小説『とある東方の弦楽器』
作者:のださん(のださんさんのマイページ)

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どうも『のださん』です。
正直に言います更新忘れてました。
というかこの小説の存在を忘れてました。
ポケモンやりすぎました、ゆっくり実況に没頭しすぎました。

しかしこの低スペック、誰か助けて
http://www.youtube.com/watch?v=fDay9Lm3O74&feature=g-upl

第十四話 鬼
Side霊夢
私は今日魔理沙と命切と一緒に地底に来た。

「なんだよその逃げ腰、全く大昔に殺した勇敢な人間のほうが百倍強いね。八
ッ」
「なんであんた人を殺したことを堂々と語れる?!」
「いいじゃないか、弱いやつがいけないんだよ」
「そうそう『力こそが正義』これが鬼の鉄則だからね」

この言葉を聞いたとたん命切の顔はこれまで見たことがないような顔になった。

「やってやろうじゃないか。その力比べ」
「スペルカードなんて必要ない。ただの力比べでいい」
全く面白い冗談だわ。鬼相手に力で勝つはずなんか
「ただの霊力砲×3」

そんなことが

「ただの霊力大玉×10」

あるはず

「ただの霊力槌×3」

あった・・・

彼は誰だ?
命切だ。そうモンラッテ・命切間違いない。
それなのに
なぜあの『鬼』を圧倒する?

気がついた時には翠香はボロボロだった。
体は傷つき右手は切断され断面から大量の血が流れている。

「ハハ・・・降参だよ。あたしの負けだ」
「降参・・・ね」

「面白い言葉だ」

私は呼吸が止まるかと思った。
次の瞬間地面が裂け黒い空間が広がり翠香を飲み込む。

「え?うわ、なんだ?なんなんだよ、これ?」
私の体は金縛りのように動かない。
「やめろ!やめろ!うわあぁぁぁ 勇儀、ゆうぎ、助けて、たすけ・・・」
完全に翠香は飲み込まれ姿を消す。

そのとたん私の体は動いた。
「命切!」
「おぉ、霊夢、今の見た?八雲 紫の能力真似してみたんだけど」
「そんなことじゃない!「翠香は何処にやった・・・」勇儀・・・」
「なんだ?今ちょっととある鬼のせいで気分が悪くてね、鬼とは会いたくないんだよ。君のせいじゃないんだけど悪いね」
「翠香は何処にやったって聞いてるんだよ!」
「大丈夫大丈夫」
命切は冷ややかな表情で言う。
「あの鬼は、その内返すよ。まあ性格が変わって右腕がないけど気にしないで」
「そんなことで納得できるか!」
「でもさっき言ったろ『力こそが正義』これが鬼の鉄則って」
「それがどうした」
「悪いけど」
今に大暴れしそうな鬼に対して冷ややかな表情を続けて、まるで余裕があるような話しかたで言い続ける。
「君よりも力がある自身はあるよ」
その言葉を聞いたとたん勇儀は爆発した。
「なめやがってぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
それに対し命切はやれやれと言った表情でヴァイオリンを弾く。

すると勇儀の拳が命切に当たる瞬間命切の体が消える。
「なっ」
「こっちこっち」
勇儀が殴る、命切の体が消える、それが繰り返される。
「ハァ、ハァ、ハァいい加減じっとしてろ!」
「うん、分かった。じっとしてあげよう」
「オウラッ」
「『弦』(げん)」
「なんだこれは?」
命切が作り出したのは霊力で作った糸。
それが勇儀の体を締め付け自由を奪う。
「ほらほら、じっとしてあげてるよ〜」
「こんな糸!」
しかし『怪力乱神を持つ程度の能力』をもつ勇儀の力でもこの霊力の糸は切れない。
「クソッ、どうなってんだこれ?!」
「ほらほらどうした?」
「いい加減お前も正々堂々真正面から私の攻撃受けて見やがれ」
「うんいいよ」
すると霊力の糸が消える。
「うおらぁぁぁぁぁぁぁ」
勇儀は命切にむかって拳を放つ。
すると信じられない現象が起こった。
「は?」
ここにいる誰もが目を疑った。
なぜならあの『鬼』の『怪力乱神を持つ程度の能力』の拳を

命切は片手の掌で止めたのだから。

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