「ん?あぁ、ちょっとコードネームGが部屋に現われてさ……」
さて、これからの会話をどうしようか?
ようし、ならばここはエロゲで得た知識を使ってなんとかシェパードの高感度をあげてみよう、誘導しやすくなるかも知れないぞ。
「え、ほんとに?あんた部屋ちゃんと掃除してんの?私がしてあげるわよ」
「あぁまあそれもいいけどとりあえずちょっとシェパードとお話したいなって、えへへ」
しまった、何で俺はエロゲのヒロインみたいな口調になってんだ?
これじゃあ攻略される側なわけでアドバンテージを取る事が出来ない。
シェパードは首をかしげると何やらジト目で俺を凝視する。
「……あんたなんか変。何か隠してる?」
「No,no,noそんな事無いよ、今日のシェパードは可愛いな〜って思っただけだよ(棒)」
「ちょっとなんでそこだけ棒読みなのよ、ねぇ。やっぱりおかしい、そこをどきなさいよ」
ああクソ、可愛いって言っときゃどうにかなるって2ちゃんに書いてあったのに!!!
どうやらもう後は無いらしい、こうなりゃ実力行使だ、やぁってやるぜ!
俺はにたりと笑みを作ると、とあるワードを口に出す。
「ホイホイ」
「チャーハン……はっ!?私何を……」
こいつにはひた隠ししなきゃならないとある弱みが存在する。
それはこいつが腐女子でショタコンだという事だ。
そう、こいつ人の事ロリコンロリコン言っときながらホモリアルガイ、そしてちっちゃな男の子が大好きなHENNTAIさんなのだ。
だからこうして俺が特定のことわざならぬホモわざを言おうとすれば本能が反応してしまう、そんな奴なのだ。