小説『戦争国家』
作者:ゲスと()

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”……ッガガガガガガガガガガガ”
”バンッ、ガチャン”

俺は立っていた、ここがどこだか分からない、ただ立っている事だけが分かる、何もないそれだけだ。

「おいっ!!なに止まってんだ!!死ぬ気っ…」
”ドサッ”

何だ今のは、さっきのは俺に話しかけていたのか、なんでこいつは急に倒れたんだ?

…そうか撃たれたのか、そりゃそうだ、この戦場のど真ん中でボーっと突っ立ってたら撃たれるだろうな

…?、戦場?

「マズイっ!!!」
”ドスドスッ”

間一髪だった!、もう少しで俺も死ぬところだった!!

「おい!糞ガキ!!どうした!?小便でもちびったか!!ハッハッハッハ!!」

誰だこの焦げ目のついたジジイは。

「黙れ、糞ジジイ、さっさと殉職しろ」

あぁ、だんだん意識がはっきりしてきた、今の状況も思い出してきたぞ。

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