小説『とあるバカとテストと超電磁砲 文月学園物語』
作者:御坂 秀吉()

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主な登場人物

大濱 元輝

この作品の主人公。詳しい説明は、後日!?

吉井 明久

自他共に認めるバカで、文月学園におけるバカの代名詞・観察処分者でもある。論理的な会話にはついていけず、嘘もまともにつけないが、感性は常識人の部類に入り、また他人のために真剣に怒れる真っ直ぐな心根の持ち主。
また、隠れアイドル「アキちゃん」として、彼の女装写真や抱き枕カバーなどのグッズが秘密裏に売買されている。
複数の登場人物から好意を寄せられているが、バカであるが故に他人からの好意には非常に鈍感。
家事全般に長け、特に料理に関しては、一般の家庭料理では相手にならないほどの腕前を誇る。。
学力は日本史と世界史を真面目に勉強した結果、この2科目においてはBクラス上位・Aクラス下位並みの成績となった。召喚獣の戦闘力は最低レベルだが、観察処分者として召喚獣を操る機会が多いため学年一の操作技術を持っていて、テストの得点差が3〜4倍程度の相手なら互角以上に戦える。

姫路 瑞希

髪はピンク色のロングヘアーで、横髪にウサギのヘアピンを付けている。学年次席相当の才女だが身体が弱く、振り分け試験の最中に高熱を出して途中退席してしまい、Fクラスに振り分けられた。
明久とは小学校・中学校の同級生。小学校時代から明久に無自覚ながら思いを寄せている。
恋心を自覚してからは何度か明久に告白しようとしているが、不運が重なって伝えられずにいる。
性格は穏やかで純粋、かつ品行方正。天然ボケの気質もあり、作中で「思考回路が明久に似てきている」「たまに明久以下になる」と思われたこともある。
またアルコールに弱く、酒乱の気もあるため、酔っ払うと普段からは想像もつかないほど過激な言動に走る。
料理を食材ではなく化学的なイメージで作るため、料理の腕前は殺人的。彼女を傷つけることや料理の練習台になることを恐れて周囲の人間が真実を伏せているので、本人は自分の料理の腕前が酷いことを自覚していない。調理中は瞳の輝きがなくなり、不気味なオーラを出している。

上条 当麻

とある魔術の禁書目録の主人公。学園都市とローマ正教の対立により壊滅的な被害がある学園都市からの通告により、学生は普通の町の学校に通うことになり、ここ文月学園に振り分けられる。
どこにでもいるような平凡な高校生だが、その右手には生まれつき「幻想殺し(イマジンブレイカー)」という力が宿っている。気だるげかつ憂々とした性格であり、面倒だと思った事からは全身全霊を以て逃げようとする。その一方で心根は熱く、困ってる人を見れば老若男女・親交の有無・自身の危険一切不問で助けに行く超がつくほどのお人よしな性格で、たとえ敵でも動機を察すれば説得すら試みる程。
よくトラブルに巻き込まれる自他共に認める不幸体質。非常に運が悪く、不運な事態に見舞われたりするのは日常茶飯事。「幻想殺し」が神の加護を打ち消しているからである。でも不幸ではあるが、むしろ不幸の避雷針として級友達から重宝されたり、「不幸だからこそ、事件に巻き込まれてそこで苦しむ人を助ける機会に恵まれる」として自分の誇りとしている。
比較的低レベルの高校に通っていたが、その学校でさえ赤点・補習の常連になるほど成績が悪い落ちこぼれ。

御坂 美琴

学園都市に住む中学生の少女。能力名の「超電磁砲
レールガン
」は通り名でもあり、よく「常盤台の超電磁砲」と呼称される。
上条当麻と同様、学園都市を追い出され、文月学園に振り分けられる。通常中学校であったが、超能力者であり、ある程度の学力もあったため、飛び級扱いで、明久たちと同じ学年に振り分けられる。
竹を割ったようなサッパリとした勝気で活発な性格。飾らない直情的な言動が目立ち、親しい者とはタメ口などのくだけた態度で接するものの、学力もそこそこあり、まともな常識人と評されている。非常に正義感が強く、また真面目な努力家でもある。白井黒子いわく、「一見乱暴で雑に見える振る舞いは礼儀・作法・教養・誇りを全て理解した上で形を崩した物に過ぎない」といい、「優しすぎる」とも評されている。

