小説『ハイスクールD×D〜転生せし守り手〜』
作者:ブリッジ()

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Life.45〜ギャスパー救出、驚愕の事実〜















気が付くと、俺と部長はオカルト研の部室にいた。転送は無事成功した。だが・・・。

「っ!? ここに直接転移したか!」

「悪魔が!」

部室には外にいたような魔術師達が選挙していた。

「部長・・・、昴先輩・・・ごめんなさいです・・・」

弱々しいギャスパーの声がし、そちらに視線を向けると、椅子に縄で縛りつけられたギャスパーの姿があった。

「良かった。無事だったのね」

とりあえず無事なギャスパーの姿を確認し、胸を撫で下ろす部長。

「部長・・・、昴先輩・・・」

俺と部長がギャスパーの姿を捉えると、ギャスパーの瞳からポロポロと涙が溢れだした。

「もうこの眼のせいで皆に迷惑をかけるのは嫌です・・・。僕のせいで・・・。部長、先輩、僕を殺してください。僕なんて、死んだ方がいいんです」

ギャスパーは自身が捕えられ、利用されたことにより、皆に迷惑をかけてしまったことに責任を感じているのだろう。そんな言葉を口にした。

「そんなことは言わないで。私はあなたを決して見捨てたりなんてしないわ。あなたも覚えているしょう? あなたを眷属に転生させて時、生まれ変わったら自分が満足できる生き方を見つけなさいと言った私の言葉を」

部長を努めて優しい笑顔でギャスパーに語りかける。だがギャスパーは首を横に振る。

「結局、見つけられませんでした。皆に迷惑をかけてまで、僕に生きる価値なんて・・・」

全てを諦めようとしているギャスパーに部長が再び声をかけようとする。

「それでいいのか?」

俺は、気が付けば部長が喋りだす前に口を開いていた。

「そうやって、何もかもダメだと決めつけて、諦めて、それでいいのか? 何が見つけられないだ。生き方なんて簡単に見つけられるものじゃない。簡単に諦めちまうような奴が見つけられるわけがないだろ。自分を殺せだ? そんなもの、自己犠牲でもなんでもない、ただの逃げだ」

俺の心は、簡単に諦めてしまうギャスパーに対して怒りと同時に悲しみが襲っていた。それ以上に・・・。

あの子を救ってやりたい・・・。

そんな想いが占めていた。

その時・・・。

ボン!!!

俺の胸部に衝撃が襲う。魔術師の1人が俺に魔力弾を放ったようだ。

「旧魔王派の言ってたとおり、グレモリー一族は情愛が深くて力に溢れている割に頭が悪いようね。ヴァンパイアをさっさと洗脳して道具として有効に使えばもっと評価を上げられたでしょうに。下僕を仲良しこよしで扱うなんてバカを通り越して哀れ―――」

「黙れ」

「っ!?」

「お前らとは話してねぇ。次、口を開いた奴、首が無くなると思え。この距離ならお前らがギャスパーに触れる前に首を飛ばせる。これは最終警告だ」

俺は殺気を飛ばして魔術師達に警告を告げる。俺のこの言葉に魔術師は口を閉じた。

「ギャスパー。お前が死んだらな。俺も部長も、朱乃さんも木場も小猫ちゃんもアーシアもゼノヴィアも、皆、悲しむぞ? 迷惑をかける? 上等だ。そんなもの、いくらでもかけろ。俺達が何度でも受け止めてやる」

俺の後に部長が続く。

「そうよ。何度でも迷惑をかけてちょうだい。私は何度でもあなたを叱ってあげるわ。何度でも慰めてあげるわ。決してあなたを放さないわ!」

「部長・・・、昴先輩・・・!」

ギャスパーの瞳から更なる涙が溢れてくる。

「逃げるなギャスパー! お前の生き方、見つからないなら俺達が一緒に探してやる! 怖いなら俺達が一緒に手を引いてやる! だから一歩前に出るんだ! お前はもう、グズって、部屋に逃げ込んでいた頃のお前じゃないだ!」

俺は右手の親指の腹を噛んだ。そこから俺の血が滲み出てきた。

「受け取れ! 赤龍帝の血だ!」

バシュン!!!

