小説『VOCALOID POKER《声劇専用・台本》』
作者:silence(Ameba)

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【ヴェノマニア公の狂気ver.1】

(夜・独り歩く足音・・・
独りの女性を見つけると声を発する
)

(紳士らしく、そして妖艶に)
ヴェノ公:美しい女性が夜道を独り歩くのは危ないですよ。
近頃は、良くない噂も絶えない。
送って差し上げましょうか?

(ヴェノ公の怪しい雰囲気に少しの戸惑いながらも、つつましく、はにかみを入れて)
ミクリア:い、・・・いえ、もう宿も近いですから大丈夫です。

(うろたえる事なく紳士に)
ヴェノ公:そうですか、では、今宵出逢えた記念に・・・

(キスをすると女性はヴェノ公に平手を飛ばした)

(戸惑いながら)
ミクリア:な、何をなさるんです!!!

(紳士に妖艶さを漂わせ)
ヴェノ公:これは失礼・・・それでは、どうか、お気を付けを・・・(お嬢さん)

(すんなり立ち去るヴェノ公・足音の中ニヤリとほくそ笑む)

ヴェノ公:・・・・・フッ・・・



(朝・ここはある拓けた街・お店のドアが開く)

女性商人:いらっしゃい。おや、ミクリア

(元気よく爽やかに)
ミクリア:こんにちは、おばさん♪
頼まれていた野菜もって来たわ
このくらいで足りるかしら?

(少し驚く・静かに驚いてください)
女性商人:こんなに・・・有難う、充分だよ

ミクリア:今回は豊作だったの

 (少し申し訳なさそうに)
女性商人:ここのクルミは、『美味しいし栄養も良く取れる』と人気でね。
わざわざ隣の村から届けて貰って、すまないねぇ。

(『おかみさん』で切らず、続けて言ってください)
ミクリア:いいのよ、おかみさん、私もこうして街に来れるのを楽しみにしているんだもの♪
(ヒソヒソと話してください)
実は、ここのスイーツ皆には内緒で、こっそり自分のお土産にしてるの&amp;amp;amp;#10084;

(秘密の共有を楽しむように微笑ましく)
女性商人:おやおや♪それじゃあ、そんなミクリアにサービスしなきゃねぇ。

(歓喜におかみに抱きつく)

(思いっきり嬉しそうに)
ミクリア:ホント!!おかみさん、大好き!!

女性商人:クスクス・・・今日はまだ買い物があるのかい?

ミクリア:ええ、少し街を見て回ろうかと思うの♪

女性商人:そうかい、じゃあ帰りにでも寄っておくれ。
飛びっきりのパンを用意しておくからさ。

ミクリア:ありがとう、おかみさん♪
じゃあ、行って来ま〜す。

(ミクリアが店を出る・おかみがポツリと呟く)

(しみじみ)
女性商人:・・ホントにいい娘(こ)だよ。


(日も沈み、夕刻が去った夜)

ミクリア:ちょっと遅くなっちゃった。
早くおかみさんの所に行かなくちゃ!!

(一つの足音が近づき、驚く)
ミクリア:っ!!!!

(何処からともなく高笑い)
ヴェノ公:ははははは・・・・

(ミクリアの荷物が地面に落ちる)

(うつろ気味に放心して)
ミクリア:・・・行かなきゃ・・・・行かなきゃ・・・あの方が待ってる・・・


(ミクリアの足音と城のドアが開かれる)

(妖艶に微笑み)
ヴェノ公:来てくれると思っていたよ、美しい(お嬢さん)・・・・
・・・さぁ、踊ろうか・・・・



〜ED曲〜

続く・・・




【ドラマ掲載場所】
こえ部
http://koebu.com/koe/a632b827f3261c3c264473d42d71a4d85146b889



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