小説『 ONE PIECE 〜青天の大嵐〜 』
作者:じの字()

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“グラグラ 中編 世界最強(仮)との一戦”



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side ???

海賊ってやつらにゃ各々この海に求めるものているものがある。

富、

名声、

権力。

俺はそのどれでもいらねえ。

俺がこの海で本当に欲しいのは“家族”

俺はある海賊団に所属していたんだが、分かってたんだ。あそこじゃあ俺の欲しいものは手に入んねえってはな。

で、昨日所属していた海賊団を抜けた。そんでもって特に行くあてもねえから俺は海を小舟で漂流しているわけだ。

しかし、

(・・・暇だ。)

しゃべる相手もいねぇ。

一人ぐらいあの船から誘うべきだったな。

しかし、この後何どうするかだ・・・。まだ見ぬ俺の家族はどこにいるんだろうか。

とりあえず、目の前に街が見えっからそこにいって補給でもするか。

すると、

ドーン

大砲の音がした。

「あ?」

音のした方角を見てみると、海賊船が見えた。街を狙ってやがるのか。

・・・・クソッタレどもが。

俺の目の前でこんなことするたぁいい度胸じゃねえか。

海賊の世界ってのはなぁ



仁義を欠いちゃあ、おしまいなんだよ!!



俺は身構え能力を使う体勢をとる。

“グラグラ”の実の地震人間。

それが俺の得た力だ。

俺の体からは振動が起き、それを使って攻撃することができる。

海賊船が何だが騒がしいが分け前でもめてるんだろ。だが、そんなの関係ねえや。

さあ、自分がやったことを後悔しながら沈みな!!俺は能力を使って津波を引き起こした。

そして、海賊船はあっという間に津波に襲われ海底にーーーーー



“沈まなかった”。



(何!?)

俺の起こした津波は直撃する手前で何かの力に引き裂かれ、そのまま平穏な波になっちまった。

(能力者か?)

しかし、そんな能力聞いたこともねえ。

俺が考えていると、船から男が出てきた。刀を持ってやがる。なるほど、剣士か。

じっとみているとよく分かる。こいつはそこらへんのハナッタレどもじゃねえな。

もし、こいつが能力を使わずにあの攻撃を“斬った”んだとすると、こいつは中々の使い手ということになる。

・・・ウズウズするな。

「グララララララララララ!!俺の攻撃を“斬る”たぁどこのどいつだ?」

面白そうな奴だ。

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side グンジョー

化け物の階段の〜ぼる〜、君はまだ超新星さ

どうも、“白ヒゲ”に睨まれた“辻斬り”ことグンジョーくんです。


ついに出会っちゃた後の大海賊。

ほんとーはもっと違う人に会いたかったなー、とは言わない。

言ったけど。

そうこうしているうちにエドワードさんが船の近くまでやってきました。

どうやってここまでくるのかな・・・、俺みたいに昇ってくるのかな?って思ってたけど、小舟からジャンプしてくるが正解でした。

え?高さ3メートル以上あったよね?

・・・・大海賊パネェ!!

あと、船が結構揺れたのに平然としている俺もパネェ!!


そして、ついに俺と対峙するエドワードさん。あ、このときはまだひげないんだ。

と、いきなり俺のことを凝視していたエドワードさんが口を開いた。

「・・・おめえ“辻斬り”グンジョーだな。」

おや、知ってんのか。なら話が早い。

「そうだよ。あんたみたいな大物にも名前がしってるなんて光栄だね、エドワード・ニューゲート。」

エドワードは一瞬キョトンとした後、何故か大声で笑い出した。

「グララララララララララ!!俺みてえな小物に大物なんてつけるたあオメエどんだけ謙遜してんだ!?」

おお、自分を小物呼ばわりする白ひげ。レアじゃね?

「そうだな、ところでエドワードさん。」

「あ?」



「テメエ、・・何さらしとんじゃオラア!!」



不意打ちからの回し蹴り!!キマッタ!!