俺は親指をしならせ、弾き、その血をギャスパーの口に飛ばした。ギャスパーはその血をゴクリと飲み込んだ。

その瞬間、室内の空気が様変わりする。そして、不気味で言い知れない悪寒が俺の身体を襲った。

チチチチチチ!

ふと、辺りを見渡すと、そんな鳴き声と共に無数のコウモリが飛び交っていた。そのコウモリが魔術師達を襲い始めた。

このコウモリ、ギャスパーか!

先程縛り付けられていた椅子にギャスパーの姿がなかった。

「コウモリに化けたか!」

「吸血鬼め!」

魔術師達がそのコウモリを魔力の弾で撃ち落とそうとする。が、魔術師達は下から何かに引っ張られたかのようにバランスを崩した。見ると、魔術師達の影から手が無数に伸び、影の中に引きずり込もうとしていた。

「くっ! 吸血鬼の能力か!」

その手に魔術の弾を撃ちこむが、影は霧散するだけで効果を得ない。その間にコウモリが魔術師達の身体に噛みついた。

見たところ、血ではなく、おそらく魔力を吸い出しているようだ。

「これが、ギャスパーの能力か・・・」

「そうよ。あれがギャスパーの秘めていた力・・・その一部よ。あなたの血を飲んだことで解放されたのね」

一部か。ということは、まだまだその力は強くなるわけか。

「くっ! ならば!」

魔術師の1人が部長に手のひらを向ける。ギャスパーを捉えれないならその主をと考えたのだろう。

ガス!!!

「がっ!」

俺は撃たれる前にその魔術師の懐に飛び込み、腹に拳をねじ込む。魔術師は腹をくの字に曲げ、倒れこんだ。

「言ったろ? 触れるよりも速く動けると」

「おのれ!」

残りの魔術師全てが俺にその手のひらを俺に向けた。

俺は全ての魔術師を殴り飛ばそうとしたその時・・・。

「お?」

魔術師達がその手のひらをこちらに向けた体勢でその動きを止めていた。

『動きを停めました。昴先輩、今です!』

「サンキュー!」

ドン! ドス! バキィ! ゴッ! ドカァ!

俺は魔術師達を全て殴り飛ばした。












・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・


ギャスパーを捕えた魔術師達は全て捕縛し、部室に転がした。今、部長が転送中だ。

ギャスパーはすでにもとの姿に戻っている。俺の血によって高まった力も今は治まっている。

アザゼルさんから預かった腕輪をギャスパーに付けた。これにより、ギャスパーの神器の暴走は抑えられたようだ。

「全員、あちらに転送したわ。昴、ギャスパー、魔王様のところに戻るわよ!」

「「はい!」」

俺とギャスパーは部長の後に続き、旧校舎の玄関に向かった。玄関口を出たその時!

「!?」

上空から、何者かがこちらに勢いよく落下してきた。

ドン!!!

俺は咄嗟にその場から飛び、落下してきた者を受け止めた。

パシィッ! ズサァァァッ!!!

受け止めた者は身に覚えがある者だった。

「あんた・・・」

俺がポツリと呟いた。

「よう。悪いな。・・・お? どうやら、ハーフヴァンパイアの救出に成功したみたいだな」

落下してきたのは、堕天使の総督、アザゼルさんだった。しかし、身体のところどころ負傷していた。

「これは・・・いったいどういう状況ですか?」

上空には身に覚えがない、スリットの入った艶やかな衣装を身に包んだ女性が。その横には・・・。

「・・・状況から察するに、あの女性はさっき会議室に侵入してきた奴で、今回の首謀者の1人。あなたがその女性と交戦中・・・その隣に立っている奴に横槍を入れられた・・・こんな感じですか?」

