小説『繰り返し一粒』
作者:氷菓()

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私は彼を信じてた...
なのに...

「おはようー♪未来」
『おはよう...凛』
「どうしたの?なんか暗い顔だけど,,
もしかして彼氏と上手くいってないの??」
『そうじゃないよ^^
なんでもない。』
海斗と付き合って1年。
このまま続いてくれるのを願ってる。
だけど、海斗はキス以上の事をしてくれない。
それは当たり前だと思うけど...
やっぱりその先を妄想してしまう。
「未来。未来ってばッッ!」
『え?何?』
「未来の彼氏が来てるよ!」
『本当に?』
私は視線をそっちに向けた。
海斗だ。海斗私に会いたくて此処に...
と一歩を踏み出した時に..

あ..れ?

なんで茱萸と話してるの?

それも..

海斗は茱萸と楽しそうに話している。


.........ねぇ、信じてもいいんだよね?海斗。

私は、そう心の中で呟いた。

-2-
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