小説『最低?最悪?はて?何のことだか』
作者:トキ()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

ここは、何処だ?


見渡す限りの『白』

辛うじて『大地』と『空』というものは認識できる。

空を見ればそこに存在しているはずの
『青』という色が存在しないため
脳が普通ある『青』を見せようとしているため薄く空に『青』がかかっている。


もう一度ここは、何処だ?

俺にはこんな拉致的な事ができる友人
はいないし


はたまた家に侵入させるほど防犯も甘くなかったし


いやそれの方がまだ信頼を置けるか

でもシャッターを閉め鍵を五重にして
監視カメラをつけたのに
最近の誘拐は進化しているんだな。
いや俺の警備が甘かったか
っとと
話が脱線した。
俺が何処にいるか、今必死に記憶をたどっている。ダメだ 思いだせん。
今日は学校にいき、家にかえり
塾に行き、風呂に入り、そして寝た。


そんないつも通りの日々を過ごし
ていたつもりだ。

こんな状況に出会うなんて
全く『事実は小説より奇なり』何て言うがそれに出会うなんて微動にも思わなかった。人生つくづく、なにが起きるかわからないものだ。

さて、今まで真面目キャラできたが
少し発散させてもらおう。


俺がなにをした!
特に悪いことといったら
友人のシャーペンの芯だけ抜きそのシャーペンを筆箱に戻したり
デブな女子の生徒手帳に
母子手帳って書いたり
ぐらいしかしてないのに


なぜ......

まあ、現状確認できるし
監視されてる様子もみえないし
いずれ   ドッキリです!
って看板が出てきたり
もしくは小鳥のさえずりが聞こえてくるようなGood morining
な朝をお願いしたい。
こんな、状況を出されると
二次創作の様なシチュを頼みたいね。
こうやって『「神様で〜〜す」』
んん今雑音が入ったような
もう一度『無視しないでください〜』
今『無視しないでください〜』って
声が聞こえたんだか
幻聴?
いや俺は夢遊病患者じゃない。
でも確かに今『こら~むしするなですぅ』
幼女ボイスが聞こえたんだか

逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ
『見えないんですかーはわわ、そうだこの姿人間にはみえないんだ。だったらえいっ』





俺の前の『白』が集まり
ヒトがたになっていく
そして人型をつくり終えたら
人らしい凸凹ができてゆき
幼女が構成させられる。
「なぜ、幼女なんだ!!。」
『いや〜何ででしょうね〜』
「神だったら、実年齢は逝ってるだろ
ロリハバア」
『ロリハバアとはなんですかぁ
私だって神様だったらこの容姿であってるのにふえーん』
「若作りは疲れるだろ(笑)」
『若作りって確かにそうですけど
ひどくないですか』
「こんなところに連れてきたんだから
これぐらいはいいだろ」
それより表情がコロコロ変わって面白いな
「どれ、少し撫でさせろ」
『いきなりなにするんですかそれよりやめっアーーー』




『もうお嫁にいけない』
「悪かったって」
頭は下げんが
『下げてくださいよ』
こやつ、できる
『それより元気そうでよかった
一時はどうなったかと』
「俺どうなったんだ?」
「未知のウイルスで死にました」
ええええええええええええおえええ

-1-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える