俺がそう言うと、アザゼルさんはやれやれと言った表情を取った。

「まさにそのとおりだ。・・・タタッ、この状況下で反旗か?・・・ヴァーリ」

アザゼルさんが女性の横に並ぶ白龍皇、ヴァーリに問いかけた。

「ああ、そのとおりだ、アザゼル」

女性と共にヴァーリが舞い降りてきた。

「和平締結と同時に拉致したハーフヴァンパイアの神器を暴走させ、テロを開始にする手筈でした。頃合いを見て、私と白龍皇が暴れる。三大勢力のトップを1人でも討てればそれで良し。会談を壊せればそれで構わなかったのです」

女性が何やらヴァーリに話し始めた。

「あの子が舞い戻ってきた赤龍帝? なかなか可愛い子ではあるけど、あなたを気に入るほどの者なのかしら」

女性が俺を見るなり、舌なめずりしながらウィンクをしてきた。

「ああ。強さを超えた何かを持っている。とても興味深い存在だ」

ヴァーリと女性が何やら話している。

「ところで、あの女性は誰です?」

「あいつは、旧魔王レヴィアタンの末裔さ」

旧魔王? レヴィアタン?・・・ああ、そう言えば、前に聞いたことがあったな。旧四大魔王が滅び、新しい魔王を選抜する際、旧魔王の末裔が最後まで徹底抗戦を唱えた。その旧魔王達をサーゼクス様達が冥界の隅に追いやったんだとか。

となると、さっき聞いた禍の団(カオス・ブリゲード)ってのには旧魔王の末裔の全員が参加していると見てよさそうだな。

「レヴィアタンの末裔ね。セラフォルー様より魔王っぽく見えるな」

俺の感想に、そのレヴィアタンの末裔は誇らしげに口を開いた。

「当然よ。私こそが本来レヴィアタンを、魔王を名乗るべき存在なのだから」

「・・・だが、器と実力はセラフォルー様に断然及ばなそうだな」

「っ!」

ドォン!!!

俺の言葉に激情したレヴィアタンの末裔が俺に向けて魔力の弾を放った。

「岩打武反魔」

ゴォッ!!!

俺はモーニングスターを発現させ、鉄球をその魔力の弾にぶち当てた。魔力の弾はレヴィアタンの末裔の横を抜けていった。

もう一度魔力の弾を放とうとしたところ、それをヴァーリが手で制して止めた。

「奴は俺が相手をするから手出しをするなと言っておいたはずだ。次、余計な真似をすればお前を殺すぞ」

ヴァーリは低く、それでいて通る声で告げた。

「・・・ふん、わかったわ」

レヴィアタンの末裔は、渋々と言った感じで構えを解いた。

「ヴァーリ・・・大方、コカビエルを連れ帰る途中にでも勧誘されたか。どういう口説き文句をされたかは容易に想像できるな。ったくよ、世界を滅ぼす要因だけは作るなとあれほど言っただろうに・・・」

「関係ない。俺は永遠に戦えればそれでいいからな」

「そうかよ」

ヴァーリの返答に、アザゼルさんは少し寂しそうな表情で受け止めていた。

「俺は正直、ヴァーリがテロリストの加担したと聞いても、それほど驚きはありませんでしたけどね。あいつが平和な世界で満足に生きられる玉だとは思えませんし」

俺の言葉にアザゼルさんは苦笑を浮かべた。

「愚かですね。彼の本質を理解しながら放置しておくなど、実に愚かしいことです。結果、それが自分の首を絞めるのですから」

レヴィアタンの末裔はアザゼルさんを嘲笑する。

ヴァーリは再び視線を俺に移すと、手を自身の胸に当てた。

「そういえば、まだ正式に自己紹介をしていなかったな。俺の本名はヴァーリ。ヴァーリ・ルシファーだ」

っ!? ヴァーリ・・・ルシファー!?

