●ユニット
アマリ―リスや銀河連邦などの先進組織が所有する機動ロボットの総称。作業用と戦闘用、有人機は小型から大型、無人機は小型のみに分類される。
本作品は中型から大型しか出ていないが、小型は主に作業用や戦闘に関しては惑星内の地上用や空戦用に使用されるため、今回は使用されない。
使用される装甲材はそれぞれの勢力に異なり、アマリ―リス側はNPエネルギーを抽出するニュープラトンと高い柔軟性と光学攻撃を多少なら緩和する効果を持つ形状記憶金属『エボニクス』の複合材であり、防御力よりも各機体の合体変形を前提に使用。
銀河連邦ではニュープラトンと並大抵の攻撃を吸収する硬金属『メイガニウム』の複合材であり、防御面に秀でており、どちらも放射能は通さない構造を持つ。
エネルギー動力はアマリ―リス勢は全てNPエネルギー駆動であるが銀河連邦ではホルスのみ、一世代前のエネルギーであるプラズマエネルギーを使用している。
ちなみに原子力エネルギーは第三世代エネルギー。扱いにくさもあり、両勢力ではあまり使用されなくなった。但しグラストラ核エネルギーだけは第五世代以上の産物である。因みに『のび太の宇宙開拓史』に登場したガルタイトから抽出できる反重力エネルギーは第四世代エネルギーに相当する。
一応、脱出装置がついているものの、使い勝手が非常に悪い。
●各使用ユニット●
●アマリ―リス勢●
・スレイヴ
アマリーリスの人型宇宙戦闘用中型主力戦闘ユニット。
動力はNP炉心。大量に量産され宇宙戦闘の際、戦闘員がこれに乗り込む。武装があまり少ないのはツェディックとの合体時にベースとなる前提であるため。
全長=15.3m
重量=24.2t
・武装
対中型ユニット戦用エネルギーソード兼腕部レーザー砲
両手首に装備された標準光学武装。エネルギー供給は機体内のNP炉心に依存するため、出力の上げ具合で威力が左右される。レーザー砲と一定距離に放射を維持し、刀身として斬撃もできる。
エネルギー収束砲×2
両肩部に搭載されたエネルギー砲。各砲身は角度を調整でき、スレイヴの武装の中で最も威力の高い武装である。
両腰部多連装ミサイルポッド(取り外してあり、作中はでてこない)
スレイヴ唯一の実弾兵器。銀河連邦製のクイストの武装と同程度。
・ツェディック
アマリ―リス製汎用戦闘機。光子ミサイル、大型NPエネルギー砲が装備されていて射程距離、一撃の破壊力はスレイヴをも上回る。
しかし、その武装ゆえに後方支援攻撃向き。
スレイヴとの合体で真価を発揮する。
全長=15.6m
重量=34.2t
・武装
エネルギー機関砲
両主翼に搭載されたエネルギーを弾丸として撃つ武装。ぶっちゃけ牽制用。
2連装光子ミサイル発射管
2分割された前部に搭載された武装。威力、範囲諸々非常に強力であるが、その膨張範囲によっては味方を巻き込むために使用勝手が良いとはいえない。
大出力NPエネルギー収束砲
先ほどの二分割した胴体から放たれる強力なエネルギー砲。その威力はゼウシウスの装甲ですら一撃で貫けるほど。
・シルバリオン
スレイヴとツェディックが合体することで完成する中型戦闘ユニット。両者の武装をそれぞれ引き継ぎ、さらにNP炉心が二基、直列連結したことにより、従来の機体とは一線が画した機動性と各武装の威力を持つ。
コックピットが複座式となり、スレイヴに乗っていた者が機体の操作制御、ツェディックに乗っていた者が火器の制御を務めることになる。
それゆえ、各パイロットの技量で性能が左右されるため非常に癖のある機体である。
全長=15.2m
重量=58.4t
武装
(二機の武装全部)
炉心を二つ合わせたことにより、出力が数倍上がるようになった。
全砲門一斉発射
・シルバリオン・セルゲイザー
シルバリオンに兵装ユニット『セルゲイナス』を装着させた火力特化形態。
NP炉心が3基.小型NP炉心4基の計7基になり、大幅に武装追加したことにより機動力は若干落ちるが火力が大幅に向上、戦闘ユニットとしては破格の性能を持つ。
(新たに追加された武装、機能)
両腰部搭載高収束エネルギー速射砲×2
大型ドリル攻撃端末システム(レーザー誘導)×4
両主翼搭載30連装ミサイルポット
照射ビーム式エネルギー増幅システム
全武装連結式エネルギー収束反応砲×1
NPバリア・フィールド発生装置
■銀河連邦勢■
・ホルス
銀河連邦の汎用戦闘機。
プラズマ反応炉搭載により、爆発的な推進力を有する。ただしワープホールは形成出来ない。
NPエネルギーが抽出されてからは、すでに旧式の機体であるが、生産性が高く、性能的にもバランスがよいため今なおも使用され、グラナティキ級、ヴァールダイト級、ヴァルミリオン艦に配備されている。
全長=14.8m
総重量=18t
・武装
エネルギー機関砲2門
