小説『ヴァレンタインから一週間』
作者:黒猫大ちゃん()

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第7話 本当に有った怖い話?


「アレは、何年前の出来事やったかな」

 それまでの雰囲気を少し変えて、やや真面目な面持ちでそう話し始める俺。

 それに、ヒマつぶしに俺の体験談を、この目の前の不思議な事を探し続けると宣言した少女に聞かせてやっても良いと思いましたから。今、俺や長門が巻き込まれている、世界が滅ぶような危機を演出されている信じられない話などではなく、有りがちな少し不思議なお話をね。



 その日は、ちょうど今日みたいな、真冬の寒い一日やったかな。
 俺は、お母ちゃんに連れられて、夕食の買い物に付き合わされ、近所のスーパーにやって来たんやけど……。

 その街は少し不思議なトコロでな、畑の真ん中に、いきなり御墓が有ったりするんやけど、そのスーパーの敷地内には用水路が流れていて、その用水路の横には、ぽつんと、ひとつだけ御墓が建っていたんや。
 もっとも、御墓と言うても、昼日中の事。そないに不気味なモンやない。それに、用水路の周りはすべてスーパーの駐車場。墓場独特の雰囲気もない、ごく当たり前の場所やったからね。

 せやけどな。その日は、その御墓の傍にしゃがみこんだ……、そうやな、年の頃なら十歳位の女の子が居った。
 その女の子は、何が気に成るのか、ただ用水路の水の流れをじっと見つめるだけで、顔を上げようとはせなんだ。

 もっとも、近くには小学校も有るから、別に、取りたてて不自然な光景やない。
 俺も、他の通行人達のように大して気にもせず、そのまま買い物を済ませてからの帰り道。

 ……矢張り、女の子は先程と同じ場所にしゃがみ込んだままやった。
 ただ、……今度は、女の子の方が、俺の方をじっと見つめて来ていたんや。

 まぁ、俺の容姿は、主にこの瞳の性で、チョイと一般的な日本人からは離れているから、その女の子も少し気に成っただけやろう。
 その場ではそう考えながら、その少女の横を通り過ぎ、
 せやけど、やっぱり気になって、通り過ぎてから直ぐに振り返って少女の姿を探した時には、もう既にその少女の姿を見つける事は出来なかった。

 そら、慌てて横を歩いて居たお母ちゃんに聞きましたよ。
 今、さっき、あの用水路の御墓の傍に、夏の小学校の制服を着た女の子が居たよな。……って、ね。
 せやけど、その時のお母ちゃんの答えは……。



「もっとも、何かの見間違いかも知れへんけどな。
 あぁ、そうや。その後、その御墓の周りには、何故かブロック塀が作られて、用水路を覗き込む事さえ出来なくなったんやったな」

 所謂、季節外れの怪談話と言う雰囲気の話。但し、本当に、その時のその場所には、そのおかっぱ頭の女の子が居た可能性も……。無くはない。
 横を走っている川の堤防沿いの道を、首なしの騎馬武者が走り抜ける、とか、その場所の少し先に、切ると祟りが有る一本松が存在しているとか言う、曰くつきの場所の話では有ったけど……。

 そして、俺は、更に続ける。

「美人の姉ちゃんが、今までに不思議な事件に巻き込まれた事が無い、と、悔しがっているのかも知れへんな。
 せやけど、ホンマにそうやろうか。
 実は、とびっきりの厄介事に巻き込まれては居るんやけど、ただ、姉ちゃん自身が気付いていないだけ、の可能性について、考えた事は有りますかいな」

 俺は、ここで肺に残った空気を吐き出し、少しの余韻を持たせるようにしてから更に続けた。

「俺の周りを歩いていた他の通行人は、その真冬に半袖の小学校の制服を着て用水路を覗き込む少女を、別に不思議な存在とは認識していなかった。
 せやけど、その場で俺は、その少女の異常性に気が付いた。
 せやから、彼女も俺の存在に気が付いて、俺と少女は見つめ合う事となった」

