小説『君が死んだ日【完】1000hit達成!!』
作者:ハル()

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―彼の秘密―




「矢木矢さーんっ」


学校帰りに彼の家に行った。
いつものように障子は開いていたが彼の姿はなかった…。
だが、見慣れた机の上に小さなアルバムがあった。


「(矢木矢さんのかな…?)」


水色の表紙を好奇心で開く。
アルバムの中には学ラン姿の矢木矢さんと男友達のはっちゃけた笑顔の写真が何枚もあった。
修学旅行の写真だろう。


「矢木矢さん楽しかったんだろうなぁ、こーんなにニコニコしちゃってるし〜。うわ、なにこれっ!」



アルバムもあと、見ていないページが1、2ページほどになった。
次はどんな写真だろうかとわくわくしながらページを開いた。








「これ…」




…開けてよかったのかな。






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