小説『鈍色の荒野 【完結】』
作者:初姫華子(つぼはなのお知らせブログ)

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後書きという名のあがき


イタい。
20代の自分はホントにイタい。

最後は浸りきってるし。

ホント、イタいです。

過去の自分はとてつもなく恥ずかしい、
その20代の自分が
20代の男を書いた、
唯一完結している作品です。

勢いに乗って、下書きなしで数日で
ワープロでがーっと打ち込んだ記憶があります。
乗りに乗ってるのはよくわかるんだけど、
やっぱりイタいです。いろいろと。

今回、それなりに完成してますので
イタいまま出そうかとも思ったのですが、
誤変換とか誤読もちらほら。

(打ち出し文をOCRを使って読み込みました。
 昔のソフトを使ったきりの当方、
 あまりの使えなさに期待してませんでしたが
 新聞の読み込みには使える、かなりの精度だと聞きましたので
 スキャナにバンドルされてるソフトを使ってみました。
 一頃より実用に耐えるのにはびっくり。
 似た意味不明な漢字になっちゃってるところはご愛敬。
 明らかに変な字があったとしたら、
 当方の誤変換かOCRの読み込みエラーです)

場面展開が独りよがりで再読しても
誰が何をどーしてるのかわかんないよ、
ってところが散見されましたので、
つじつまが合わないところだけ手入れしました。

これを書いた当時、JRAでバイトをしてまして、

 発表時期が桜花賞前になったのはホントの偶然。
 (2012年4月)
 クラッシックレースが目白押しの時期ですね。
 忙しかったことを思い出します。

いろいろと業界筋のお話を聞く機会に恵まれました。
また、宮本輝氏の優駿が映画化された時に
原作を読んでますので(映画は見てないんだな)
かなりかぶれて書いたんではないでしょうか。
と推察します。

今読むと、競馬用語とかローテーションとか。
さーっぱりです。
モデルにしてる牧場とか馬もいるんですけど
そうだったっけ? ってな感じで、
きれいに競馬、忘れちゃってます。
書いた当時は新馬は3歳。
ダービー等の新馬クラシックレースは4歳。
当時は数えで馬齢を重ねてましたけど、
今は国際基準に合わせて変わったんですよね。
ですけど、あえて書き換えてません。

これを書いた当時、
全てをうっちゃって逃げる男の挫折って何だろう、と
アホな頭で考えて、
どうしても思いつかなくて結局、
ぼやかして煙に巻いていました。

今もよくわかりません。

本作はこれで完結してますので
前も後もありませんが、
別の形で何か書ければいいなと思っています。

ここまでのご拝読、お疲れ様でした。
そして、感謝いたします。

過去の遺産を発掘して発表は
もう少し続きそうです、
書き方思い出したところなのに
忘れちゃうのも癪なので、
なんとか時間をひねって書く作業は続けたいと思っています。

どこかでお目に留まることがありましたら、
その節は宜しくお願いいたします。

作者 拝

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