 ただ、多分、これは非常に危険な行為だと思います。相手の質が悪かったら、俺はその女の子を連れて来て仕舞ったかも知れない行為ですから。
 もっとも、余りにもリアルに見えていたから、その時には、その女の子が、そんな不思議な存在だと判る訳はなかったのですが。
 まして、当時の俺には見鬼の才は有ったけど、それを完全に制御する方法は流石に有りませんでしたから。



「そう言えば、こう言う出来事も有ったな。これは、もしかすると現在進行形の事件の可能性も有るけどね」

 これは数年前の夏の事や。
 その年の夏は、何の因果か、無理矢理に山登りに付き合わされて、もう不満たらたら。
 本来、俺はクーラーの効いた部屋でゆっくり読書、と言う人間やからな。
 ちなみに冬は、暖房の聞いた部屋……ストーブに乗っけたヤカンの御湯が湧く音と、傍らに置いたラジオから流れて来る音楽を耳にしながら、読書をするのが好き……。
 ……って、そんな事は聞いていないって?

 そうですか。それは、少し残念です。

 それで。その年はなにやら、雨が少なかったらしくて、その登山をしていた間中、落石注意とか言う放送を耳にしていたんやけど……。

 まぁ、実際に、その落石事故に出会って仕舞ったのよね。シャレにならないけど。

 偶々、後ろを向いて、下の景色を見ていた瞬間に、他の登山客が何かを叫んでくれた。
 その声に驚いて振り返った俺の瞳に映ったのは……。

 そうやな。大体、俺のアタマ位の大きさのヤツ……俺が確認出来たのがふたつ。後は、ソイツに合わせて小さいのがバラバラと一団となって、俺に向かって落ちて来よったんや。
 もっとも、俺の反射神経なら、落ちて来る岩を確認出来たなら、ソイツを回避する事は難しくは無かったんやけどね。
 何せ、当時はテニスをちゃんとやっていたし、剣道も真面目にやって居た。どちらも素早い動きが要求されるスポーツで、同時に優れた動体視力も要求される。それに、テニスは基本、横の動きが主やからな。

 ただ、同じ日に、その山を登って居た登山者十数人が、その日、山で御亡くなりになった。

 そして、次の年。
 日付は八月十三日の真夜中過ぎ。
 なにやら、妙に寝苦しくて、夜中に目覚めた俺は、身体が動かない事に気付いたんや。

 え? 金縛りは心霊現象やないって?
 当たり前や。その程度の事は知っています。
 普通、金縛り言うのは、脳が目覚めていて、身体が眠っている時に起きる現象です。
 そもそも、俺は、ちっちゃい頃から金縛りには度々遭遇して来たんや。その程度の事ぐらい知らない訳がないでしょう。

 せやから、直ぐに金縛りから脱出する方法を実行したんですよね。
 先ず、身体の力を抜いて、何処か一カ所でも良いから、身体の中で動くトコロを探す。まぁ、大抵は、手足の指ぐらいは動くモンですから。
 で、そこを手始めにして、少しずつ動く個所を増やして行く。そうやって、身体を徐々に目覚めさせて行くのです。
 せやけど、その夜に限っては、何故かその方法が巧く行かない。

 仕方が無いので、もうひとつの方法の出番です。
 同じように身体の力を抜いて、全身を弛緩させる。そして、一気に全身に力を入れる。
 そうすると、何処か一カ所ぐらいは動くモノなのですが……。

 せやけど、その方法も何故か上手くは行かない。

 ずっと、何かに伸し掛かられたような感覚で、その内に、妙なヒトらしきモノの気配や、俺の部屋には存在しないはずの他人の息使いまで聞こえて来るような気までして来る。
 その上、ずっと耳鳴りのようなモンは続いているし……。

