小説『苦苦』
作者:たまちゃん(たまちゃんの日常サタン事)

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私、生まれは東京なんですが…



すぐ、鹿児島に行きまして…



高校卒業まで暮らして。。。









そして東京へ初上陸した場所は…


新宿でした!



ところが…


駅から出れない。。。








ホームに着いて、階段おりて…



階段昇ったら、またホーム。。。






「何だ…と…?」






鹿児島あたりでは、ホーム出たらすぐ改札なので…


なにかこう、奇妙な世界に迷い込んだようなwww


で、やっと改札でたと思ったら…迷路のような地下街。。。


案内板に【○○町方面こちら⇒】って、書いてあるけど…


東京、来たばっかりで…○○町なんか、知るか?!ヴォケ???!


結局、東京に慣れたら…案内板とか見ないし。。。


あれは、誰の為の案内板なんだか???








もちろん、右も左も分かりませんからね…


どうやら、同じ場所をぐるぐる周っていたんですねwww








「私は、ムジナに化かされているのか?」



と、本気で思いましたよwww








なんと…


新宿駅から、外に出るまで有した時間…2時間(プライスレス)www


言うてるばあいかっ!








まぁでも…出た場所が、アルタ前だった時の感動。。。



頭の中が、うきうきウォッチン♪


それから、何の用もないのに…都庁まで行ってwww


あの辺のビルの建ち方は、都会ですねwwwいや本当!


ま、そんな感じで、あちこちそちこち見てたら…










いつの間にか夕方ですよ。。。






はた。。。

と気が付いたんです。








『仕事探すの…忘れてた!』






そんで、アルバイトニュース(無料)見て…


電話したんですけどね。。。








「3日後に面接きてください。。。」


だの…


「履歴書を、郵送してください。。。」


だの…


お前ら、ええかげんにせぇよ的なのばっかりでwww


夜になっちゃったんですね。。。


まさか…




『都会で2度目の、野宿か?』




と思って、追い詰められていたんです。


だから…


禁断の【夜のバイト】コーナーに、電話してしまったんです。。。




正直、水商売に対して【怖い】というイメージだったんですが…


面接官は、ものすごく愛想が良いんです。


にっこにこしてるんですよ。。。




『ああ…都会の中にも、こんなオアシス的な店もあるんだなぁ。。。』




と思って…




「頑張りますっ!」




って、言ったんです。。。




「おお、そうか?いつから出来る?」


「今日から、やらせてくださいっ!」




即決でした。。。






そして…


営業が、始まったとたん。。。


ドンガッズンダッボンガッゴンガッ



耳をつんざく音量で、ユーロビートです♪







「さぁ、本日もご指名ご来店頂きまして

まことにありがと???ございま???す♪」


「い????????????らっしゃっせ??????!」


「ワンビア、サンキュー!」


「た?????だいま?????!」



「さジャンジャンバリバリとまいりましょうか?

あけみさん3番シートがんばって?♪」








そして目の前で、くり広げられた光景。。。


女の子が…(ピー)を(ピー)しながら


(ピー)で(ピーーーーーー)やかましいわっ!


詳しく書けないwww申し訳ないwww






要するに【風俗】である。。。


オープン制のピンクサロンであるwww



うっそ????ん?








なぜ。。。


なにゆえ。。。






東京での初仕事が…


カタギじゃないのか。。。









かぁちゃん。。。


都会は、おっかねぇな。。。



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