ルシファーって、魔王の名・・・。

俺はアザゼルさんに視線を向ける。

「あいつは死んだ先代の魔王ルシファーと人間の間に生まれた混血児だ。バニシング・ドラゴンの神器も、半分人間のおかげで手に入れることができた。正直、冗談のような存在だ。あいつはおそらく、過去現在、未来永劫最強の白龍皇になるだろうよ」

ヴァーリの背中から光の翼と同時に悪魔の翼が複数現れた。

「嘘よ・・・、そんな・・・」

部長も驚愕の表情を浮かべている。

「ハハッ、旧魔王の血に神滅具の神器持ちって、もはや反則だろう・・・」

思わず乾いた笑いが漏れた。俺のライバルと運命づけられている白龍皇は最強にして最悪な存在であった。

「とはいえ、それを相手にしなきゃならない。難儀なもんだな」

俺がやれやれと感想を述べていると、アザゼルさんが頭を掻きながら俺の横に歩み寄ってきた。

「自己紹介が終わったんならさっさと行け。俺は、あっちの相手してやるからよ」

俺の肩にポンと手を置き、その視線をレヴィアタンに向けた。レヴィアタンはそれを聞いてニヤリと笑みを浮かべた。

「いいでしょう。蛇で力が増した私に勝てるいうなら相手をしましょう」

「いいぜ。お前あいてにはもったいなくて使う気はなかったが、今のお前には見せてやってもいいだろう!」

同じくニヤリと笑い、懐から短剣を取り出した。

「禁手化(バランス・ブレイク)!」

カッ!!!

その言葉と同時にその短剣が形を変え始め、眩いほどの閃光が辺りを包み込んだ。光が治まると、そこには黄金の全身鎧(プレートアーマー)を身に着けたアザゼルさんの姿があった。

「バニシング・ドラゴンと他のドラゴン系の神器を研究して作りだした傑作の人口神器だ。堕天龍の閃光槍(ダウン・フォール・ドラゴン・スピア)、それの擬似的な禁手状態、堕天龍の鎧(ダウン・フォール・ドラゴン・アーマー)だ」

その姿から、恐ろしい程のドラゴンの波動が伝わってくるのがわかる。もとの強さに加えこの神器。この方も半端ないな。

「その神器、力を有したドラゴン・・・その色とオーラから推察するに、黄金龍君(ギガンティス・ドラゴン)のファーブニルをベースにしましたね?」

レヴィアタンの推理にアザゼルさんがニヤリと笑みを浮かべ、肯定した。

「ご名答だ。黄金龍君(ギガンティス・ドラゴン)のファーブニルをこの人工神器に封じてな。この鎧は二天龍の神器を模したものだ。今のところは成功ってとこだな」

少年のような笑顔で説明すると、アザゼルさんの背中から堕天使の象徴である黒い翼が12枚が背中から現れた。

「(ドライグ。黄金龍君(ギガンティス・ドラゴン)ってのは何者だ?)」

『五大龍王の一角だ。この前もアザゼルがヴリトラの話をしていただろう? 他にも天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)ティアマット、西海龍童(ミスチバス・ドラゴン)玉龍(ウーロン)、終末の大龍(スリーピング・ドラゴン)ミドガルズオルムがいる。ヴリトラは大昔に退治され封じられ、今の話しから、ファーブニルも封じられたみたいだな。龍王は本来、6匹いたんだがな』

二天龍に五大龍王。それと、無限の龍神。今日1日でいろんなドラゴンの名前を覚えたな。

『それと、アザゼルのあの神器は正確な禁手ではないぞ』

「(どういうことだ?)」

『(神器をバースト状態にして強制的な覚醒をうながしたのだろう。いわば、暴走だ。あれでは戦闘後に神器が壊れる。奴は人口神器とやらを使い捨てにするつもりか?)』

確かに、使い捨てにするにしては大仰だな。もしかして、復元することができるのか?

「そんじゃ、いっちょ、デートとシャレこもうぜ! カテレア・レヴィアタン!」

「生憎と、私はあなたのような男は好みではないのよ、アザゼル!」

ドォン!!!