 もう、こうなったらパニックですよ。
 延々とそんな事の繰り返しで、結局、その金縛りから解放されたのは、明け方近くになってから。

 そして、翌年の八月十三日。
 同じ事の繰り返し。

 そして又、翌年の八月十三日。
 同じ事の繰り返し。

 流石に、去年は家で寝る事はなく、他所に出掛ける事で、妙な金縛りに悩まされる事は無くなりました。

 果てさて。今年の夏は、一体、どうなるんやろうね。



「まぁ、このぐらい、世の中は、不思議な事に満ち溢れている、……と言う事かな。
 確かに、探しても簡単に見つかるモンやない。せやけど、偶然出会うぐらいには存在しているものでも有る。
 美人の姉ちゃんやってそう思うやろう?」

 そうして、俺の季節外れの怪談話は終了した。

 その不思議な美少女は、何も答える事は無かった。もっとも、俺の方も答えを求めている訳では有りません。
 ただ、カラ元気だろうとなんであろうと、持っている方が良いと思っただけですから。

 まして、この目の前の少女が陰気に沈む姿と言うのは、相応しくないとも思いましたから。

「さて、そろそろ閉館時間かいな」

 俺が、自らの左腕に巻く腕時計に視線を落とした後、本を元有った場所に返すために立ち上がった。そう。何時までも彼女の相手をしていても仕方が有りません。
 もし、この街で起きている……。起きつつ有る事件が俺の想定通りの事件ならば、この世界の霊的な事件に対処する組織との接触を早急に図る必要が有りますから。

 まして、長門さんをこれ以上、一人にして置く訳にも行かないでしょう。

「何よ。その本、借りるんじゃないの?」

 最初の状態……よりは、幾分、柔らかくなった雰囲気の不思議な少女が、俺にそう聞いて来る。
 ほんの少し、表情が柔らかくなるだけで、女の子と言うのは、これだけ印象が変わるのか、と言う感想を抱かせる表情を魅せながら。

「まぁ、借りたいのは山々なんやけどな。せやけど、俺には身分を証明出来るモンがないんや。
 色々と訳ありでな」

 事実をありのままにに伝える俺。更に続けて、

「俺が、実は来訪者で、昨夜まで、こことは違う何処か遠いトコロで暮らしていた、と言ったら、姉ちゃんは信じてくれるかいな?」

 そう言った。それに、これも嘘では有りません。しかし……。

「つまり、何処か遠くで暮らしていたけど、家庭の事情か何かでこっちに来ているって事なのね?」

 至極、常識人的な答えを返して来る美少女。
 彼女は、人当りはキツイし、台詞はエキセントリックですが、それでも、考え方の基本は常識的な一般人のモノなのでしょう。

「当たらずと雖も、遠からずかな。実際、俺は現在、天涯孤独の身。お父ちゃんとお母ちゃんは、三年前の春に事故で居なくなったからな」

 表向きはそう言う事に成っている事情を口にする俺。
 但し、事実は違う。異界からの侵食に侵された狂信者に因って引き起こされた事件による被害者。それが、俺の両親で有り、地脈の龍を抑え、その御霊を慰撫し続けて来た末裔が俺の家系だった。

 その家系の人間が邪魔だったのと、俺の家……神職に伝わっていた神器が必要だった。たった、それだけの理由で……。
 いや。感傷は意味がない。まして、あれは既に終わった事件。俺はすべてを許したし、地脈の龍から切り離されて危うく暴走しかかった姫さんも無事に天へと還って行った。

 いや、水の底に有る都に還って行ったが、あの姫さんの場合は、正しい表現となるのかな。
 最初の生命の時には、水の底にも都の候、と言う言葉と共に、水面に消えて行ったはずの御方でしたから。

 俺の口にした、少しシャレにならない事情を信用したのか、不思議な事を探し続けると宣言した、俺に取っては、その彼女の存在自体が一番不思議な少女が、少し陰に近い気を発して居る。
 う〜む。そんな心算は無かったのですが、少し話題がディープ過ぎましたか。

