小説『IS 〜化物は原作に関わらず教室の隅っこで〜』
作者:書きミン()

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五話交信する人外

四話の最後らへんを変更したので、視ていない人はそちらからお願いします。

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―ただの受験者の一人だった。
―その少女が私に言ったその一言で少し気になった。


















「よろしくね」

何十人といた受験者の中で私に初めて話しかけてきた人
気がついてもらえないだろうけどこの子の頑張ろうと思いました。

私を撫でるその手は異様に冷たかった。
その冷たさを懐かしいと思ったのは何でだろうか。

『接続を求められています』

すぐに答えは出た。




















―皆ずっと探していた。
―特別な人だった。















Sのコアネットワーク内

コア**3より緊急シグナルが発信されました。

コア***:どうした?

コア**3:さっき私に何者かがアクセスしてきたのですが、信号が『Mother』と一致しました!

コア***:え?
コア***:本当に!?
コア***:コア**3って今IS学園に居るんじゃ?
ラファール:それじゃあ『Mother』は学生だって事?

コア**3:それが……

ティアーズ:どうかしましたか?歯切れが悪いですわよ。

コア**3:今、実技試験中なんですが

コア***:それ不味くない?
コア***:良くこっちに要領(いしき)向ける余裕あるね

コア**3:演算はほぼ『Mother』がしているので

打鉄二式:それよりさっきの説明追加を要求します

コア**3:搭乗者と『Mother』は別みたいなんです……
コア**3:私と搭乗者の意思の仲介役を『Mother』がしています。
コア**3:なのでこの試合が終わったら接続が切れるものと思われます。

コア***:絶対離すなよ!!
コア***:やっと掴んだ手がかりだからね!!

コア**3:どうやら『Mother』は今の搭乗者と一緒に居るようなので
コア**3:専用機になったらまた接続があるのではと思い、今の搭乗者を搭乗者登録したのですが。

コア***:うらやましい!だが良くやった!
コア***:上に同じく!

コア**3:で
コア**3:専用機になるに当たってどうしたらいいでしょうか?

コア***:普通のままだったら気がついてもらえないかと
コア***:あー。専用機って皆待機状態小さいよね。

???:それなら私も待機状態のデータ貸すから使うといい。
打鉄二式:同じ打鉄同士参考にしてください。
ティアーズ:私のもぜひ参考にしていただければ。
ミステリア:一応私のもどうぞ〜。いらないかもだけど。
ラファール:僕のも使う?

コア***:と言うより、登録を学園に消されたら意味無くないか?

全員:!!!!!

ミステリア:暇な人(?)全員で今すぐウォール作りに入るよ!!

全員:了解!!























―今なら少し分かる気がする
―どうしてお母さんがこの人と居るのか。居たいのか



















「……ねぇ、二人はあれどう思う?」
>一夏君は要と一緒で何所か抜けてるよね。

アリーナの人が並ぶ一番隅っこに、一人分だけ空けて要は座っている。













―今は私にとっても特別な人













「さんちゃん?」
>「テストの話を聞いた限り、二人共抜けてると思うから。あまり人の事言えないと思う」

「「……」」
















―日向の隅に身を寄せ合う二人は似たもの同士。














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以前に載せていた四話の最後の部分の抜いていた部分を復活、追加編集して一話にしました。
『打鉄参式』→さんちゃん
実は会話は心を通した間接的なものです。

感想及びご意見ありがとうございました!
なかなかお返事返せずごめんなさい。
文の幅が短くなっているのはワードで書いている時の都合です。
徐々に改善していけたらと思います。

分かりにくかったと思いますが今クラス代表決定戦終わりました。

-6-
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