小説『Fate/Zero これは戦争ですか? いいえ観光です』
作者:銃剣()

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第四話 話し合いは三人以上でしろ


奇跡を叶える『聖杯』の力を追い求め


七人の 魔術師(マスター)が七人の英霊(サーヴァント)を召喚し最後の一人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇


聖杯戦争


三度みたび、決着を先送りにされたその闘争に


「っておい。これFate/Zeroのプロローグ的なものじゃねぇか。こっちはそんなシリアスな物ないからやり直し」





侍の国。僕らがそう呼ばれたのは、



「つかこれもちげぇよ。いいから早く始めろ」



それでは本編スタート





「おや、善明では、ありませんか。こんなとkぶほら!」


「よりにもよってなんでおめぇが来るんだよ」


前回善明のサーヴァントが来たのだが、それがストーカーだったので軽くキレており、そのままジルを蹴り飛ばしたのあった


「お前マジでふざけんじゃねぇよ。なんで俺のサーヴァントが子供を誘拐するようなロリコンストーカーなんだよ」


「なんですかその言い方は!それに私はロリコンストーカーではありません!強いて言うならフェミニストストーカー略してフェミニストーカーです!」


「つーかそれ言うと説得力無いからな。あとストーカーを認めたよこいつ」


善明は冷たい目でジルを見る


「まぁ今更何言っても仕方がないな。まずは情報収集だな」


善明はポケットからiPadを取りだす


「おや?それが神からもらったものですか。というより私は善明のサーヴァントですか?」


「悲しい事にな。なんでお前なんだよって今も思っているよ。さてこいつを起動させるか」


善明はiPadを起動させる


【おはようございます。独立型戦闘iPadエ○ダです。操作説明を行いますか?】


「なんだよ独立型戦闘iPadって。そして何故AN○○IS?」


「気にしないでいきましょう」


「まさかお前からそんな言葉が来るとは思わなかったよ」


【それでは操作説明と行います】


善明はiPadの説明を聞く


【このiPadは普通のiPadと変わりませんが、サーヴァントに関する情報や宝具などの検索はもちろん、場所を特定する事が出来ます。また状況に応じて武器や道具を呼びだす事も可能です。またこのiPadにはAN○○ISの能力が備わっています】


「なんでAN○○IS?何故にそこだけ限定されてんの」


【神全員と作者の趣味です】


「そうか、どうもエイダ」


【ありがとうございます】


善明はエイダにお礼を言う


「善明。隠せてませんよ」


「もうめんどくなった」


善明はだるそうに言いながら続ける


「まぁやり方も知れた事だし、どうするか?」


「なら他のサーヴァントの状況を見ればいいんじゃないですか?」


ジルがめずらしくまともなことを言う


「ジルがめずらしくまともなことを言う。そうだな。検索してみるか?」


「あの地の文を繰り返さなくってもいいんじゃないですか」


善明はジルの言葉を無視し、iPadを動かす


「え〜とどれかな…お!これか」


【アプリ・サーヴァント検索
 サーヴァントの現状を検索中】


「さて、これからどうする?」


「どうしましょうか」


善明とジルは今後の事をどうするか話し合う


「一番にやらなく【検索終了】って早!」


善明はiPadの検索の早さに驚く


【これがサーヴァントの現状です】


善明は画面を見る


検索結果


セイバー
真名 アルトリア
宝具 約束された勝利の剣(エクスカリバー)
   全て遠き理想郷(アヴァロン)
現在位置 アインツベル城


アーチャー
真名 ギルガメッシュ
宝具 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
   天地乖離す開闢の星(エヌマエリシュ)
現在位置 遠坂邸


ランサー
真名 ディルムッド・オディナ
宝具 破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)
   必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)
現在位置 ビジネスホテル


ライダー
真名 イスカンダル
宝具 遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)
   神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)
   王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)
現在位置 マッケンジー夫妻の家


バーサーカー
真名 ランスロット
宝具 騎士は徒手にて死ぜず(ナイト・オブ・オーナー) 
   己が栄光のためでなく(フォー・サムワンズ・グロウリー)
   無毀なる湖光(アロンダイト)
現在位置 間桐家地下室


アサシン
真名 ハサン・サッバーハ
宝具 妄想幻像(ザバーニーヤ)
現在位置 宝具使用により不明



セイバー以外のサーヴァントは面識アリ



はい?


善明は最後の文が気になった


「なぁ面識アリってどういう事?」


【以前から一緒に過ごされていていたという事です】


「まさか・・・・」


善明はポケットからプライベート用(サーヴァントと連絡)の携帯を取り出し、メールを打つ
そして送信する


「善明。誰にメールを?」


「今に分かる」


善明はメールの受信を待っていた
ちなみにメールの文章は


宛先 ギルガメッシュ・ディルムッド・イスカンダル・ランスロット・ハサン

件名 全員集合

本文 今このメールを見ているってことはお前らまた第四次で呼ばれたよな
   今すぐ俺の所まで集合してくれ






数十分


「いや〜見事に来たねぇ」


「まさかまた聖杯に呼ばれるとは」


「これも聖杯の意思という奴か」


「たぶん違うと思うぞディルムッド」


今ランスロット以外のサーヴァント全員が集まっていた


「しかしなんでお前らが来てんだよ」


善明は気になっていた疑問を言う


「それが余にも分からんのだ」


「気がつけば呼ばれていた。全くこれから我は女神○生をやろうと言うのに」


「それはただ遊びたかっただけでしょう」


ギルガメッシュの言葉にハサンはツッコむ


「おいおい全員原因分からずかよ。あとはランスロットに聞いてみるか」


「そういえば来るのが遅いですね」


「狂犬の事だ。どっかで道草でも食っているのだろう」


そんな事を言っていたら善明の携帯が鳴った


「あ、メール来たぞ」


善明はランスロットのメールを見る


件名 すいません 

本文 皆さんすいません。少しやる事あったのでそれに夢中でした。もう少しで着くので待ってて下さい


「やる事?この時代に何かあるのか」


「あ、写真ありますよ」


「写真?なんで写真なんか」


善明はランスロットが送ってきた写真を見る。他のサーヴァントも送ってきた写真が気になり一緒に見る



その写真は、ボロボロになり、頭にタンコブがある間桐臓硯が倒れており、その間桐臓硯を右足で踏み付けて、上から写真を取っているランスロットの姿だった



「………あいつ。相当ストレス溜まっていたんだな」


「そういえば余が奴の部屋に行った時に五寸釘が転がっていたぞ」


「深夜頃には隣で何かを打っている音がしたな」


「我は初めて狂犬の恐ろしさを知ったぞ」


「それはみんな同じですよ」


『皆さんお待たせしました』


丁度ランスロットが来たのだが、写真を見たせいなのか全員少し引いていた


『どうしました?』


「「「「「「いえ、何でもありません」」」」」」


これからランスロットを怒らせないようにしようと、善明たちは思った

-4-
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