小説『ハイスクールD×D 赤竜帝を宿し転生者 』
作者:ヒロアキ141(hiroaki141の二次創作小説置き場)

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第2話 原作 始まります




初めての方は初めまして

そうじゃない方はお久しぶりです

覇河王駑です

新学期になり僕も無事に進級出来ました

あ、僕が通っている高校は私立駒王学園と言うところです

僕が入学する前は女子校だった所で今は共学になってますが未だ女子生徒が圧倒的に多く僕達男子生徒は肩身の狭い思いを強いられています

そんな所に何故進学したかって?

単に家から近かったからですよ

「おはよう覇河君、どうしたんだい?急に考え事なんかして」

「おはよう祐斗君、何でもありませんよ」

僕に話しかけてきた彼は木場祐斗、同じクラスで同学年、そして席が隣の僕の友達です

「キャー、木場君に覇河君よ」

「二人揃って登校しているところに遭遇するなんて幸せだわ」

「朝から一緒に登校しているなんてなんて貴重な光景なの、もう私の人生一片の悔いは無いわ」

「木場×王駑かしら?それとも王駑×木場かしら?皆の衆、妄想の備蓄は十分かしら?」

等々黄色い声があちらこちらから沸き上がっています

え?最後が何かおかしい?

気にしたら負けです

「祐斗君は今日も部活ですか?」

「そうだよ、だから今日は一緒に帰れないんだ、ゴメンね」

「いえ、祐斗君が気にする事はありませんよ、実は僕も今日は用事があって早く帰らなきゃいけなかったんで」

「そうなんだ」

「では今日の分の組み手はその分明日多めにしましょう」

「分かった、時間と場所はいつも通りかい?」

「はい、時間と場所はいつも通りで大丈夫です」

この後は他愛ない会話をしつつ教室へと向っていった

「おはよー、祐斗君、覇河君」

教室の中に入っていった僕達に挨拶をいの一番にしてきた彼女は天河(あまかわ)しずるさん

彼女は私の幼馴染みでクラスのクラス委員長をやってます

「おはようございます、天河さん」

「おはよう、天河さん」

と僕達は天河さんに挨拶をします

「聞いたよ、覇河君、他校の不良に絡まれてた後輩助けたんだって?」

「まぁね、で、それがどうしたんですか?」

「また告白しに来る娘が増えるんじゃないかな?と思っただけだよ」

「何で人助けたぐらいで告白されなきゃいけないんですか?」

第一、 助けた彼女とは余り面識は無かったはずですよ

「覇河君、それ本気で言ってるのかい?」

「木場君、悲しいけど覇河君は超がつくほどの鈍感なのよ」

なんですか、人をアホの子みたいに

それに、貴男達に鈍感と言われたくはないですね、特に木場君には

あ、木場君の場合は鈍感と言うよりは天然でしたね

「おーし、おまえら席に着け出席取るぞー」

おっと、時間切れの様ですね

「天河さん、木場君、先生が来たから席戻りませんか?」

「そうだね、戻ろうか」

「私もクラス委員長だからもう戻るね」

そうしてまたいつもの一日が始まりました











時間は過ぎて放課後になりました

え?授業の風景は書かないのかって?

そんなの誰が得するんですか?

…………

…………………

それはともかく私は今自宅近くの公園にいます

あ、一応念のために言っておくと結界はちゃんと張ってありますからね?

「結界操作」慣れるまでが大変でしたが、コツさえつかんでしまえば楽なものです

「さてと………今日も修行頑張りますかね」

「今日もやるのか?相棒」

「はい、こう言う物は常日頃の鍛練が後々有効になるんですよ………ドライグ」

言い忘れましたが僕は神器セイグリットギアを持っています

と言っても先程の会話で分かると思いますが…

そう

僕の持っている神器セイグリットギアは赤龍帝の龍手ブーステットギアです

本来ならこの作品の主人公である人物兵藤一誠が所有していたハズの神器セイグリットギアです

何故それを僕が持っていたかって?

それはまさに『神のみぞ知る』ってやつです

「さて…今回の特訓内容は魔力弾の精密操作を集中的に練習しますかね?」

「あまり無茶はするなよ?」

早い話が某龍玉Zの飲茶みたいに掌に魔力の球体を作るイメージを作りそれを撃ちだし、それを複数個コントロールするというトレーニング法です

…………と口で言うのは簡単ですが実際やってみると結構大変でして何回あの世に行きかけたことか…

今では30個の魔力弾を同時にコントロールすることができるようになりました

「よし!次は今まで試みて全くできなかった…………武装変換(メタモルウエポン)でもやってみますか?」

「武装変換(メタモルウエポン)をやるのか?今のお前では魔力が足りないぞ!!」

「そんなの勇気とガッツがあればなんとかなる!!」

「無茶苦茶な、どうなってもしらねぇかんな!」

「ドライグ!武装変換(メタモルウエポン)」

そう言うと同時に眩く輝き、それが収まると

「…………やった、やりましたよドライグ、成功です」

「まさか、今までできなかった武装変換メタモルウエポンが突然できるようになるとは…つくづく相棒は規格外だな」

「失敬な、そこまで規格外じゃありませんよ」

しかし……これはかなり疲れますね

一回の発動で魔力の3分の2消費で5分…ですか…意外と燃費が悪いですね

「今日の特訓はこれ位にして帰りますか」

明日も授業がありますし正直武装変換メタモルウエポンの修行で魔力が殆どスッカラカンですからね

「ゆっくり体を休ませろよ、相棒」

「分かっていますよ」

結界を解除して家路に向かいましょうかね?

しかし僕は知りませんでした

僕の特訓を物陰から見つめている人物がいた事を

そしてそれが僕の人生を大いに変えることになる事を

-3-
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