ツェディックの武装と同等だが、使用するエネルギーの関係上、こちらは威力がさらに下。
大口径プラズマ速射レーザー砲
胴体の底部に搭載された武装。出力の増減で高出力、連射に変えることができる。
・クイスト
連邦初のNPエネルギーを動力とした宇宙戦闘専用中型戦闘ユニット。
性能はスレイヴより少し劣り、各武装の威力は高いが突出した能力はない。
だが、様々なオプションや武装が換装でき、バリエーションが豊富である。
グラナティキ級、ヴァールダイト級及び、ヴァルミリオンに配備されている。
全長=15.1m
重量=25.5t
・武装
NPレーザーライフル×1
連邦製ユニット唯一のエネルギー銃。こちらも威力は機体の炉心の出力で左右され、マガジン部分はエネルギー供給線で背中部まで繋がれている。
腕部エネルギーソード×2
スレイヴと同等。
両腰部搭載多連装ミサイルポッド
両腰部に搭載された実弾兵器。
・クイスト(狙撃用)
大型スナイパーライフル
専用の狙撃武装。長射程、高出力により、敵の射程圏外から攻撃できる。
・クイスト(高機動型)
NPレーザー機銃×1
ライフルよりは威力は下がるが連射性が優れる。
腕部エネルギーソード×2
・クイスト(第26実特科中隊仕様)
45mmソリッド・メイガニウムライフル
装甲として用いられる硬金属『メイガニウム』を弾丸として発射するライフル銃であり電磁加速機構。一点射撃、三点射撃、連射撃モードに変えることが出来る。
ドリル擲弾×1
メイガニウムライフルに取り付けられた擲弾頭。弾頭がドリル状で発射と同時に回転する。
対象物に直撃するとドリルで内部に突入、停止して弾頭が起爆する仕組みとなっている。
メイガニウム・コンバットナイフ×1
第26実特科仕様クイストの唯一の接近武装。そのまま使用、及び、銃剣としてライフルのバレル先に取り付けることも可能。
クイスト(第82光特科小隊仕様)
大口径エネルギー収束キャノン
携行タイプの大型エネルギー砲。エネルギーは専用ジェネレータを使用するため、本体の動力炉の出力に左右されないがエネルギーチャージに時間がかかる。
フォージガン
携行タイプの分子破壊砲。主に戦艦の装甲を破壊する目的で使用される。
・ゼウシウス
銀河連邦の量産型大型宇宙戦闘用ユニット。銀河連邦が誇る火力と装甲に特化した機体。反面、機動力は非常に劣る。
グラナティキ級、ヴァールダイト級及び、ヴァルミリオンに配備されている。
全長=31.9m
総重量=110.5t
・武装
両肩搭載長射程NPエネルギー砲×2
スレイヴが装備している武装と同じだが、出力の関係でこちらの方が上である。
大型エネルギーソード兼腕部高出力レーザー砲×2
スレイヴと同様。威力がこちらが上。
両腰部搭載速射レーザー砲×2
両腰部の装備された2連装のレーザー砲。威力も高いが何より発射速度が高く、すぐに連射できる点で強力。
頭部搭載エネルギー機関砲4門
ツェディックやホルスと同様。砲門が4つに増えた以外は大して変わらない。
・イクスウェス
エミリア専用超機動型汎用戦闘機。設計は異なるがホルスの流れを汲む機体。
NP炉心とプラズマ反応炉からの二つの異なるエネルギーを融合した『ツインハイブリッド・ドライヴ』、増幅炉兼用にもなる『リアクターエンジン』の二つの新技術を搭載した機体。
ホルスを遥かに上回る加速力、最大速度、推進力を誇り、その際機体のかかる衝撃を緩和するようにNPエネルギーによる力場を発生させることができ、さらにそれがバリアとしての役目を持つ。ワープホールの形成が可能。しかし半分のパワーでさえ、あまりにもGがかかるためエミリア本人さえも最大まで上げたことは一度もない。
全長=15.5m
総重量=64.8t
・武装
2連装エネルギー機関砲
ツェディックとホルスと同様。
光子ミサイル発射管×1
こちらはツェディックと違い、一門しかないのが大きな違い。
大口径プラズマ収束レーザー砲×1
ホルスの武装と同じだがプラズマ増幅装置搭載により、威力は遥かにこちらが上である。
・アデリーン
サルビエス専用大型戦闘ユニットで第17攻撃部隊長機。
妖怪の九尾狐のようなフォルムを有する。同じ大型機であるゼウシウスとは違い、装甲を薄くしているために機動性に優れ、尚且つそれを補うためのNPエネルギーによるバリアも装備するため性能は非常に高い。
後腰部にある9つのしなやかな金属物質が武装であり、かつ弱点でもある。
アデリーンとはサルビエスの種族である『フォクシス』が古代より崇拝する守護神のことである。
全長=32.5m
重量=78.2t
・武装
高出力レーザー砲×9
九つの尾から展開する計9門のレーザー砲。
こちらは機体を撃ち抜く意味合いが強いため、出力次第で貫通も可能。
有線式レーザー砲×9
