小説『神のミスでONE PIECEに転生させられた男』
作者:八咫()

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『フィオナ海賊団と超新星』








「というかアスラ」

「あ?」

一行はシャボンディ諸島をオーガ―以外も視界に捉えていた。

アスラからコーティング職人を探すと言われた時ファーゴがふと疑問に思った。

「このまま上から行けば新世界に行けるだろ?」

「いや、魚人島行きたいし」

『……』

というわけで一行は職人を探すことになった。

「あーそうだお前ら先に行っておく」

『?』

「シャボンディ諸島でもし誰かが困ってたら助けてやれ、あと海軍とか他の海賊とか

邪魔だったら潰していいから」

『了解』

マクシムはコーティング職人が集まるエリアに停泊、防犯としてアスラが作ったエレ

キダイヤルを網状に展開する。

「じゃお前らは好きにしていいぞ、俺は職人を探しに行ってくる」

一同は自由な時間が与えられた。

「あーそうだった。お前ら!」

アスラが声を上げて呼び止める。

「世界貴族が相手でも気にするな。ここで海軍とドンパチしてもいい。俺が許可しよ

う」

世界貴族がなんなのか知っているビビとドルトン、カクとカリファは他の者たちに説

明する。

『了解』

全員頷きバラバラに動き出す。

「ん? カリファは行かないのか?」

「私は秘書ですので」

「あー気にしなくていいのに」

「いえ、構いません」

「……まぁいいけど、じゃあ行こうか」

「はい」

アスラとカリファはそのまま無法地帯十三番グローブへと向かった。





「うーすシャッキーさん、レイリーさんいるかい?」

「あら、アスラちゃん、久しぶりね」

「十年以上あってないしね」

「出会ったのも衝撃的だったし」

「はは、で? レイリーさんはまたいないの?」

「ええ、どこかで女でも作ってるんじゃないかしら」

「しょうがない。帰って来るまで待つかな、もしくは探すか……」

「でしたらアスラさん全員に動いてもらっては?」

「連絡手段がないぞ」

「こういうことがあるかもしれないと思い、全員にでんでんむしを」

「いつの間に……前にでんでんむし改造はこのためか、さすがだな」

「恐れ入ります」

「ふふ、良い仲間ね」

「ああ、面白い」

カリファはでんでんむしで全員に職人のことを通達、シャッキーから特徴を教えても

らい、全員にフリーな時間を与えつつ、探してもらうことに。

「アスラちゃんはどうするの?」

「そうだな、人攫い屋でも潰すかな、丁度別のところを縄張りにしていたトビウオラ

イダーズから情報を得たし」

アスラたちはここに来るまでに、人攫い屋をいくつか潰していた。そのときアスラが

個人的に気に入ったのがトビウオライダーズだった。

彼らを傘下に加えると言う形で情報を貰っていた。

「では他の方たちにも?」

「いや、これは俺たちだけでいいだろ、海軍がウロウロしてるし」

「そうね、でも大丈夫よ」

「え?」

「どこかの海賊団のせいで海軍は人員が減っているから」

「ほー誰のせいだ?」

「変わった方がいるのですね」

笑いながらアスラとカリファはとぼけている。

「ふふ、まぁ楽しんでね」

「おう」

「失礼します」

アスラとカリファは店を出て人攫い屋の集まる地域に向かった。





「さて、どうする?」

「どうするったってな、まずこの周りの奴らをどうにかしないとな」

「これも運命」

ファーゴとカポーティ、オーガ―は現在賞金稼ぎたちに囲まれていた。

無法地帯でもないのに囲むと言うことは欲に目がくらんでいるということである。

「それにしてもカポーティ、なんだそれ」

「ここじゃ魚人は嫌われてる。誤魔化さなきゃな」

「くだらぬことだそのようなことがあれば我々は容赦しない」

オーガ―は銃を構えながらそう言った。

「お前らがそう言う奴らで嬉しいよ」

「さて、片付けるか」





「ふむ、なるほどの」

カクはコーティング技術を学ぼうとさほどマクシムから離れていなかった。

「兄ちゃん、地元の人じゃないね」

「わしはとある海賊の船大工をしておる」

「なるほどじゃあ職人を探しているのかい?」

「そう言うことになるが、わし自身興味があっての」

「はは、いいね。好きなだけ見ていいぜ」

「感謝する。ところで白髪の老人を見なかったか? 眼鏡をかけて長いひげの」

「んー見てないな」

「そうか」





その後も他の面々は探していたが、見つからず夜になって全員船に戻って来た。

「さて、どうするかな」

