小説『IS  とある転生者の不運転生 』
作者:影薄(影薄のブログ)

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第二十六話 堕ちた強者。

前書き

私は受験生ですので夏休みからあまり書けません。ご了承ください。

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〜次の日 岩場〜

……専用機持ち集合ってめんどうな……簪さんは専用機製作中だから居ないのは分かりますけど……なぜ篠ノ之さんが?

「よし、専用機持ちは全員揃ったな。」

「ちょっと待ってください。箒は専用機を持ってないでしょう。」
私の疑問を質問してくださりありがとうございます。

「そ、それは。」

「私から説明しよう。実はだな…。」

「やぁっほぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
うわ、篠ノ之束!しかも飛んでるし……撃ち落としたら……ダメ?

「ちぃぃぃちゃぁぁぁぁぁん!!」
あの加速して威力が合ったはずの突撃を片手で頭抑えて止めるとは……すさまじい力。

「いやぁ会いたかったよ。ちーちゃん!さぁハグハグしよう!愛を確かめよう!」

「五月蝿いぞ束。」
同意。

「相変わらず容赦のないアイアンクローだね!」
シュっと消えて隠れていた篠ノ之さんのところへ!

「ジャジャーン!やあ!」

「……どうも。」

「えっへへ〜久しぶりだね箒ちゃん。こうして会うのは何年ぶりかな〜大きくなったね箒ちゃん!特におっぱぐふぅ!」
兄弟で髪の色がこんなに違うって……どういう血液流れてるんでしょうね?ていうか木刀どこから出した……下手したら死んでますよ。まぁその方が都合が良いんですけど。

「殴りますよ。」
殴ってから言ってどうする。

「殴ってから言ったー!箒ちゃんひどーい!」
それに関しては同感。

「ねぇ?いっくん酷いよね〜?」

「は、はぁ……。」

「おい!束。自己紹介ぐらいしろ。」

「えぇ〜めんどくさいな〜……私が天才の束さんだよ、ハロ〜終わり!」
まぁ織斑君と同じくらいですかね?

「束って!」

「ISの開発者にして天才科学者の!」

「篠ノ之束……。」
別に分けて言わなくても……。

「ふっふ〜さぁ大空をご覧あれ!」
撃ち落としちゃ……ダメ?

「じゃじゃーん☆これが箒ちゃんの専用機こと赤椿!」
あんなに嫌っていたのに専用機作らせるなんて……都合の良い女。

「全性能が現行のISを上回る束さんお手製だよ〜。なんたって赤椿は天才束さんが作った第四世代型ISなんだよ〜。」
そんなことしたら自分の妹が各国から狙われますよ。

「第四世代!」

「各国でやっと第三世代型の試験機ができた段階ですわよ?」

「なのにもう……。」
やることがめちゃくちゃですね。

「そこがほれ……天才束さんだから〜。さぁ箒ちゃん!今からフィッティングとパーソナルパライズを始めようか〜。」
織斑先生……静観してないでツッコンで下さい。

〜フィッティング中〜終了〜テスト飛行開始〜

フィッティング早かったですね〜さすが天災。そして赤椿も早い。

「なにこれ早い!」

「これが第四世代の加速……ということ?」

「どうどう?箒ちゃんが思った以上に動くでしょー。」
なんか掃除用具が調子に乗りすぎて腹が立ったのでカットします。
(作者が途中から難しく書けなかったのでカットしました。大変申し訳ございません。)

「た、大変です!」
どうしましたか山田先生。

「織斑先生!これを!」
もう篠ノ之束が目に入らないくらい大変なんですね。

「特命任務レベルA……現時刻より対策を始められたし。テスト稼動は中止だ!お前達にやってもらいたいことがある。」
レベルAとか佐官以上の階級が指揮するレベルじゃないですか…あ、私佐官だった。

「はぁはぁ……あれ?こちらの方は?」
やっと天災に気づきましたか。

「……篠ノ之束だ。」

「えぇぇ!?」
良いリアクションありがとうございます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜対策室〜

「二時間前。ハワイ沖で試験中であったアメリカ、イスラエルでの共同開発での第三世代のIS、シルバリオ・ゴスペル、通称福音が制御下を離れて暴走。監視空域を離脱したとの連絡があった。情報によれば無人のISとのことだ。」
試験中なら乗ってるかもしれないじゃないですか。そんな情報アテになりませんね。

「その後、衛星による追跡の結果、福音はこの空域から二キロ先の空域を通過することが分かった。時間にして五十分後、学園上層部からの通達により我々がこの事態に対処することになった。教員は学園の訓練機を使用して空域、および海域の封鎖を行う。よって本作戦の要は専用機持ちに担当してもらう。」
生徒にやらせるとか……どんな頭してるんでしょうね?まぁ私と少佐は軍人ですからどの道従わなければなりませんけどね。

「はい?」
織斑君……何のために集められたと思っているんですか……。

「つまり暴走したISを我々が止めると言う事だ。」

「マジ!?」

「一々驚かないの。」
ツッコミありがとうございます。

「それでは作戦会議を始める。意見があるものは挙手するように。」
どうせアプローチもほとんど不可能な高機動型なんでしょうね。ハワイ沖からココまであんなに早く来るんですから。

