小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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世界会議×神隠し編
174話 国の建て直し×任務完了







「この国は今後は色々と大変だね〜」

「他人事だね お姉ちゃん」

私はフィナンシェ達と一緒に病院のベッドに寝転がり新聞を読んで呟いた。
見出しが“神隠し事件の真相”という一面の記事で
そこには犯人がこの国のお偉いさん達で
誘拐した人達を鉱山で奴隷のように強制労働させたり
といった事が書かれており
今もテレビやラジオで2日前に起きた事件が
大きく報道されていて
現在、ジャポンはさっき私が言ったように色々と大騒ぎになっていた。
まあこの国の上層部の大半がとんでもない悪事をやらかしたり加担したため
全員、牢獄送りになってしまったのだから当然の話なのだが

そんな感じで私は新聞を読んだり
テレビを見たり、隣にいるフィナンシェとクリネアさんと談笑していると
ゴ―グさんとキースさんが見舞いにやって来た。

「よう、もう大丈夫のようだな」

「ええ、もうすぐ退院になります
そういえばハガクシさんはどうしたんですか?」

「あいつは抜け忍討伐の任務完了を確認したら
早々にすぐに忙しく新たな仕事に行っちまったよ
全然、俺達に別れの挨拶すら言わせる暇もなくな」

「な、なんというか・・・・・」

「無口なハガクシさんらしいかも」

「まあ2度と会えない今生の別れというわけじゃないだしさ」

「まあそうなんだけどね・・・・・・」





その後、私達は詳しい事件後の後始末や
あの抜け忍達の事について話を聞いたが
事件後の後始末は現在の外に流れている情報に加えて
国の建て直しとして国の運営を早急にするために
今回の件で無理矢理に懲戒免職されたり
無実の罪で投獄されていた役人や要人達を大急ぎで元に戻し

鉱山ので得た大量の宝石は何割かは被害者達に
慰謝料として消え、残りは国の運営に大切に使われることになったそうだ。
まあこのジャポンの外道なお偉いさんはほぼ根こそぎいなくなり
ちゃんとした人達が管理するらしいから大丈夫だと思うが
ちなみに投獄されている今回の件の元凶である元上層部達は
皆死刑が確定したそうである。

そして、抜け忍達についてだが
彼等は全員死亡が確認された。
しかも、詳しく調べた結果、彼等は大量の宝石という金目の物を奪い
それを元手にうっとうしく思っていた追手のハガクシ達を殲滅しようとしたり
その後でこの国を乗っ取ってやりたい放題する気だったらしい。
ゴ―グさんいわく「どっちみちあいつ等も死刑だったな」
でとことん外道な連中だったらしく
私もそれでつい「そうですね」と呟いた。





「なるほどね・・・・・今回も随分と大変だったみたいね」

「まあね・・・・・」

「というか無茶は程々にしてよ」

「俺も同感だな」

病院を退院し、ゴ―グさん達に別れを言った私達は
即フリーダム・ゲートで自宅に帰宅して
両親とチェルシーさんに今回の仕事の出来事についてを説明し
それで3人共、心配そうな顔になっていた。
そのため私達は色々と大丈夫かどうか
色々と質問攻めしてきたので大変だったが
まあ心配してくれているので嬉しいんだか相手するのが疲れるんだか
微妙な感じなのだが




まあそれからしばらくしてどこで私達が帰宅した事を知ったのか
様子を見にやって来たミセラと談笑したが
ミセラによってもうすぐ期末テストだということが明かされて
私は前世の知識のおかげで中学のテスト位はたいしたことはないのだが
クリネアさんはようやくゆっくり休めると思ったのに
急遽、休む間もなく勉強をするはめになったので
重いため息をついたそうだ。
それで私とフィナンシェは苦笑して
勉強を手伝おうことにした。
(ついでにちゃっかりとミセラも勉強会に参加した)





必死に勉強したのに
後日、テスト延期という知らせを聞いて
クリネアさんとミセラは崩れ落ちる展開になるとは知らずに



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