小説『ロリコン勇者のファンタジー』
作者:Ciel(Eエブリスタ、ふらん(Ciel)のページ)

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

「それでシェパード将軍、今日は何を壊すんで?」

「何が将軍よ、わざわざ私は掃除に来てやったのよ」

うっわ今からエロゲーすんのに掃除とか……隠してあるパッケージが見つかったりでもしたら44マグナムで不意打ちされて火だるまにされちまうぞ。


「えぇいいよ今日は……やることあるし」

しかしこいつはこんな事で食い下がるようなBBAじゃない、あからさまな拒否を見た途端に俺にグイッと詰め寄って不機嫌そうな顔を近づける。


クソ、黙ってりゃあ馬鹿みたいに可愛いのに……あとその慎ましい胸も。



あ、おっきしちゃう。


「あんた、この私が直々に掃除してあげるって言ってんのよ!ありがたいとかおもわないわけ!?」

「えぇ、まったく」


刹那、凄まじい殺気をもろに浴びる……これじゃあナイフを投げられるのは俺じゃなイカ。

しかし、よく考えてみたらこいつもこの暑い中わざわざ来てくれてんだよな……あぁもう、これ断るのは男としてどうなんだよ!


「……わぁーったよ、じゃあ頼もうかな、この可愛いメイドさんに」

可愛い(笑)だけどな!本当は怖いだけどな!!!


が、俺の冗談になぜか顔を赤らめるシェパード。


「かかか可愛いって……バ、バッカじゃないの!!!」

ゴッ!!!

「フォカヌプゥ!!?」

直後に顔面目掛けてストレートなんて誰が想像すると思う?


こいつ鬼畜すぎだろ……

-9-
Copyright ©Ciel All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える