「他の職人に頼んだらどうじゃ?」

「んーできれば信頼できる人にやってもらいたかったんだがな、まぁ明日見つからな

かったらそうしようか」




翌日


「探すのは1番から29番のどこかだ。気長にいこう」

バラバラに散らばって探すことにした。


そしてその頃ルフィたちも上陸していた。船にはたこ焼き屋を営んでいるハチとケイ

ミーそしてパッパグがいた。

ナミとハチは過去に会っているが、あまりにも出会ってから消えるまでの時間が短す

ぎた故互いに思い出すのに時間が掛かっていた。

そこまで風化していた為、気にするようなことはなく。素直にたこ焼きをご相伴して

いた。

そしてハチが魚人島に行くならばと案内を買って出てくれたのだ。


「店内のどこかにいるかもしれないな」

「見てみよう」

ドルトンとリューマは店内を見ながら捜索していた。

が、そこへ突然爆発が起きた。

「ぬう!」

ドルトンは回避したが、今だ紙絵などが不十分なリューマは爆発を受けてしまった。

「大丈夫かリューマ!」

「ちっ、傷ついた……」

「ケンカは壁の向こうまでお預けにしようぜ」

「だったら見てんじゃねぇよ胸糞わりい」

爆発した壁から出てきたのは、スクラッチメン・アプーとユースタス・キッドで、一

発触発と言ったところだった。

「ああ、胸糞悪い、貴様らの血を貰うとしよう」

『!!』

アプーとキッドは剣気を放つリューマは見る。

「リューマ、今はそんなことをしている場合ではないだろ」

「知らん、無法地帯なんだろここは、なら知ったことではない」

「闘牛と一緒にいるってことはフィオナ海賊団のモンか」

「だが、額がねぇな雑魚か」

アプーの言葉に切れたドルトンは能力を使っていた。

「……リューマ、気が変わった。私も手伝おう」

「行くとしよう」

鞘(コウモリの集合体)を分裂させ刀を出現させる。

「やろうってか、面白れぇ」

「オラッチに喧嘩を挑むってか?」

『ああ』


レストラン


「おい! おかわりはまだか!」

「今作ってるそうで」

「なくなるじゃねぇか! ピザおかわり!」

「はい」

「あん?」

「せ、船長! こいつ」

「私の料理を上げるから少し静かにしてくれないかしら? ジェリー・ボニー」

「ああ、なんでアタシがお前の言うことを聞かなきゃならねんだ?」

「船長! こいつフォオナ海賊団の武器姫ですよ」

「はっ、なんだそういうことか、なら料理が来るまで少し遊ぼうぜ!」

ビビ、カルー、ポーラ、リモーネは昼食を取ろうと立ち寄ったレストランで妙なこと

に巻き込まれたようだった。

「ちっ、うるさい奴らだ。だれか黙らせて来い」

「しかしファーザー」

「そうよおじさん、自分じゃ何もできないからって部下にやらせるのは良くないわ」

「串刺し!?」

部下を並べているカポネ・ギャング・ベッジに近寄ったのはポーラであった。

「おい、貴様なに様だ?」

「少なくてもあなたより額が上の海賊だけど?」

彼女たちはいちいち戦いに巻き込まれないよう他の者たちをけん制してた。

「こいつ俺の服に!」

「キャハハ、堂々と歩いてるあんたが悪いのよ」

「な、浮き石!?」

「なんもしないでしょうけど一応ね、ビビがへんな気づかいするから」

「今日は殺生すると運気が下がる」

「ならいいけど、私たちの邪魔はしないでね」





「おい、ゲダツ! どう考えてもここは無法地帯じゃないぞ」

「いやここにいるはずだ」

「本当かよ」

「はぁ……」

「これも導きだ」

ファーゴとオーガ―、カポーティは最初っから変な方向へ行くゲダツを追いかけてい

た。

そして騒ぎと遭遇した。

「なんだ?」

「だれか、助けてくれ! 頼む」

「奴隷が逃げ出したぞ! かかわるな!」

「頼むよ、だれか、助けてくれ! この首輪を外したいだけなんだ!」

「お困りのようだな」

「あの首輪……爆弾が着けられている」

オーガーの見立てで爆弾がついていることが分かると、ファーゴが近づく。

「おい、暴れんな、今はずしてやる」

「ほ、ほんとか!?」

「ああ」

それを見た周りの者はざわつきだす。

「おい、正気か!?」

「爆死のファーゴ、フィオナ海賊団の一味」

「イカれてるぞ!」

首輪から音が鳴り始める。

「ひっ!」

「落ち着け、少し痛いぞ、我慢しろ」

ファーゴは指一本を首輪に当てる。

「ふっ!」

小規模な爆発が発生し、それに誘爆して首輪は爆発を起こさなかった。代わりに首輪

が外れただけだった。

「あ、ありがてぇ、助かった!!」

「気にするな。船長命令だ」

「今のどうやったんだ? ファーゴ」

