第二十二話 鳳さんとオルコットさんとは一緒に戦いたくないです。by白神
帰宅早々睡魔に襲われダウン
人は睡魔に勝てないのか……デハどぞ
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〜アリーナ・放課後〜
チッ、本気で邪魔ですねあの二人。多角から狙おうにも邪魔、接近戦においては二人が邪魔すぎて不可能……どうすれば……。
うおおおおおおお!
織斑君!?良いタイミングで入ってきてくれましたね!
「その手を離せーーー!!」
「くっ!」
停止結界で止めましたか・・ですが!ビームトマホークを出して!あの二人を!ってもう解除されてる……ならば後ろから切りつけます!」
「ふっ、感情的で直線的……絵に描いたような愚かさだな。」
「一番愚かなのはもう一人の敵をそのままにしてることですけどね!」
「な!?ぐあっ!」
切りつけ成功。やはり後ろには結界が貼れないんですね。
「くっ、そういえば二佐はそこのザコ二人と違って無傷でしたね!」
レールカノンをこちらに!……そのまま織斑君に固執していれば良いものを!…デュノア君のISの反応!撃つならいま撃ってくださいね!
「二人から離れて!」
「チッ!ザコが。」
ISのおかげで聞き取れましたけど…腕前のことなのかISのことなのか……後者ですね。
「織斑君は二人を保護して観客席に非難させてください。」
「分かった!」
「つかまれ!」
よし二人を確保って……あのウサギなんで生身の人間抱えているのに狙うんですか!命に関わるというか確実に死にますよ!?ドイツに抗議の嵐が来ますよ!…ノーマルでは限界ですね!高速交換スラッシュパック!
<スラッシュパックへの変更を確認……異常なし。>
<武器の確認……スラッシュビームアックス・ハンドグレネード・ビーム突撃銃・肩部ビームバルカン両肩…ビーム突撃銃の弾薬が尽きています。以後使用する場合はISにつないでお使い下さい。」
「撃たせしませんよ!」
ビームバルカンを撃ちます!これでデュノアくんも弾幕を張ってくれれば……。
「僕達のこと忘れていない?」
向こうはマシンガンですか!これだけの弾幕なら!
「くっ!」
どうしました!?ってまたワイヤーですか!あの二人に比べたら部位的にマシですけど…あれでは時期に!
「一人の動きを止めた所で!」
スラッシュビームアックスでワイヤーを切れ……よし切れました!
「ありがとう、白神さん!」
「いえいえどういたしまして!」
弾幕張りながら離脱……弾薬が足りなくなりますよこれでは…ISにつなげばまだ使えますけどね!
「チッ!ならばこれでどうだ!」
プラズマソードでの格闘戦!?格闘戦だと援護が難しいです……ってあれは!
「!?」
織斑先生!?部分展開だけでISを止めるとは……おみごとです。
「!教官……。」
「やれやれこれだから餓鬼の相手は疲れる……。」
申し訳ありませんね。
「千冬姉…。」
「模擬戦をやるのは構わん……だが、アリーナのバリアまで破壊する事態になれば教師として黙認しかねる。この戦いの決着は学年別トーナメントでつけてもらおう。」
「教官がそう仰るなら。」
「了解。」
こういう時は早めにISを解いてさっさと逃げるのが一番なんですけど……。織斑先生相手では逃げられそうにありませんね。
「織斑、デュノア。お前達もそれで良いな?」
「あ、ああ。」
その返事は……また地雷踏みましたね。
「教師には はいと答えろバカ者。」
「は、はい!」
「僕もそれで構いません。」
ココで同意しなかったら世界最強と戦うことになりそうですしね。相手が打鉄でも勝てるかどうか……。
「では!学年別トーナメント終了まで私闘の一切を禁止する!解散!」
模擬戦不可ってことですか……まぁ、この惨事だと妥当ですね。さて部屋に戻りますか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜自室〜
……日本の軍人だから銃を携帯する許可を政府を通して頼んだのに持ってこれたのはMk-22(麻酔銃、通称ハッシュパピー)だけとは……まぁ一応磨いておきますか。
コンコン
誰ですかね、こんな時間って言っても夕方ですけど。……開けに行きますか。
ガチャ
「よう、白神さんってなにそれ!?」
あ、銃しまうの忘れてました。
「…それMk-22だよね?なんでIS学園内で銃を?」
織斑・デュノアコンビでしたか。というか一発で銃の名前当てるとは……さすがですね。
「一応これでも”日本”の軍の高官なので……かなり無理いって麻酔銃だけ許してもらいました。」
「へぇ、そうなんだ。」
なんとか理解していただけましたね。
「それより!あの二人のお見舞いに行こうぜ?一応俺たち当事者だし。」
……お見舞い……別に来てくれなくても良かったのにとか あのまま戦っていたら勝ってた、とか言いそうなのであまり行きたくないですけどね。正直邪魔なだけでしたし……ためしに断ってみてから考えましょうか。
「すいません、今日はISの整備やらなんやらで忙しいので二人で行ってください。」
「なんだよ、冷たいな〜行こうぜ。」
「…多分行っても別に来なくても良かったとかあのまま戦ってたら勝ってたとか言われますよ?」
「そんなことないって、なぁ?」
デュノア君に振る……。
「う、う〜ん……そうだね。」
かなり迷っていますね。
「とりあえず私は申し訳ありませんがいけません。」
「じゃあ、せめて何かあの二人に向けてのメッセージとかない?僕達がそれを伝えるからさ。」
「おお、良いなそれ!」
……勝手に決まった……そうですね〜。
「じゃあ敵の盾になるとは情け無い、もっと精進しなさい……て伝えといてください。」
「おお、厳しいな。」
「でも、あの二人になら丁度良い言葉かもね。」
最早あの二人の特性を理解しているとは……デュノア君は天災ですかね?
「ん〜そうだな〜じゃあ、白神さん、この事しっかり伝えとくな、じゃあな!」
「じゃあ、また明日ね。」
「はい、また明日。」
ガチャン!
さて…夕食でも食べに行きますか。
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…ずっと不思議だったんですけど…ヴァルキリートレースシステムをシュヴァルツェア・レーゲンに積んだドイツは非難されなかったんですかね?あそこには各国の要人なども居たのに…普通はそれを積んだ研究員か死刑囚・そのISが所属していた部隊が国の盾にされますけど……普通に暮らしているのはなぜなんでしょうね。
では感想をお待ちしています。