小説『二杯目のミントティーは誰のため?』
作者:狂ピエロ(カガク生活)

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

―式場廊下 花茂芽―
しかし…どこへ行ったんだあいつらは…
私たちは、来井と青葉を探していた。式場の隅から隅まで探したが…どこにもいない。
元雑用の分際で…

さらに大場の話では、青葉が今回の事件の真犯人だと来井に教えられたらしい。だが…本当に青葉がpoison factory?あんなに気さくで柔らかい人が…そんな事を考えてた時だった。
「うわああああああああぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ!」
…!!この声は来井!まさか…
「な…なぁ花茂芽さん?この声…」
神威も同じ事を考えていたのだろうか。神威の声が震えていた。青田も不安そうな顔をしている。
「ええ、多分来井の声ね。急ごう!」
私は全員を引き連れ、声のする方へ走った。

-60-
Copyright ©狂ピエロ All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える