小説『東方歌詞置き場』
作者:風薙()

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               神風 歌詞
曲名:神風
作曲:ZUN氏
作詞:azuki
アレンジ:Kaztora
原曲:風神少女
サークル:Liz-Triangle


操る風の姿 流れる風の声
荒ぶる風を超えて 流れる星になる
見下ろす山の景色 見上げる空の色
流れ落ちる 神の流れ星

黄昏の八衢を 誰そ彼は 歩みを止めぬ
手に取る 鬼灯のように そっと酒に酔う
カナカナと降り止まぬ 蝉時雨に傘を広げて
宴の始まる頃に そっと風を凪ぐ

逢魔ヶ時 人は消え 空を駆ける風は
寂れた社に 祭り祀られ 神々と騙る

風は 遠く輝く 空駆ける 天狗
万風 雲の通い路へと
地に堕ちず 天に逝かず 無間に黄昏に
この身一つ 祓われ給へ

宵闇に灯された 誰そ彼の 無邪気な声に
朱色に 頬紅染めて そっと童を諭す
ガヤガヤと鳴り響く 人の声 祭りの囃子
踊りの合間合間に そっと酒を酌む

丑三つ時 人は消え 空を駆ける風は
新たな神輿に 祭り祀られ 神々と住まう

鳥にて鳥ならず 空駆ける 天狗
天津風 背負いし神々よ
地に堕ちず 天に逝かず ただ空を流れる
その姿は 流れ星

天照らす 山に雨が移ろい
導き 栄える姿 国津神よ

心に残された 喧騒の迷い路よ
打ち上がる花火の如く 花開かせて

秋津舞い 風凪ぎ 空駆ける 星の声
我は 風の神 天照らす 万の神

風は 闇纏い 空駆ける 風の化身
万風 人の迷い路へと
地に堕ちず 天に逝かず 無間に黄昏に
風神は ただ 無邪気に笑い 舞う

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