小説『数ページ 読みきりもの』
作者:下宮 夜新()

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もう少しでちゅうおう通りにつくまでの道でヤギさんがおなかをおさえてたおれていたよ


きいてみたらやっぱりおなかがいたいみたい


くすりを買いたくてもおなかいたくてうごけないし、おサイフもおとしちゃったらしいよ


だっちーはちゅうおう通りで買いものついでにサイフをさがしてあげることにした


ヤギさんがくるしそうだからいそいでちゅうおう通りに走った


いろんな人にサイフがおちてなかったかときいてみたよ


サイフの前にとりあえずアユを勝ってくれる人がいた


ケーキを買えるくらいのお金にはなったよ


だっちーはまだヤギさんのためにサイフを探す


テレビに出てたこの町のケーキ屋さんのケーキがさいごの一こだった


だっちーはまよったけどある決心をかためた


くるしんでいるヤギさんのところにだっちーはいそいでもどってきたよ

ヤギさんにおサイフは見つからなかったとあやまるだっちー、反対にだっちーはおれいを言われた


だっちーはポケットからおなかのくすりを出してヤギさんにあげる


ヤギさんに買いものの心ぱいをされちゃったよ


だっちーは大じょうぶとこたえた


おうちにかえったらねることにしたんだ


ケーキを食べるよりみんなのよろこぶかおをとったから

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