小説『数ページ 読みきりもの』
作者:下宮 夜新()

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 川にはクマのおじいさんがいた


だっちーはクマのおじいさんがカゼを引かないか心ぱいしたよ


クマのおじいさんのおまごさん、たん生日なんだって


クマのおじいさん、まごに魚を食べさせたくて魚を取ろうとしているみたいだね
朝から一日中がんばっていたみたい


クマのおじいさんがまた大きなクシャミをしたよ


まだあきらめないみたい


クマのおじいさんのようすをみてだっちーも手つだいたいと思った


でもだっちーははねる魚はとれるけど、およぐ魚はとりづらいんだ


だっちーはクマのおじいさんにもっていたお魚を一ぴきあげることにした


りっぱなアユだから本当にもらっていいのか、かくにんされちゃったね


だっちーはお魚いっぱいあるってウソついちゃった


二ひきから一ぴきへって一ぴきだけになっちゃったよ


ちゅうおう通り、うら通りって「かんばんやじるし」があったからちゅうおう通りまであと少しだ



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