小説『とあるバカとテストと超電磁砲 文月学園物語』
作者:御坂 秀吉()

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バカと姫路と学園祭 〜シスターと愉快な仲間たち〜



時間は少しさかのぼる。

私は元輝から休憩をもらい弟と一緒にいます。
それは先ほど私が作った料理にクレームが付けられたので
落ち込む私を気遣って休憩をくれたのでしょう。

「姉上よ。先ほどのことは気にするでないぞ。
   姉上の料理はとても美味しいのじゃのからな。
   いつもワシにつくってくれてるじゃろう。ワシが保証するぞ」

弟は落ち込んでいる私を励まそうと声を掛けてくれた。

「・・・あんただって本当は、私に気を使ってたんじゃないの?」

「本当じゃ!こんな事でワシは嘘はつかぬ!」

「・・・そう。まあいいわ。ありがとう」

半信半疑な私は一応弟に感謝を言う

「それよりもせっかくの清涼祭じゃ。今は楽しもうではないか」

「そうね。せっかく休みをもらったんだし」

「さて、どこに行くとするかの?」

「あんたの好きなところでいいわ。私、あんまり他の店知らないから」

「じゃ、歩きながら決めるとするかの」

そう言って私と弟は色々なお店を回っていきました。













  




「ごめ〜ん。今戻りました。」

そこで優子と秀吉が休憩から帰ってきた。

「よし、2人が帰ってきたから今度は明久と美波が休憩してくれ」

「えっ僕?僕はまだ良いよ。それなら先に雄二が休むと良いよ」

「そうはいかないんだよ。また問題が起きないとも限らないから
   せめて厨房には俺か雄二がいないとまずいからな。
   で、俺はもう少ししたら試合に出ないといけないからな。
   だから今の内に明久に休憩してもらいたい。
   美波は優子と交代だな。今までホールと厨房を交代しながらやってもらったから
   疲れてきているだろうしな。………まあ他にも理由はあるけど(ボソッ)」

「そういうことならわかったよ」

(これはチャンスだわ)
美波は元輝がくれたチャンスを無駄にはしまいと作戦を練っていた。
「・・・じゃ、じゃあ、アキ、う、ウチたちで行きましょうか・・・」

めちゃくちゃテンパっているがな



「そうだね。なら美波、一緒に回ろうか。
   安心してよ。何か起きても絶対美波の身は守るから」

そう言って明久と美波は休憩に入った。
さりげなくかっこつけてるこういう主人公がモテるんだよな

いいよな・・・ゲフンゲフン

「で・・・瑞希!!抜け出そうとするな!」

俺がそう言うと姫路は驚いたようにこちらを見た

「少し疲れたので、ちょっと休憩が欲しいんですが・・・」

「あとでちゃんと休憩は用意しているからもう少し働いてくれ」

「で、でも。美波ちゃんが心配で…」

「大丈夫だ明久がついてるからな。心配しないでいいから仕事に戻ってくれ。
……まあもし仕事を抜け出して2人の所に行ったら今後、明久の秘蔵商品は二度と売らないからな」

ムッツリ商会の他にも、明久と仲がいい俺は美波や瑞希にときどき明久の写真を
売ったりしてあげている。もちろん、一応許可はとっているが

「……わかりました。仕事に戻ります」

「で…あれ?ビリビリと当麻は?」

あの二人がいないことに気付いた。

「・・・須川会長。上条当麻がAクラス、御坂美琴とデートらしきことをしているところを
発見しました」

「よし、武装して拘束するぞ」

「ハッ」

奴の幻想殺し対策か・・・俺も行こうじゃないか



「何か大変そうだね」

「あ、愛子か。いろいろあるんだよ」

上条とか、上条とか、上条とか、上条とか?




「ふぅん?まあ、頑張ってよ!風紀委員さん!」

「ああ……頑張るよ」


そう言い残して俺は上条探しに出かけた


















「あの、すいません」

「いらっしゃいませ。お嬢様。どうかなされました?」

久保はFクラスの男子がいなくなったので厨房からホールにうつっていた。

「あのここにいると思うんですけど、ツンツン頭でいつも不幸そうな顔をしている
人いますか?」

(あ、上条くんか)

「えっと、その人は今、休憩に出かけているので5分後くらいに帰ってこられると思います。
お待ちの間、席にご案内いたしましょうか?」

「えっ、ホント!?やった!ごはん♪ごはん♪」

「おーい、そこのシスター。ちょっとまったー」

メイド服を着た女の子とアロハシャツを着た金髪と青髪のやつが来た。
なんだ?なんなんだ?

「すまんぜよ。カミやん待つなら俺らも一緒におねがいするにゃー」

「あ、とーまの友達のみなさんだね!」

「そうや。こんなにメイドさんがいっぱいいるところほどいいものはないで〜」

「わたしだってこれでもメイドの見習いだぞー」



「・・・えーとでは、4名様ごあんないします・・・」



久保は大変困っていたらしいことはAクラスの男子が覚えていた


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