうやら目が醒めてきたっぽい。

「うぅん…え?誰?」

「鳥夜アオイ。覚えてない?」

「え?えぇぇぇぇぇぇぇ!?」

「…!ちょっと!煩い!」

「え!?だって、何かちっちゃくない!?」

「え?嘘だー…って、ナ、ナンダッテー!」

うわー縮んでるー(棒)

「何でそんな落ち着いてるのさ!?」

「いや、だって転生ってそんなもんじゃん?
それに、飛鳥見て大体解ってたし」

「は?それってどういう…って」

絶叫
しつこいなぁ…慣れれば良いのに

「何で慣れられるのさ!?」

「あり?口に出てた?」

いつの間に…
そうこうしてると、何やら声が聞こえてきた

―やはりこの辺りから反応がします―

―よし、全力で探せ。とてつもない魔力を持った少年と少女だったな。
絶対に保護し、連れ帰るんだ―

あれ〜?

「何か…」

「まずくないか?」

「その少年と少女って完全に俺達じゃない?」

「確実にね…」

魔力って所は、まぁ多分特典だろう

―ん?誰かいるのか? …!―

あ、やべ

「とりあえず…飛鳥、解ってるよね?」

「うん、ここは…」

「いたぞ!」

「「全力で逃げるべし!」」



んで今に至るわけです。

「くそっ!いい加減疲れてきた…!」

「諦めんなよ!ダメダメダメ諦めたら!お前昔を思い出せよ!」

「修造!?」

「とはいえ、疲れてきたね。確かに」

「てか1時間以上全力疾走してるのも奇跡なんだけどね!」

「多分特典だろう。」

でなきゃ、推定年齢10歳はこんだけ走れない。

しかし、この状態、どうにかできないかなぁ…

『…ん?うぬら逃げておるのか?』

「え?あ、まぁ」

『ならば我を使え。速いぞ?』

「え?てか、誰?どこ?」

『どこって、そりゃあお前の首にきまっておろう』

『別に決まってはいないだろう。征服王』

『む?そうか?』

確かに飛鳥の首元から声が聞こえるような気はする。心なしかうちの首からも

「「え?」」

互いに自分の首に目を落とすと、うちの首には青く発光する、金のラインが入った青い逆三角形状のネックレス。
飛鳥の首では金色の車輪のようなペンダントが赤銅色に発光していた

『1つ問いましょう』

『うむ、そうであったな』

『『あなた(お前)が、私(我)のマスターか?』』

「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」

「あぁ、やっぱそう来たか…。
間違い無いと思うよ、騎士王さん?で良いんだよね?」

『おや、解っていたのですか?私の知る限りでは、マスター達の世界ではこういうのはイレギュラーなものだと』

「私は結構そういう小説読んでるから」

その後、騎士王と…恐らく征服王(そう呼ばれてたし)からこの世界について聞いたんだけど、どうも何の世界か解んないなぁ…、ジャンプ系とかFateなら解ったんだけど…

ん?何か飛鳥が頭抱え始めた

「あぁぁぁ〜…!」

「どしたの飛鳥?もしかして、この世界に心当たりがあんの?」

「あぁ、あんまりにも絶望的だ…確かにアイリスフィールが「死亡フラグ満載」とか言ってたけどさ…」

「どこなのさ?」

「ここ、多分リリカルなのはの世界だ…!多分追ってるのは管理局員!」

「げ!そりゃ確かにやばいかも」

話は何となく知ってるけど「管理局の白い悪魔」とか…
原作介入したくないけど…無理だなぁ

『解ったら、とっとと我を装着せんか?楽だぞ?』

「言い分から察するに、セットアップ後は「神威の車輪」になるんだよね?じゃあ無理!」

『何故だ?速度は保証するぞ?』

「いきなり牛出すとか有り得ないし、乗り込む時間があるか解んない!
何より電撃で局員攻撃するとか無理!」

『何故だぁ、蹴散らしてしまえば楽だろうに』

「後々面倒になるんだよ!」

あ、何か飛鳥がウェイバーとダブって見えた

「だけどさぁ、そろそろマジで限界だよ?
こけでもしたら、本当に無r「うぉっ!?」って、言ってるそばから!」

こけんなよ!飛鳥ェ…
って、やっぱり囲まれたし!

「やっと止まったな…(それにしても凄い体力だ…本当に人間か?)管理局へ同行してもらうぞ!」

「むぅ…」

「いってて…、っていきなり万事休す?」

「誰の所為だよ、誰の」

本気でまずいなこりゃ、このままじゃ管理局の実験三昧に一直線だ
何か…何か無いか…!


