小説『苦苦』
作者:たまちゃん(たまちゃんの日常サタン事)

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

20歳の頃、上京してきました。。。






千葉に友人が住んでいましてね。


友人といっても、


小学生だった頃2?3回遊んだ程度ですがw




どっちかというと、友人の友人ですね。



「おい、東京行くから…空港まで迎えに来て!」




「あっそう、わかった!」






てな感じで、空港に着きまして…










はた。。。






と気が付いたんです。








『何だ、この人の多さは?』




こっから友人を探すなんて…




ウォーリーを探せ!なんてレベルじゃねぇぞっ!



(関係ないけど…ウォーリーを探せって【心配事を探せ!】って意味だよねw)








当時、携帯電話なんてないですからね。。。


とりあえず千葉の友人宅に電話したんです。








「はい。。。」




女性が出まして…




「あれ?Sぎもと君のお宅じゃないですか?」


「そうですけど…ああ、たまちゃんですか?」








「あ、はい。。。」


「話は、聞いてますよ♪」








「そうですか、良かった♪Sぎもと君、何時くらいに出ました?」




「寝てますよ。。。」










「えっ?」


「ぐっすりとwww」








「あのぅ…あっしの話を聞いてたんですよね?」


「ええ、今日、こっちに出てこられるとか。。。」








「はい、実は…もう来ているんです!」


「あらまぁwww」








「いや…迎えに来てくれるはずなんですが。。。」


「ええ、聞いてますよwww」








「聞いてたのかよっ?」


「えっ?」








「じゃ、起こしてくださいよっ!」


「あ?!起こすパターンのヤツ?」








「他にどのパターンがあんねんっ?」


「ねぇ?電話ぁ?ねぇ?起きてぇ?!」








「………」












「ねぇ?ってばぁ?電話ぁ?!」


「…何だよ…誰だよ??」


「たまちゃんだって…」


「…あれ?今、何時?」


「もう夕方だけど…」


「やっべ。。。忘れてた!いないって言って!」


「駄目よぅ?!寝てるって言ったも?ん…」


「え??じゃあ、寝てたのは猫でしたって、言えば良いじゃん?!」


「そんな事いえないわよ?ふふふ。。。」


「それより…な、いいだろ?」


「らめぇ?!あっ…いやんっ…ちょwww電話、行ってくる。。。」


「ああ…早くな!」


「もしもし…たまちゃん?」








「…はい?」


「寝てたのは猫…」








「嘘つけっ!全部、丸聞こえなんじゃっ!」


「きゃああああああ!」








「どうした?A子!もしもし…貴様、誰だ?」


「おまwwwそりゃ、なんの小芝居だよっ!」








「実は…先に謝っておかなければならない。。。」


「ああ…寝坊か?いいから、これから迎えに…」








「明日、行く!」








「はぁ?」








「明日、朝一で迎えにいくからっ!めんごめんごっwww」


「いやいやいや…ちょwwwぉまwww」








がちゃん






つーつーつー








































うっそ????ん?


























なぜ。。。


なにゆえ。。。


上京した初日に…


野宿(空港内だが…)しなければならないのか。。。






かぁちゃん。。。


都会は、おっかねぇな。。。



-2-
Copyright ©たまちゃん All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える