―――――――――警察署―――――――――
岡崎・「ハァ・・・結局、大きな収穫はなかったな。」
百田・「そうですねー。」 あの程度の情報ならわざわざ学校に足を運ばなくても良かったんじゃないですかねぇー。」
岡崎・「それ以上文句言うな、テンション下がるから・・・」
百田・「ハァー、それにしてもあの子ちょっと驚き過ぎじゃありませんでした?」
岡崎・「あぁ?あの子?誰だよ。」
百田・「ほら、最期に聞き込みした女の子。授業サボって屋上に居た子ですよ。」
岡崎・「嗚呼、あの子か。てか、サボってるわけじゃなかったんだろ?″気分が悪い″って言ってたじゃねーか」
百田・「あんなの嘘に決まってるでしょ。餓鬼の嘘に騙されないで下さいよ、もう。」
岡崎・「・・・・・・・・・(怒)・・・・・・確かに少し驚き過ぎだったな。」
百田・「(笑)・・でしょ?まー、急にドアを開けられたら誰でも驚きますけど。」
岡崎・「まぁーな。けどあれは少しオーバー過ぎるだろ。」
百田・「ですよねー・・・・まぁそんなことは置いておいて、岡崎さんどうします?」
岡崎・「ん?嗚呼、バッチの事もまだ片付いてないしな。」
百田・「とりあえず、今日行った女子高の生徒名簿を見せてもらいましょうか。」
岡崎・「え、まさかお前、またあそこに行くのか?俺は嫌だぞ。」
百田・「そんな訳ないでしょ、僕だって嫌ですよ。嫌味言われるに決まってますし・・・・」
岡崎・「だよな・・・・じゅあ、どうやって生徒名簿なんて手に入れるんだよ?あの校長がわざわざ警察署にまで持って来てくれるなんてありえねーだろ。」
百田・「校長には来てもらいません。てか、来て欲しくないですね。・・・・実は僕、今日最初に聞き込みした生徒と連絡先交換してきたんです。」
岡崎・「お前、それは大丈夫なのか?・・!!・・・・・ゴメン、俺、お前がそんなに年下が好みだったなんて知らなかったよ・・・・。」
百田・「何勘違いしてるのか知りませんけど、僕は餓鬼は嫌いだって言ってでしょ。それに交換した理由は捜査に協力してもらう為です。」
岡崎・「協力?」
百田・「ええ、あんな学校二度と行きたくなかったので行かなくても良い様にして置いたんです。あの子なら素直に協力してくれそうでしたし。」
岡崎・「それじゃあ、あの子に生徒名簿を持ってきてもらうのか?」
百田・「はい。」
岡崎・「大丈夫なのかよ・・・・あの子、結構口軽そうだったけど・・・・」
百田・「大丈夫ですよ・・・・・・多分。」