「ちょっと待って下さい!そこの子達の事、待って下さい!」


救世主キター!?
一体誰?兎も角、これで何とかなるかも。って、何か飛鳥がヤバそうな顔してる?

「どしたの?せっかくの救世主だよ?」

「この、声、まさか…!」

「え?」

「高町教導官!」

え゛

「話も聞かずにいきなり連行はおかしいですよ!まずは安心させて、ちゃんと事情を聞いてからですよ?」

「ですが、少年達は此方を見るなりいきなり逃げたんですよ?話をする隙はありませんでした」

「それでも、落ち着かせる事はしてませんよね?相手はまだ子供なんですから」

どう考えてもあなたの所為で安心できません! と飛鳥が顔で語ってる

「ごめんね?怖い思いさせて。もう大丈夫だから、ちゃんとお話しよう?」

「「(OHANASHIだ…!)」」

にしてもどうするか…それらしい話作るにしても時間が足りないし、下手な事言ったら…死? 絶対事実は言えないしなぁ…

「あ、あの、僕達謎の穴に落ちてしまって、気付いたらここに…」

馬鹿正直に言いやがった!
それで通じるのか?

「なる程…次元渡航者だね…。ごめんね?一度私達の拠点に来てくれないかな?
色々と手続きとかあるし」

「あ、はい」

え?何かうまく行ってんのか?飛鳥が何かホッとした顔してるし…大丈夫なのかな?



あ、どうも神田 飛鳥です。
いや〜うまく行った。このまま次元渡航者ってことにしとけば、原作介入は仕方ないとして、定職に就けるかもしれない!

え?そんなこと?この御時世、職は大事ですよ?
この世界じゃ関係ない?あ、そうですか

「ちょっと飛鳥、大丈夫なの?そんなホイホイついて行って」

「そんな阿部さんみたいな…。
多分、現状一番ベストな選択だと思うよ。自分達がどんな形で転生させられたかも解るし。」

もしFの遺産みたいなのだったらスカリエッティに目を付けられるだろうしね
なのはさんの見た目からしてStrikerSだと思うし

「つまり、普通の人間…っていうか人間じゃない可能性もあるってこと?」

「否定は出来ない。ただ、可能性の問題」

そうこうしてる間に拠点に着いたようです。
案外近かったなぁ

「ここが拠点だよ。あ、手続きの前に、お名前と年齢を教えてくれるかな?」

げ、どうしよう!年齢解んねえ…orz
アオイは…あ、十歳で通すのね。アイコンタクトって便利〜

「神田飛鳥、十歳です」

「鳥夜アオイ、同じく十歳です」

「うん、解った。じゃあ少し待っててくれるかな?済ませてくるから」

「わかりました」

そう言うとなのはさんは通信室らしき場所に入っていった

『あの、すみませんマスター達?
そろそろ私達の名前を付けていただけませんか?』

『うむ、折角新しい役割を貰ったのだ、余の胸が踊るような名を付けてくれい』

ようするにカッケェ名前つけろと

どうするかな…?折角だからイスカンダル以外にしたいし…宝具名でいいかな?
気に入らないなら使わないだろうし

「じゃあ、ゴルディアス・ホイール。駄目かな?」

『ふむ、余の宝具名か…あいわかった。
これより余の名はゴルディアス・ホイールだ!よろしくなマスター。』

「じゃあ、騎士王さんはアヴァロンで良いかな?エクスカリバーは魔術で使いたいし」

『はい、わかりました。登録完了です』

わりと早く終わるもんだなぁ…

と、話していると通信室からなのはさんが凄い形相で出てきた

「飛鳥君、アオイちゃん…」

「は、はい(…。なんだろう…)」

「どうしたんですか?(すご〜く、嫌な予感)」

何故か嫌な汗が流れ始めた俺達に、なのはさんは、とてつもなく深刻な感じで言い放った

「これから、私が2人のお世話するから!」

「「はい?…はい!?」


――――――

どうも、駄堕惰ですm(_ _)m

今回は飛鳥&アオイ編ですね。次回まで続きます

飛鳥とアオイの名前ですが

(神田)〔飛鳥〕
〔イス(カ〕ンダ)ル
(鳥夜)アオイ
アル(トリア)+青系

と、何気にあんまりいじってません。
飛鳥に至ってはフルで引っ張ってきましたwww

飛鳥の一人称は、声に出すときは一応年齢に合わせるようにしてる感じです。
なので語りでは俺、セリフでは僕になってます

アオイは若干ヴィータが入った転生好きの少女ですね。何気にキャラが掴めない…

では、感想・アドバイス待ってますノシ

-6-
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