あれから10年が経った。
このまま日々は流れていくんだ。
友達が居ない生活にも次第に慣れていった。
男の人とは..
いや、女の人も信用しなくなった。
もう、そんな心あるはずない。
全部。
全部......
彼が取っていったのだから。
生きて居たって楽しくない。
私の存在価値なんてない。
此処は何処?
一筋の光が差し込む。
あぁ.............
そっか。
私、
一生恨んでいたんだ。
海斗の事。
死んでから10年経った今でも。
繰り返し一粒完〜一生の傷〜