小説『ボーッとしていたら、過去に戻ってしまいました。』
作者:氷菓()

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何分か経って親友の魅香がやってくる。
魅香は、可愛くて男女伴わず人気殺到、
今では、有名雑誌の読者モデルまで務めている。

゛私もそんな生活がしたい゛

などと考えてしまう。

「ねーちょ彩矢、昨日のさ〜zin見てたら、クリぼっちが多発だってさ。
 もう、彩矢は彼氏居ていいよねー!
 私なんか二次元に囚われてる。てか囚われたい〜」
と魅香は、私の肩を両手で掴み、グラグラと揺らす。
「別にクリぼっちでも、クリ墓地でもなんでもいいけど.....................
 てか、痛い」
そう言うと彼女は、手を離しガハハと品のない笑い方をしながら、
「めんご、今は、麺午後なんちって。私天才じゃね?」
訳のわからないボケを出す。
なんでこんなに可愛いのにこんな品のない性格なんだろう。
でも、

だから人気があるのか。

ついつい笑が溢れてしまった。

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