両者が同時に飛び出し、上空で激しい戦いを繰り広げ始めた。強大な光の槍と強大な魔力が激突し、辺りを騒然とさせる。

「アザゼルも戦いを始めたことだ、こちらもそろそろ始めようか」

ヴァーリが提案してくる。心なしか、その表情が高揚しているように見える。アザゼルさん達に当てられたのか、それとも俺との戦いが待ち遠しいのか・・・。

「確かに、ずっとお見合いというのも芸がないな」

俺は首をコキコキと鳴らす。

「(ドライグ。鎧の調整はもう終わってるな?)」

『(万全だ。いつでも大丈夫だ)』

「(そうか)」

ぶっつけ本番になっちまったが、それもまた一興だな。

俺は左腕にブーステッド・ギアを発言させる。そして・・・。

「禁手化(バランス・ブレイク)」

『Welsh(ウェルシュ) Dragon(ドラゴン) Balance(バランス) Breaker(ブレイカー)!!!!!! 』

俺がそう唱えるのと同時に左手の籠手の宝玉から眩いほどの赤い光が辺り一帯を照らし始めた。膨大なオーラが俺の身体を包み始めた。

光が治まると、俺の身体に鎧が装着された。

「ほう。これはいい・・・」

俺は自身の身体を見渡す。

両腕の肘から手にかけての籠手。肩当てから胸から腰までを覆う鎧。両ひざから足先までにかけてのグリーブ。頭部にはリング状のサークレット。全体的に装甲が薄くなっており、重量もそれほど感じない。

『注文どおりに仕上げてやったぞ。攻撃力と能力はそのまま、余分な箇所をパージし、全体的に装甲も薄くした。スピードと敏捷性が格段に増したはずだ』

「最高だよ。これなら俺の描く戦い方ができる」

『だが、それに応じて防御力、耐久性がかなり落ちている。それも頭に入れておけ』

「それは問題ない。ハナから想定している」

俺がそう答えると、ドライグからクックックッと笑いが漏れてきた。

『嬉しい誤算として、身体を覆う部分が少なくなったことにより、禁手形態の持続時間が若干増えたぞ』

「へぇー、そいつはありがたい」

嬉しい副産物だな。

「俺の鎧とは随分と違うのだな。ウェルシュ・ドラゴンのものはああなのか?」

『いや、形状こそ違えど、こちらと同じ、全身を覆う鎧だったはずだ。おそらく、ドライグが何か手を加えたのだろう』

「なるほど、察するに、スピードを追求した鎧、というわけか」

「赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)改め、赤龍帝の軽鎧(ブーステッド・ギア・ライトアーマー)と言ったところだな。・・・それじゃ、始めるか」

俺が構えを取った。

「そうしよう。・・・夢にまで見た赤との決戦だ。早々に倒れてくれるなよ? せいぜい俺を楽しませろ!」

「楽しんでいけよ。そんな余裕があったらなぁ!」

ドォン!!!

俺とヴァーリが同時に飛び出した。

「フッ!」

「はぁ!」

両者が拳を繰り出す。

ゴォッ!!!!!!

俺とヴァーリの拳が激突する。その瞬間、そこを中心として、身体がのけ反るほどの圧力が広がっていった。

いにしえよりの縁、因縁、運命で結ばれた赤と白。その競演が今、始まった・・・。












続く








――――あとがき――――

赤龍帝の軽鎧(ブーステッド・ギア・ライトアーマー)

もとは全身を覆う鎧であったが、敏捷性が損なわれることを嫌った昴がドライグに形状の変化を頼み、このような形状となった。

肘から手までを包む籠手、肩から腰にかけてまでを覆う鎧、ひざから足先までを包むグリーブ。頭部には、リング状の、額部分だけを覆うサークレット。今挙げた以外の箇所は生身の部分が露出している。

全体的に装甲も薄くなっており、スピードが向上し、敏捷性は格段に向上した。だが、それに応じて耐久性、防御力が格段に低下している。

ちなみに攻撃力、能力(倍化、譲渡など)は以前と同じままです。

副産物として、身体の展開部分が少なくなったため、禁手形態の持続時間がわずかに上昇した。

と、詳細な説明はこんなところです。

それではまた!

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