「爆弾人間の真骨頂とだけ言っておこう」

「?」

カポーティは疑問を浮かべるばかりだが、それでは終わらなかった。

「お父様、奴隷が逃げたアマス」

「人間が逆らうのかえ」

「……あれが世界貴族か」

「ああ、大将を呼べるらしい」

「あ、あんたたち、逃げた方がいい!」

ファーゴが助けた男は震えている。

「逃げる? なんでそんなことしなくちゃならない」

「出会ったのは運がいい、ここで始末しよう」

「なっ!? やめろって! 死んじまうぞ!!」

「フィオナ海賊団船長がやったんだ。俺たちも船長についていくにはこれくらいしな

いとな」

「人間が、天竜人の前に――」

「足爆」

「ぐへ!」

「お父様! おのれ!」

女が銃を構えるが、それよりも早くオーガ―が銃を発砲し、女の銃を落とす。

「ふん!」

接近したカポーティが吹き飛ばす。

「あ、あんたら……正気か!?」

「ああ、至って正気だ」

「アスラの船に乗った時からの運命だろう」

「これで海軍が来るんだろ? いっちょトレーニングの成果を出したいもんだね」

「おい、ゲダツは?」

「見当たらんな」

「んな、マジか」


数分前


「だらしねぇ、とてもじゃないが新世界で生きていけねぇ」

「見つけたぞ」

「ん? おめぇ、あの時の」

「ケリをつけよう」

「わいに挑むとはな」

ゲダツは戦桃丸を探しており、ようやく発見したのだ。




「ヤハハ、面白い、ヒューマンショップか、胸糞悪い、潰しておくか」

一人で探していたエネルは一番グローブにてヒューマンショップを発見し、唐突に破

壊しようとする。

「ん? 捕まった奴がいるのか、仕方がない」

月に一度行われるイベントである為、早い段階で入れられている者もいる。

エネルは裏口を発見し堂々と入ろうとする。

「おい! ここはかんけ――」

「放電」

「がは……」



「みなどこに行ったのかの……」

一人で歩いていたカクは目の前を横切る医者たちを見ていた。

そこへタイミングが悪いことに天竜人がいた。

「なぜ横切るんだえ、人間のくせに」

「も、もうしわけありません! しかし一大事で」

「ん〜それはいかんえ楽にしてやる」

天竜人の男は銃を向ける。

「嵐脚」

「ぎゃああ!」

「むう、しまったついやってしまった」

「あいつ……やりやがった!」

「見ろ、あのマークフィオナ海賊団だ!」

「イカれてるぞ!」

アスラたちはそれぞれどこかにシンボルをタトゥーとして入れるか、シンボルの書か

れた布を見せるように付けるかのどちらかを採用している。

「さて、まずいことになった」




「パワーボム!」

「ぐあ!」

「キッドの頭!」

「ちれ」

「ぬあ!」

「アプー!!」

当初はドルトンがアプー、リューマがキッドだったが、能力的に不利なのと、今だ長

い刀の扱いに慣れていないリューマの為に交換していた。そして現在ここに来るまで

に億越えの首となった者たちだが、彼らの前では撃沈した。

「強い、これがフィオナ海賊団」

「化け物集団かよ」

「三億越えの首でもダメなのか」

「ふう、ようやく馴染んだとうところか」

「剛剣のお前では扱いづらいか?」

「そうだな、だが、これを使いこなせれば俺は強くなれる」

「ふふ、そうだな」




「アスラさん、ご報告が」

「ん?」

「どうやらファーゴとカクがそれぞれ違う場所で天竜人を攻撃してしまいどうすれば

いいか尋ねてきています」

「そりゃ、ここで海軍とドンパチだろ」

「了解しました」

アスラとカリファは現在キラー、ウルージ、ドレークの三人を相手にトレーニングを

していた。

「まぁこんなもんか、ああ、海軍来るみたいだから逃げろよ」

「がは……」

「ぬう」

「くっ……」

三人はボロボロになって倒れていた。

「十二億は伊達じゃねぇ……」

「ルーキーたちがいとも簡単に」

「いい見世物だったぞ魔槍屋」

「ん? トラファルガー・ローか、早く逃げた方がいいぞ、うちの仲間が派手にやっ

たみたいだしな」

「その様だな。じゃあな」




「ヤハハ、まさかこんなところで会えるとは」

「すまんかったの、金に困っておっての、しかし、やはりオーナーがいないと金も不

況下の」

「オーナー?」

「知らんのか? ここのオーナーはお主のところの船長に殺されたんじゃぞ」

「そうか、まぁかんに触ることをしたんだろ」



自体は刻々と動き出す。


<あとがき>

なんか酷いですけど、勘弁を。

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