 それならば……。

「姉ちゃんやって大したモンなんやで。何せ、こんだけ仰山、人間が居る中で、たった一人。たった一人だけ、俺の異常性に気が付いて話し掛けて来た。その能力は大したモンや」

 多分、彼女自身の不思議を嗅ぎつける嗅覚は、異常に高い存在なのでしょう。
 但し、彼女の頭の中の常識が邪魔をして、不思議を不思議と理解していないだけ。それに、有る程度の現象ならば、常識的な理由の付けようも有りますから。
 まして、霊的な加護の高い人間は、異界からの侵食に対して、気が付かないと言う対処方法で、無意識の内に危機を回避する方法を持っているものですから。

 そう。程度の低い浸食ならば、気が付かない事に因って、危険。つまり、浸食して来る側からその人間が気付かれない事により、難を逃れる事が可能ですから。
 先ほどの俺の話に登場した、俺以外の登場人物たちのように……。

「あんた、名前は」

 不思議な美少女がそう聞いて来た。それに、これは当然の質問。むしろ、初見の相手の名前も知らずに、ここまで話し込める人間の方が珍しいでしょうから。
 しかし……。

「……鈴木一郎」

 俺が思い付きの偽名丸出しの答えを返した。但し、俺の打法は、基本はスタンダードなタイプ。調子が落ちて来ると、かなりオープンスタンスに近く成って来て、さらに踏み込んで行く際に、アウトステップを……。
 いや、ここで俺の打法が、スタンダードだろうが、一本足だろうが、意味は有りませんでしたか。

「あんた、あたしを馬鹿にしているの!」

 俺が思考だけを何処か遠い球場に飛ばしていた事に気付きもせずに、不思議な美少女は少し怒ったような雰囲気でツッコミを入れて来る。
 もっとも、これは良い間合いだと思いますね。こう言う微妙な会話のキャチボールから、お互いの人間関係と言うのは築かれるのだと思いますから。

「なんや、気に入らんのかいな。それやったら、インコグニート。
 あ、いや、ネフェルティティの方が俺に似合っているかな」

 調子に乗って、ボケを連発する俺。それにしても、このやり取り。何故か、微妙に記憶を刺激するのですが……。
 まるで、以前にも何回か同じような事を繰り返した事が有るような気が……。

匿名希望(インコグニート)に、遠来からの美女(ネフェルティティ)。あんた、マトモに答える心算はないの!」

 そんな俺のボケに対して、律儀にツッコミを返して来る不思議な少女。但し、このボケに的確にツッコミを返せると言う事は、彼女の雑学もかなりのレベルで有る事は容易に想像が出来ます。
 もっとも、ネフェルティティの胸像が左目を傷付けられた状態で発見されたから、この会話に登場させた、と言う事に気付いている訳では……、微妙ですが、多分、気付いてはいないでしょう。

 俺のオッド・アイが、昨夜急に発生した霊障の類だと言う事には。

「……忍。武神忍」

 俺は、その不思議な少女を少しからかった後、本名を教えた。そして、

「実際、訳有りで一時的にここに居るのは事実や。その訳の部分に関しては、察してくれると非常に有り難い」

 ……と、そう続けた。
 そして、この答えに関しても虚偽の部分は有りません。ただ、言葉が足りないだけ。
 まして、この答えならば、先ほどの俺の台詞と合わせて、この目の前の少女ならば余計な詮索は行わないでしょうから。

 更に、長門との【念話】の内容にも反しないでしょうしね。

「あたしの名前は……」

 俺の名前を聞いた上で、自分の名前を名乗ろうとする不思議な少女。
 しかし……。

「あぁ、ええで。別に名前なんて。美人の姉ちゃんでええやろう」

 ゆっくりと立ち上がりながら、そう答えて置く俺。そもそも、教えて貰わずとも、長門に聞けば即座に判明すると思いますから。
 まして、少しはミステリアスな部分も残して置いた方が良いでしょう。

