「L.J、この洞窟はお前が住める様にしたのか?」
部屋にあったウィスキーを飲みながら何の気なしに聞いてみる。
「いや、元々誰かが住める様にこの部屋を作ったらしい。銃はなかったが剣や刀は置いてあった。」
「銃はどのくらいあるんだ?」
「まだ余り満足出来る量はない。M42丁、SCAR-L、M14が一丁づつにSIGP228とUSP45がサップレッサーが5つづつ、フラググレネードが40、スタングレネードが15、スモークが20だ、弾薬も安心出来ない。」
「無いよりは断然マシだ、ランチャーは無いのか?」
「RPG7が弾頭8つだ。」
「量産出来ればいいんだがな……」
さすがに部品一つ一つが手作業では効率が悪すぎる。
「確かに、いっそのこと製鉄所と武器工場を作るか?」
「なるほど、いい案だ。」
「(冗談で言ったんだが……)………そうか、ならいい場所がある。ついてきてくれ。」
和平が連れていかれたのは洞窟の奥で手製の製鉄所だった。
「これも最初からあったのか?」
「ああ、だが一人では動かしにくくて使ってなかったんだ。」
「じゃあさっそく始めるか、火を入れよう。」
「なら俺は型番を作ってくる。」
「頼んだ。」
こうしてちいさながら生産ラインが確保されたのだった……