小説『ペルソナ4・ザ・ゴールデン 平和を望んだ異端者』
作者:イザナギ()

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第四話 何事も無く?

学校、それは生徒たちが行く、壮大な戦いの場所である。
すまん、ネタが入った。

モロキンの授業などを受けてると疲れる。
眠いときは寝るけどそれ以外はまじめに受けるようにしてるし。

里中に肉誘われたから行くことにした。花村、敵意のまなざしでこっちを見るな。
俺のことが気に入らないのと金がないのは分かったから。

「ていうかえ? マジで全員おごる流れ?」
「……金が足りないなら半分だしてもいいぞ? 貸しひとつでな」
「すまん、頼むわ」

などというやり取りがあった。天城は旅館の仕事でこれない、などという会話もあったが、省かさせてもらおう。メタ発言だが、作者にそんな技量は無い。


ジュネスのフードコート。
流石に俺が半分出しても厳しいらしく、ビフテキはないがここになった。
二人がちょっと言い争っているが気にしない方向で。

「鳴上が不思議そうな顔してるぞー」
「あーえと、お前には言ってなかったよな。俺も、都会から引っ越してきたんだよ。半年ぐらい前。親父がが、新しく出来たココの店長になることになってさ。んで、家族で来たってわけ。んじゃこれ、歓迎の印ってことで」

そういってジュースを飲みつつ、他愛無い話で盛り上がった。

「あ、小西先輩だ。わり、ちょっと」

そういって立ち上がっていった。

「あの人は誰だ?」
「小西早紀先輩。家は商店街の酒屋さん。けど、ここで働いてるんだっけ」

花村と小西先輩と話していた。かと思ったらこっちにきた。

「悪い、ちょっと」

俺は立ち上がって離れる。
あんま小西先輩とは仲良くないし、な。

ん、仕事に戻ったな。
ゆっくり戻る。

「弟扱いが不満ってこと?……ふーん、分かった、やっぱそーいうことネ。地元の老舗酒屋の娘と、デパート店長の息子。……燃え上がる禁断の恋、的な」
「聞いてて恥ずかしいぞ、里中」
「うわっ!」
「まぁ的を射ている気はするが」
「バッ……! アホか、そんなんじゃねーよ」

恥ずかしがってるのは図星って言ってる様なものだぞー。
言わないがな。

「そうだ……悩める花村に、イイコト教えてあげる。マヨナカテレビって知ってる?雨の夜午前0時に消えてるテレビを一人で見るんだって。で、画面に映る自分の顔を見つめてると、別の人間がそこに映ってる……ってやつ。それ、運命の相手なんだってよ」
「なんだそりゃ? 何言い出すかと思えば。お前、よくそんな幼稚なネタでいちいち盛り上がれるな」
「幼稚かは知らんが、正直どうでも良いな」

運命ってのは決まるもんじゃなく決めるもんだ、と勝手に思ってるからな。

「よ、幼稚って言った? 信じてないんでしょ!?」
「そりゃ信じないって、普通」
「だったらさ、ちょうど今晩雨だし、みんなでやってみようよ!」
「やってみようって、オメ、自分も見た事ねぇのかよ! 久しぶりにアホくさい話を聞いたぞ」
「俺はやらんぞ、興味ない。今のところはな」
「それより、昨日のあれってやっぱり殺人なのかね? 実はその辺に犯人とか居たりしてな……ひひひ」
「笑い方が怖いぞ。もっと普通にしろ」
「そういうの面白がんなっての。幼稚はどっちだよ……。とにかく、今晩ちゃんと試してみてよね」
「俺0時まで起きれないから無理」

早寝早起きを心がけているんでな。というか夜更かしなんてしたら、母さんが鬼になったし。

「じゃあな、そろそろ時間だから、帰らせてもらう」

そして帰った。代金は花村もち。
こういうのもいいな、と思った一日だった。

後書き
感想まってます。また、アドバイスなどもまってます。

-5-
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