小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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[なら、会えるときは来いよ。
待ってるからさ。]

トモさんは毎日が退屈なのだろう。

[わかりました。
では多分頻繁にお邪魔すると思います。
早速ですが、明日も午後から空いていますよ。]

そう返信して、ハルカはパソコンに目をやった。

更新してみると、新着メールがきている。

見てみると、なるみんさんからのメールだった。

なるみんさんとのメールは楽しい。

お互いの大学のことを話した。

ほかの大学の話を聞く機会はないため、ハルカはいろいろ教えてもらった。

話によると、なるみんさんは今4年生で就職活動中らしい。

[じゃあ大変なんですね。
希望する職種などはあるんですか?]

[せっかく留学経験あるから、それを生かした仕事につきたいんだ。]

こうやって話しているなるみんさんは、とても輝いて見える。

ハルカにとっても、そう遠くない未来に就活があるのだ。

そう考えたが、まだ想像がつかない。

[何か就活で苦しいとか大変なことはありますか?]

[そうだなぁ、忙しくて彼氏に会えないことかな。
結構距離あるし、今までも頻繁には会えなかったけど。
最近本当に会えないの、辛いかな。]

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