「はい!目標ISの詳細なスペックデータを要求します。」

「うむ。だがけして口外するな。情報が漏洩した場合、諸君等には査問裁判と最低でも二年の監視が付けられる。」
おお怖い怖い。

「了解しました。」

「……広域殲滅を基本とした特殊射撃型…。私のISと同じオールレンジ攻撃を行えるようですわね。」
スペックを見ると…ブルーティアーズ以上のオールレンジ攻撃でしょうね。

「攻撃と機動の両方を特化した機体ね。厄介だわ。」

「この特殊武装がクセものって感じはするね。連続しての防御は難しい気がするよ。」
ガナーパックは役に立ちそうにないですね。

「このデータでは格闘性能が未知数だ…。偵察は行えないのですか?」

「それは無理だな。この機体は現在も超音速飛行を続けているアプローチは一回が限界だ。」
やっぱりそうなんですか。

「一回きりのチャンス……ということは一撃必殺の攻撃力を持った機体で当たるしかありませんね。」
織斑君参加決定。

「うんうん……えぇ!?」

「アンタの零落白夜で落とすのよ!」

「それしかありませんわね。ただ問題は……。」

「どうやって一夏をそこまで運ぶか……エネルギーは全部攻撃に使わないと難しいだろうから……。移動をどうするか……。」

「目標に追いつける速度を出せるISでなければいけないな超感度ハイパーセンサーも必要だろう。」
…私のイグナイテッドパックが使えますね。

「ちょっと待ってくれ、俺が行くのか?」

「「「「「「当然。」」」」」」
何を今更…。

「ユニゾンで言うな!」

「織斑、これは訓練ではない実戦だ。もし覚悟がないなら無理強いはしない。」

「やります。俺がやってみせます。」
ここで無理とか言ったら一生軽蔑するところでした。

「よし!それでは現在専用機持ちの中で最高速度を出せる機体は「待った待った!」
篠ノ之束……どこから出てきた?


「その作戦はちょっと待ったーー!」

「また出たぁ。」
同じ感想ありがとうございます。

「とぉう!ちーちゃんちーちゃん!もっと良い作戦が私の頭の中にある〜!」

「出て行け!」
正論ありがとうございます。

「聞いて聞いて〜ここは断然!赤椿の出番なんだよ!

「なに?」

「赤椿はこの福音とかいう奴以上のスピードが出るんだよ〜!」
ものすごく掃除用具(バカ)が浮かれている……このままでは絶対失敗しますね。

「よし、では作戦は篠ノ之と織斑とする。」

「待ってください。」

「どうした白神。」

「私にも赤椿には追いつけなくともすぐ後ろにつくくらいの速度がだせるパックがあります。」

「インストールは?」

「私のISの特性を忘れていませんか?」
元々入っていますよ。

「では白神も参加だ。」

「ええ〜なんでなんで〜こんな奴いなくても十分だよ〜。」
こんな奴……ジミに傷ついた。

「戦力は少しでも欲しい。では各員準備しろ!」

「「「了解。」」」
さてとすこし調整しますか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜砂浜〜

さて作戦開始時刻まで後少しですね。緊張しますな。おっ、二人も来ましたね。

「来い!白式!」

「行くぞ!赤椿!」
私も声出したほうが良いんですかね?

「幻想闘士(ファントムウォーリア)起動。」
味気な。

「じゃあ、箒よろしく頼む。」

「本来なら女の上に男が乗るなど私のプライドが許さないが今回だけは特別だぞ。」
ものすごく浮かれてますね。

「良いか箒、これは訓練じゃない十分に注意して「無論分かっているさ。心配するなお前はちゃんと送り届けている、大船に乗ったつもりでいれば良いさ。」
タイタニックですか?

「なんだ、楽しそうだな。やっと専用機を持てたからか?」

「え?私はいつもどおりだ。」
顔がいつもと違いますけどね。

「一夏こそ、作戦には冷静に当たることだ。」
お前が言うな。

「分かっているよ……。」
おっ、通信。作戦開始時刻ですかね?

『織斑、篠ノ之、白神聞こえるか?」

「はい。」

「よく聞こえます。」

「大丈夫です。」

『今回の作戦の要は一撃必殺だ。短時間の決着を心がけよ。討つべきはシルバリオ・ゴスペル、以後福音と称する。』

「「「了解。」」」

「織斑先生、私は状況に応じて一夏のサポートすればよろしいですか?」
この娘……これから戦いに行く顔ではないですね。

『そうだな。だが無理はするな。お前は赤椿での実戦経験は皆無だ。突然何かしらの問題が出るとも限らない。』

「分かりました。ですが出来る範囲支援します。」
その顔止めろ、戦いに行くのに笑顔とか戦闘狂か。というか支援のために私がいるんじゃないですか。

『一夏、白神。』

「は、はい!」
プライベートチャネルですね。

『これはプライベートチャネルだ。篠ノ之には聞かれない。……どうも篠ノ之は浮かれているな。あんな状態では何か仕損じるやもしれん。いざと言う時はサポートしてやれ。』

「分かりました(了解)。」

『では始め!』

「いくぞ!」

「おう!。」
作戦開始されましたね。

「さァて!私もおいていかれないように気をつけねェとなァ!」
<単一能力第一段階 加速装置(アクセラレート)発動。>
これ使わないと追いつけないとかどんだけ早いんですかね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜作戦空域〜