このレーザー砲はエネルギー供給線を伸ばすことにより、線の範囲内ならば多角方向のオールレンジ攻撃を行うことができ、多種多様の戦法ができる強力な武装。
NPバリア発生装置
・エンリケ
コモドス専用宇宙戦専用中型戦闘ユニット。
アデリーンを護衛に開発された兄弟機。フォルムはゴリラそのものであり、白兵戦特化である。
武装は拳のみであるがブースター推進で放てることでき、自動操縦で自分の所に戻ってくる仕様である。
アデリーンと同じくNPバリアを装備し、ゼウシウスと同じ特殊装甲を使用しているため、強固な防御力を持つ。
本作品中、唯一ロケットパンチが放てる機体である。
全長=13.6m
重量=25.8t
・武装
射出式ナックル×2
ブースター推進で発射する拳。いわゆるロケットパンチ。威力は装甲を陥没させることが出来る程度。
NPバリア発生装置
・ルーベルジュ
クーリッジ専用中型戦闘ユニット。光学兵器だけを搭載した機体で光特科小隊を象徴する機体。可変式機構を持ち、変形時は巨大な砲台となる。
全長=15.5m
重量=30.4t
エネルギー機関砲
NPレーザーライフル×2
クイストと同等の物。ライフルは2丁とも専用エネルギーカートリッジを利用する。
両腕部NPエネルギーハンドガン(有線式)
威力よりも連射性に優れた光学兵器。両手首に装備されており、有線であるがこれ自体を射出することができる。
機体可変式大型エネルギー砲
機体を変形させること移行するルーベルジュ最大の武装。巨大な砲身へと化し、そこから放たれる光弾はかなり強力である。
・エルファイスマンガリー
メレウル専用大型戦闘ユニット。
光学兵器や近接近武装を一切装備せず、なんと多種の実弾ミサイル兵器だけで固めた実特科部隊を象徴する機体。
ゆえ後方支援攻撃向きであるが、グラストラ核殲滅ミサイルを搭載しているため総合火力だけならゼウシウスどころか戦闘ユニット全般をも遥かに上回る。
しかしバリアは装備されておらず、耐久性もゼウシウスより少し劣る。実弾ミサイルのみなので常に補給が必要。
戦闘ユニットと言うより、機動ミサイル砲台の意味合いが強い。
全長=30.2m
重量=158.6t
・武装
牽制用小型ミサイル機関砲
頭部に搭載された連射タイプの小型ミサイル砲。爆発で弾幕を張ることができ、対人戦で有効。
グラストラ核殲滅ミサイル発射管×2
両肩に装備された2体のグラストラ核弾頭ミサイルと発射管で、いわゆる戦略核弾頭ミサイルである。
本機及び、連邦勢ユニットの武装の中で最強の威力、爆発範囲を持つが、高密度の放射能、その性能ゆえ使用は限られる。
250mmミサイル・アームガン×2
両手首部に搭載されたミサイル砲。
ターゲットロックした対象物を追尾するホーミング機能付き。連射も可能で対戦闘ユニット戦用。
4連装大型ミサイル発射筒。
両腰部に搭載された大型のミサイル。
ゼウシウスですら一撃で沈めるほどの威力を持つ。無線誘導が可能。
全装甲内部搭載全方位小型ミサイル×250
本機の全装甲内に内蔵された大量の小型ミサイル。広範囲殲滅用だが、単発で放つことも可能。
・サーペイザー
ムーリア専用補給兼後方支援戦闘機。
惑星内ではホバリングなどの無音で超低空飛行が可能。
耐久性はホルスと同程度であるが武装が豊富。常に弾薬補給が必須であるエルファイスマンガリーの支援用として開発された兄弟機。
動力はホルスと同じプラズマエネルギー。
全長=14.5m
重量=58.2t
・武装
エネルギー機関砲×2
ホルスが装備している物と同等。
2連装大型ミサイル
胴体の両側面に装備されたエルファイスマンガリーと同等の物。補給用だが攻撃も出来る。
小型ミサイル連射砲×1
胴体の底部に装備された連射タイプのミサイル砲。本機の主力武装である。
グラストラ核殲滅ミサイル×1
エルファイスマンガリーの補給用だが攻撃用としても使用可。
・リヒテラ、リテレメ
銀河連邦が開発した試作型無人重戦闘機。
全長10km以上という、もはや要塞とも言える程の規格外の全長を持つ。
それに見合う超火力と全てのエネルギー、衝撃を吸収しさらに強力にする試作装甲『リベージュダース』を使用されているため、全く死角のない高性能を誇る。
全長=11.5km
全高=680m
・武装
大型NPエネルギー副砲×35
破壊力よりも連射性にすぐれた兵器であるが従来の戦闘ユニットなら一撃で大破するほどの威力を持つ。
大出力NPエネルギー主砲×15
連射性よりも威力に特化している。
対戦闘ユニット用大型ミサイル発射菅×50
底部に装備された実弾兵器。戦闘ユニット全般を大破させる程の威力を持つ。ホーミング機能あり。
全方位大型光子ミサイル発射菅×500
二機の武装で最大の威力、且つ攻撃範囲をもつ兵器。