白井 黒子

常盤台中学1年生。第177支部所属の「風紀委員」。大能力者。上条当麻と同様、学園都市を追い出され、ある中学校に振り分けられるが、学区と寮が同じなため、風紀委員として文月学園に現れる。
語尾に「 - ですの」と付けるなどのお嬢様口調が特徴。時には相棒として共に戦い、友人としては美琴にも認められているが、友情や尊敬よりも恋愛に基づくものに見える過剰なアプローチをする点は変態扱いされている。
能力は「空間移動
テレポート
」。

島田 美波

ドイツ育ちの帰国子女。一人称は「ウチ」。
明久とは1年生のときからのクラスメイトで、入学当初、日本語で上手く会話ができず周囲から孤立する中、明久が自分と接してくれたことがきっかけで親しくなる。
明久が自分のことを「魅力的な女の子」と発言しているのを聞いて、決定的に明久に惚れてしまう。
攻撃的な性格で「明久を殴る事」が趣味と公言しており、明久が無神経な発言をするたびに関節技を極めている。しかし実際は「特別な感情」の裏返しで、いわゆるツンデレ。
恋愛感情を自覚してからは明久に優しく接しようと試みているが、そのたびに邪魔が入ってしまい上手くいっていない。
現在は日本語で会話をすることはできるが、漢字は読むことができず、また混乱するとドイツ語が出てくる癖がある。これは学業成績にも反映されており、本来ならBクラス以上の学力を持つが、漢字が読めないため問題文を理解できず、ほとんどの教科の点が低いが、数学は得意。
両親が仕事で不在がちなため、自宅では家事全般を引き受けていて料理が上手い。

坂本 雄二

クラス代表。1年生のときからの明久の悪友で、相棒的存在。
小学校時代は「神童」の異名をとっていたが、5年生のときに翔子をかばって上級生を殴るという事件を起こす。この事件を通じて、それまでの自分が「勉強以外は何もないにもかかわらず他人を見下していた」ことに気づき、以降は勉強に意味を見出すことをせず、中学校時代は身体を鍛えて喧嘩に明け暮れた。
無気力な性格で、基本的には己の欲望や保身といった目的でしか行動しないが、やる気を出した時は知謀を巡らして敵対者を容易く罠にはめ、必要があれば自らが動いて計略を成功へと導く、「神童」そのものとされた頭脳は健在である。また、喧嘩腰の相手には「パンチから始め、キックで繋ぎ、プロレス技で締める交渉術」を使用する。
翔子からは小学校時代から一途な好意を寄せられており、Aクラスとの試召戦争に敗れた際、彼女と交際することが決まる。更に学園祭では明久の策略によって婚姻届に判を押されてしまう。
現在は交際権の返上と婚姻届の奪取を目的にAクラスへのリベンジを目指しているが、翔子の胸に抱かれた際、召喚者の本音を喋る仕様になった召喚獣が喜んでいるなど、彼自身も翔子のことを思っているようなことがある。
天然ボケな母親には苦労しており、小学生の頃から料理をしていた。そのため、料理に関しては明久を唸らせるほどの腕前。

木下 秀吉

1年生のときからの明久の友人。Aクラスの木下優子とは双子で、外見は瓜二つ。
一人称は「ワシ」で、語尾に「〜じゃ」をつけるなど古風な爺言葉が特徴。れっきとした男子であるが、可愛らしく華麗な体格から「稀代の美少女」と称され、最近では男女を超えた「第三の性別・秀吉」と言われるまでになっている。現在、秀吉を男子として認識しているのは、優子、雄二、吉井玲のみ。
演劇部に所属しており、特技は声のものまね。試召戦争では演劇部で鍛えた演技力や声のものまねの能力を活かし、作戦に貢献する。
Fクラスの中では常識人であり、ツッコミ役やフォロー役に回ることが多いが、友人たちがバカなことをやるときは「バカ仲間」として積極的に協力する。また明久に対しては特別な感情を抱いており、明久に好意を持つ瑞希や美波からは警戒されている。

土屋 康太

1年生のときからの明久の友人。並外れたスケベ心を持ち、本心に実直な行動を取るが、それを絶対に認めないことから「ムッツリーニ(寡黙なる性識者)」の異名を取る。
性格は寡黙。外見はやや幼く、秀吉ほどではないものの「かわいい」と評されることがある。
明久と同等以上のバカだが性に関する知識は豊富で、保健体育のテストでは教師を圧倒するほどの点数を取ることもある。また下心の副産物から、料理や裁縫などの技術も会得している。
諜報(盗撮&盗聴)・探索・暗殺・ピッキングなどの技術に優れる「情報屋」で、裏方のエキスパートとして重宝されている。また文月学園で秘密裏に「ムッツリ商会」を営んでおり、そこでの売り上げはデジカメや盗聴機材などの資金になっている。

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