「――これをもちまして上映を終了させていただきます。本日は誠にありがとうございました。お忘れ物のないようお帰り下さいますようお願いいたします。―――」
ん〜〜。
私は大きく伸びをした。
そしてふと隣に目をやる。
―――これは熟睡ですね。
私は、そうだっ!と思いつきおもむろにキリト君を頬へと手をやった。
――ツンツン
まだ起きないか・・・
――ツンツン
「んっ。」
二度目のツンツンでようやく隣の人物に動きがあった。
「ほら、キリト君。プラネタリウム終わったよ。起きて。」
そう言って私は彼をゆすり起こす。
―――「起きないと、もう一回キスしちゃうぞ・・・。」
彼の反応を待たずに、再び彼の頬へと唇を近づけるが・・・・。