小説『とあるバカとテストと超電磁砲 文月学園物語』
作者:御坂 秀吉()

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とある日の塾の帰り道、

『お待たせいたしました、1番ホームに、快速急行・・・・』

大濱元輝は日々の生活に飽き飽きしていた。

本人曰く、

(サッカーは楽しいからいいんだけど、勉強は必要ないだろ!!)

「あ〜、なんか面白いことでも起きないかな・・・」

元輝は一人で愚痴ってた時、異変は突然起きた。

来た電車が、快速急行なのに臨時ロマンスカー[ふみつき]になっていた。

「えっ?今、アナウンス快速急行じゃなかった??てかロマンスカーに[ふみつき]なんてないし」

最初はなんかの珍しい臨時電車かと思っていたら、放送で無料で乗れるし、停車駅に最寄駅があったから乗ってしまった。

これがすべての発端。

[この電車は、臨時ロマンスカー、文月学園行です。次は終点文月学園。]

と車内LEDに表示されていた。

「えっ、ちょっと、待った!!・・・・」

突然意識を失ってしまった






「う〜ん、ここはどこだ?」
あたりを見ると、真っ白な世界があった。

「「「すいませんでした」」」

「えっ、なに?ちょ・・・」
すると、いきなり真っ白な服を着た人たちが、頭を下げてきた。

「私は、主イエス・キリストの子供で主に日本を統治する神なのですが・・・」

元輝は唖然とした。こんなファンタジーな世界あるか、普通。

「・・・実は私の存在を知って、反乱を起こす者たちがいるのです。」

いや、まず、存在わからんし、それに気づく人すごいな・・・

話し進めると
「それで、そいつを始末しようと、臨時電車を走らせたのです。」

あのロマンスカーか。

「ホントはあの電車もアナウンスも、その人たちだけしか見えたり聞こえたりしないようにしてたんですけど、なぜかあなたも反逆者と認識されて、殺してしまったのです。」

なに?俺、神に殺されたの!?

「本当にすいませんでした。」

「いや、大丈夫ですけど(本当は大丈夫じゃないけど)・・・俺どうなります?」

一番の疑問。

「お詫びと言ってはなんですけど、本やアニメの世界に行けるようにしてあげたいな、と」

神様、意外とピュアなんですね

「そして、好きな能力も持てるようにしたいと。」

ありがたいです。でも・・・

「でも、本やアニメって、所詮空想の世界なんじゃないですか?」

神様は一瞬渋ったが、
「あなたがいた世界も、空想の世界なんですよ。ま、哲学だね〜で終わらせてください。」

あなたは、塾の理科の先生ですか?(元輝の塾の先生も難しい質問には、哲学だね〜と返答する。)

「で、どんな世界で、どんな能力がいいですか?あと、容姿とかも変えてあげますよ。」


迷って10分
「あの、バカテスの世界+とあるシリーズの世界とかありですか?」

1つじゃないから無理かな〜と思っていたが、

「いいですよ〜。能力は?」

あ、こいつ天然のピュアだ。

「じゃ、能力は・・・」

「あなたの頭の記憶から察すると、名探偵コナンの工藤新一+怪盗キッドと能力『魔術模倣・コピーマジック』なんてどうでしょう?」

「というと?」

「自分で見た能力をコピーすることができる。ただし最高20個」

中途半端な、とおもったが、よかったので採用すると

「じゃ、文月学園にみんなが集まるようにしますね!」

「よろしくお願いします!」

ん?そういえばロマンスカーの名前は「ふみつき」だった気が・・・
考えているとと、なぜか階段と、包帯の男が出てきた。

『戻るぜよ、あん世界へ』

えっ?これってあの日曜劇場の・・・

「ちょっと待ちなさい、待て」なぜか言葉が出た。

そして包帯の男に突き落とされ、階段を転げ落ちたら・・・・

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