小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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それは確かに辛いだろう。

好きな人に会えないことは不安になる。

ハルカは元彼を思い出した。

振られる数ヶ月前は、全く会っていなかった。

ハルカの心の中には黒くモヤモヤした感情が生まれた。

それは寂しさと不安の入り混じった感覚で、ハルカは毎日落ち込んでいた。

今のなるみんさんは、そのときのハルカと同じ気持ちなのだ。

そこに就職への不安も入り、よほど苦しいに違いない。

[そうでしたか。
それは辛いですよね。
早く忙しい期間抜けて、会えるといいですね。]

[ありがとうございます。
彼氏のこと、本当に大好きなんです。]

……なんだろう。

ハルカの心に、鉛のような何かが落ちた気がした。

そのとき、今度はトモさんからメールが来た。

何かと思って見てみると、何かが添付されている。

不思議に思いファイルを開くと、すごいものが添付されていた。

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