小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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相手のニックネームはトモだった。

女の子のコスプレをした、かわいらしい人だった。

[はじめまして。プロフそんなに面白かったかなぁ?
こちらこそ、よろしくお願いします。]

返信してしばらくし、さらにメッセージが届いた。

[プロフにも書いてあるけど、
日記やつぶやきからも天然って読み取れるわーw
ハルカさんとお話してて楽しいよ。]

ニックネーム、ハルカ。

本名をそのままニックネームとして使用していた。

みんなはいろいろ考えているようだが、ハルカにはなかなか思いつかなかった。

[私もトモさんとお話ししていて楽しいですよ。
プロフ写真すごくおキレイですね。
憧れます。キレイな女の人って。]

[え?俺様男だよww
写真見て、みんな間違えるんだよねー。]

一瞬思考が停止した。

この人男だったの?でも写真女じゃん!

混乱したまま返信する。

[だってこんなにキレイだったらみんな間違えますよ!
本当に美しいんだもん。]

[それ褒め言葉だわwありがと。]

[男の人にこれって、褒めてるのかなぁ?]

プロフ写真の件は驚いたけど、話していて楽しい人だった。

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