「うおわ!?」

軽く吹っ飛ぶエドワードさん。

未来の息子たちが見たら

「「「「「「「「「「「「「「「「えええええええええええええええ!?」」」」」」」」」」」」」」」」

とか言ってただろうな。

回し蹴りで吹っ飛ぶ白ひげ。シュールだ。

「テメエいきなり何すんだアホンダラア!!」

なんとか、船のヘリにつかまってやがった。海に落ちなかったのか。

チッ

「オメエ今舌打ちしなかったか?」

「ザケンナ!!そっちこそアホか!?いきなり津波起こして攻撃するたぁどうゆう頭してんだぁ!?」

「あ?いいじゃねえか無事だったんだしよ。」

「そんなんですむか!!一歩間違えたら海の藻屑だわ!!」

「グチグチうるせえなぁ、女々しいやつだ。お前本当に男か?」

 カチン

「あ?テメエこそなんで一人なんだ?船長に捨てられたか?一人ぼっちでさびしいのか?」

 カチン

「テメエ、こっちがした手に出てりゃいいきになりやがって狂犬野郎。」

「なってねえしそっちが先にやったんだろうがこの地震中毒。」

「「・・・・・・・。」」

「「やんのかゴラア!?」」



とゆーわけで



近くに丁度あった小島で決闘です。

てか、この展開まじか。

(・・・)

死へのカウントダウン?

ノー、ノー

大戦争へのカウントダウン。

まがりなりにも地震使いの化け物。こっちは自称刀嵐もどきの化け物。

さて、この2人が激突したらどうなったでしょう?


大災害(ハルマゲドン)ktkr


というか、距離はあるけどあの街大丈夫かな。あそこのパスタもう一回食いたいんだけど。

「質問だが。」

「何?」

「津波を斬ったのはお前か?」

「そうだけどそれが?」

「そうか。」

グラララと笑った後、エドワードさんが不敵に笑う。ヤバイ惚れそう。

「久々に手加減しないで済む。」

・・・やっぱ今のなし!!

例の振動発射体勢をとるエドワードさん。

いきなりか!?っ、仕方ねえ!!

虎丸の斬撃を“飛ばす”のではなく、俺の目の前に“停滞させた”。

「ウェアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

「“烈風エマージェーシー”!!」

襲いかかる振動。

それを俺は目の前に作った斬撃の壁で防ぐ。

「!?」

「うおわ!?」

俺の“烈風エマージェーシー”と振動が拮抗し、その余波で俺は吹っ飛んだ。

・・・なるほど、さっきの意趣返しってわけか。

「・・・オメエが初めてだぜ、俺の振動に負けるでもなく拮抗したってのは。」

「そりゃどうも。だが、こんどはこっちからいくぜ!!」

“旋風スクランブル”じゃ防がれんな・・・。

なら!!

俺は虎丸をいつもより深く構えなおし、長い溜めの後、一気に斬撃を打つ!!

「“爆風ナマズスクランブル”!!」

俺が放ったのは“旋風スクランブル”よりも巨大な一撃。いくぶんか速さは落ちるが、威力はその比ではない!!

「吹っ飛べ!!」

グハハ、未来の大海賊“白ひげ”に黒星をつけてやるわ!!

だが、そこは白ひげさん普通じゃなかった。

何を思ったか“爆風ナマズスクランブル”に突っ込んでくる!?何考えてんだ!?

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

ここにきて敵が何をしているかに気付いた。

コイツ振動ごと“爆風ナマズスクランブル”に突っ込んでやがる!?こいつ本当に人間か?

そしてついに、エドワードは“爆風ナマズスクランブル”を打ち破り、エドワードが伸ばした手が俺の頭をつかみ、ぞのまま地面におしつけられた。

やべ!捕まった。

掴まれれいる俺にはかろうじて相手のもう片方の腕が見えた。もう一方の手には地震のオーラ!?マズイ!!

「ウェアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

次の瞬間、地震による振動が俺の中を駆け巡っていた。

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じの字です!!

うおおおおおおおおおお、アクセス数1000件超えたあたりからえらい大変なことになってる!!

燃え上がるリビトーが止まらねえぜ!!

さて、VS白ひげ いかがだったでしょうか!!

技の解説です。

烈風+エマージェーシー(エマージェシーです。)

爆風+ナマズスクランブル(地震や噴火などの災害時に起きる緊急発進のことです。今回は相手が“地震”だったので丁度いいと思いつけさせて頂きました)

次回決着!!勝敗はどちらに!?

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