小説『ONEPIECE 〜猫又海賊奮闘記〜』
作者:ノア()

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第五話

ヘロー、リオンです。
ロビンとの仲も良好になり、オハラに越して来た俺と母さん。
結局全知の樹ではなく、すぐ近くの家を買ってすむことになった。
全知の樹に住む学者達が、
「子供が育つ環境として、ここはアウト」
だと判断したからだ。
・・・いや、ちゃんと片付けろよ。
学者という人種は、基本的に生活不適合者ばかりだ。
研究のメモや文献は散乱しているし、没頭するとまともに食事もとらない。
その姿を見て育つのはダメらしいのだ。
・・・ちゃんとしろっつの。

「はっ、はっ、はっ・・・」

今、俺は島の周りをランニングしている。
具体的には測っていないので分からないが、島の周りはそこそこの距離がある。
1周するだけで成人男性はグロッキーだろう。
完全なるオーバーワークだな、うん。
そしてその島の1周を6歳児の男の子が走っていた。
てか俺だけど。
あ、そうそう。
今サラッと言ったけど、俺6歳になりました。
今日で。
オハラに来たのは5歳になって少しくらいだったから、もうすぐ1年。

「はっ、はっ・・・ふぅ」

いつの間に1年経ったんだとか、ふざけんなとか、そんなことは聞かないぜ。
まぁ、さっき言った通り今日は誕生日なだけなんだけど、何で島の周りなんかをランニング(ちなみにただいま20週目)しているのかと言うと・・・。





〜回想〜

「リオン」
「なんだ、ロビン」

朝、本を読んでいた俺にロビンが声をかけてきた。
余談だが、今現在図書館の本は5割ほど読み終えた。
もちろん内容は全て頭にインストールされてる。
7歳から技を使った特訓ができるようになるから、それまでには読み終えたい。

「今日は、出掛けた方が良いんじゃないかしら」
「なんでだ?」
「・・・ほら、いい天気じゃない」
「曇ってるぞ」
「日差しがあるよりトレーニングには最適だと思うわ」
「いや、曇ってると蒸し暑いんだよなぁ」
「・・・」
「・・・」

いや・・・たしかに原作でロビンさんはミステリアスな女って感じですけど。
意味分からんわ。

「・・・」
「・・・」
「今日は、出掛けた方が良いんじゃないかしら」
「ループしてるぞ」

ドタバタッ ガチャッ

「リオンはおるかァ!?」

騒がしく我が家にやってきたのはクローバー博士。
相変わらず変な髪型だ。

「そんなに慌てて、どうしたんですか博士」
「うむ・・・」

急に黙り込んで赤くなったり青くなったりと1人、百面相している博士。

「そのだな・・・」
「はい」
「今日は全知の樹へ来るでないぞっ!」
「えぇ、それがいいとおもうわ」
「・・・」

えぇー・・・どゆこと。
なんだよ、一体なんだってんだ?2人して。

1.家にいてはいけない。
2.全知の樹もダメ。
3,2人の挙動不審。
4.・・・なんかあるか?

・・・あっ!

(今日って俺の誕生日じゃねぇか!!)

つまりは4.俺の誕生日。
そしてじーっと俺を見つめる2人。
っていうか博士やめてくれ。
つぶらな瞳てきな感じで見つめんな。
ロビンは可愛いから良いけど。

「あ、あー・・・んじゃあランニングでもしれくるかな」
「「それがいいとおもうわ(ぞ)」」

はぁ・・・。
なんだ、学者ってのはサプライズが苦手なのか?
そう言えばロビンはポーカーフェイスなイメージだったんだけど。
やっぱりバスターコール後のつらい経験からだったんだろうな。
1年間一緒にいて気づいたんだけど、二人とも嘘をつくときのクセがある。
博士は頬をかく。
ロビンは紙を耳にかける動作をする。
そして今、2人ともバッチリそのクセが発動していた。

「そんじゃ、行ってくるよ」

動きやすい服装になり、俺は家をでた。


〜回想終了〜



_______________________
今回はすこし短めです。
そしてなんと・・・
殿堂入りになりましたーーっ!!!
ほんっと、ノアもビックリでございます。
いつかのれたらいいなぁって思ってたんで、要請がきてビックリ。
テンションが最高潮に達してます。
今後も、アドバイス、誤字脱字の指摘。
感想、私への応援などお待ちしています。
というか最後のは願望ですね、はい。

それではさよーならー。

-5-
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