「目標を確認。一夏、一気に行くぞ。」

「おう。」

「私も忘れないでほしいんですけどね。」
連携絶対無理。

織斑君が福音に切りかかる!回避!でもこのままなら押し切れる!

「箒!白神さん!このまま押し切る!」
私のこと忘れてなかったんですね。良かった〜。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
二回目!回避!惜しいですね。

「広域殲滅兵器!二人とも回避・迎撃をしてください!」

「分かっている!」
イグナイテッドの武装は 左右腕部搭載四連装ビームガンとスレイヤーウィップとテンペストソード・スモークグレネードのみ!射撃武器が一つしかないのが惜しい!

「チッ!数が多い!」

「箒!白神さん!前と左右から同時に攻めるぞ!」

「「了解!」」
テンペストソードで切りつけ!

「はぁぁぁぁぁぁ!」

「うおおおお!」

「てぇぇぇい!」
弾幕が邪魔!

「一夏!私が動きを止める!」

「分かった!」

「私も忘れないでほしいですね!」
四連装ビームガンで追い込んで!

「今です!篠ノ之さん!」

「分かった!はぁぁぁぁぁ!」
よし!

「一夏今だ!」

「おう!…なっ!?」
あれは……漁船!?クッ!こんな時に!


「一夏!?」
篠ノ之さんはまだ気づいていないようですね!

「なにをしている!せっかくのチャンスに!」

「船がいるんだ!海場は先生が包囲したはずなのに!」

「船!?」

「密漁船みたいだ。」
まったく!さっさとこの海域から出て欲しいものですね!

「密漁船?こんな非常事態に!」
敵は待ってくれないようですよ!

「二人とも回避!」

「「なっ!?」」
間に合いました。

「奴等は犯罪者だ構うな!」
犯罪者の作ったものに乗ってるクセになにを言う。

「見殺しにはできない!」
ですがそんなに弾いたら!チッ!遠すぎて船のほうにいけない!弾幕が邪魔!

「あ!」
零落白夜が!

「バカ者!犯罪者などを庇って!そんな奴等はほっておけ!」
どうでも良いですけど私だけに相手させないで下さい!4連装ビームガンが切れそうそうです!

「箒!」
あ!しまった!弾幕が向こうに!二人が!なぜ二人とも立ち止まっている!泣いている場合か!

「二人とも!」

「間に合ってくれ!」
織斑君のISがくそ!作戦失敗!?なんてザマ!


「一夏?一夏!」

「篠ノ之さんは織斑君連れて退却!私が足止めします!このことを早く織斑先生に!織斑君を殺したくなかったら早く!」

「わ、分かった!」
やっと行ってくれましたか…おっと

「貴方はいかせませんよ?シルバリオ・ゴスペル。」

「♪?」

「貴方の腕を縛っているのはスレイヤーウイップと言います。くらいなさい!」
直接絶対防御にダメージを与える電撃をくらえ!

「♪×○×!?」

「どうです?これで……な!?」
ウイップを引っ張って自分側に私を寄せた!?なんてバカ力!

「しかし!スモークグレネード!」
よし命中!

「コホコホッ……膝蹴りを食らいましたけどこれで撤退を…なに!?」
な!?射撃に移るのが早すぎる!ほんとに暴走しているのか!?

「ぐっ!?イグナイテッドパックが破壊!?」

<caution!caution!パック損傷およびエンジン損傷!推力低下!堕落します!>
な!少しでもスピード上げるために直結したのが仇になったのか!お、堕ちる!?

「♪〜♪」
射撃開始…クソ……

「調子に乗ッてンじゃねェぞ!この三下がァ!!!」
<全弾命中…後面装甲損傷……危険のため操縦者の意識を切断します。70%の機能停止。>
ク、クソが…。

白神 怜 シグナルロスト

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜対策室〜
織斑千冬SIDE

「お、織斑先生、白神さんのシグナルをロストしました……。」

「なに!?他の二人は!?」
私のミスだ……。私のミスで犠牲を出してしまった。

『織斑先生!一夏が!一夏が!』

「篠ノ之!?分かったすぐ砂浜へ向かう!」
クッ、白神はロスト、一夏は負傷……作戦は失敗……全て私のミスだ……。だが落ち込んでいるわけには行かん。まず一夏の容態を確認し第二作戦を練らねば!

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本作初の他視点。

天災兎がものすごく書きづらい、ほんともう出て来ないでほしい。


では感想お待ちしております。

…どうでした?少し長めにしてみたんですが…いかがでした?

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