 彼女との出会いは一期一会。もう二度と出会う事はない相手ですから。

 本棚の方に向かいながら、手をひらひらと軽薄そうに振り、俺は背後に居るはずの不思議な美少女に対して別れの挨拶を行う。
 しかし……。

「あんた、何時までコッチに居るの?」

 何故か、更に続く彼女の言葉。
 その言葉と同時に発したのは、陰と陽。双方が混じり合った微妙な雰囲気。

 そして、再び発生する違和感。いや、違う。これは既視感。

「後、一週間ぐらいかな」

 振り返った俺の瞳に映る少女の姿を、少し……脳裏に焼き付けるかのように見つめた後、俺はそう答える。
 但し、この答えは下策。彗星と共に現れて、彗星と共に去って行く、などと言う事を自己申告したに等しい内容。本来ならば、こんな明確な期間を区切る必要など有りません。
 明らかに怪し過ぎる一言ですから。

「あんた、明日は何をして居るの?」

 更に続く彼女の質問。
 これ以上はマズイ。俺の頭がそう告げている。
 但し、強くなって行く既視感。

「明日は忙しいで。ここに来て本を読む必要が有るからな」

 妙に嗅ぎ回られるよりは、俺の明日の予定を固定した方がマシか。そう自分を納得させるような思考の元、そう答える俺。
 それに、今日のように偶然、街の中で出会うよりは、こうやって図書館のような場所。とっさの場合に対処しやすい空間に居た方が良い可能性も有る。

 ……などと、自分を偽る思考をいくら重ねても意味は有りませんか。本心は、もう少し彼女と話して見たかった。たった、それだけの事。

「それは、正しい日本語の表現では、暇って言うのよ」

 彼女がそう教えてくれた。いや、多分、俺が日本語に不自由な外国人だとは思っているとは思えないので、教えてくれた、と言う表現は適切では有りませんか。

 それに、実際の話、忙しいのは事実です。この異常事態がラゴウ星に起因する事件で有るのならば、これから一週間以内にラゴウ星をどうにかしなければ、巨大彗星の激突により世界は滅ぶ可能性が有ります。
 そう。俺と、おそらく長門有希と言う少女に残された期限は一週間。決戦は木曜日の夜。

 伝承に残された通りの事態が進行中ならば……。

「じゃあ、あたしがもし暇だったら、明日も付き合ってあげるわ。感謝しなさい」

 酷く上から目線の、しかし、彼女に相応しい台詞で、そう告げて来る不思議な少女。
 しかし、俺の何処に、彼女の興味を引く不思議が存在していたのかは判らないのですが。

 彼女には、魂の本質を見抜く見鬼の才が有ると言うのなら……。いや、もし、彼女にそこまでの見鬼の才が有ったのなら、俺は危険な存在だと見抜く事が出来るはずですか。

「そうか。それやったら、アテにせんと待っているわ」

 そう言ってから、今度こそ本当に、手の平をひらひらと軽薄そうに振って別れの挨拶とする俺。もっとも、これで明日も、ここに来て座っている必要が出来たのですが……。
 それも自業自得。因果応報と言う事ですか。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

あとがき

 今回の御話。主人公の語った『本当に有った怖い話』は全て、私の体験談です。
 但し、横を走る川の堤防上の道は存在しますが、松に関しては、道路を拡張する為に切り倒して、その松の有った場所には祠が祭られていたりします。

 それに、もう少し、洒落に成らない御話も有ったりするらしいのですが。
 その首なしの騎馬武者の首が晒されたのが、そのスーパーが建っている……、と言う話がね。

 それでは、次回タイトルは『邪神の眷属』です。
 ……いよいよ、伝奇アクションの色合いが濃くなって来るのか?

-7-
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