小説『アスナの憂鬱』
作者:レノン()

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もう終わりに差し掛かろうとしたとき、隣から微かな寝息が聞こえてきた。

スゥ―スゥ―

「キリト君ってば、寝ちゃってるし・・・。ふふっ、今日のために色々頑張ってくれたんだよね。目の下にクマ出来てるし。隠したってバレバレだよぉ。」

そう言ってキリト君の頭を「よしよし」と撫でる。




キョロキョロ――――




誰も見てないよね・・・。









ちゅっ。





「ありがとう、キリト君・・・。」






そういうと何事もなかったかのように私は再び天井を見上げた。



顔が熱くて最後の方はよくは覚えてないけれど、アロマの香りと星空がとってもキレイだったことは

脳裏に焼き付いて離れなかった。



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