#8
Der Eremit
この街のどこかにある非合法裏カジノ
「ここを生きている時の凛が遊びに行ってたらしい」
「本当かよ。」
俺は、トーキ(カポエイラの音楽)を聴きながらそれを見ている
俺より、天の性格を知った楓の方に説明を任した方が賢明だった
「それで、金が尽きてどうしょうもまくなったんだろうな」
楓は一呼吸置いて続けた
ハッピー・スラッピング
そのカテゴリの中には、『物品押収品』とかかれている
その下に「物品」「メディア」「奴隷」
そのうちの「メディア」をクリックすると
レイプ:女子高生と書かれていて
横には、顔に赤痣を作った凛の顔写真があった。
「ここに映像が売られている。」
「ないようは?」
やっと言葉が出たのだろう天はそう言った
「見ない方がいい、というより見れない」
横には、5.0000円の文字
「ハッキングではみれないのか?」
楓は俺のほうを見ている
「横のパソコン見てよ。ウイルスに犯されて」
真っ黒画面に動かないパソコン
「動かなくなった。大事な愛機を・・・・だもんでお返しに。
ウイルスメール送ってやったら」
そのとなりのパソコンがいつまでもガーガーいって。変な模様を写し続けていた
「もっとひでぇの送る返されちった」
笑いながら俺はいった
「まぁ、この際徹底的に相手さんのパソコン破壊しちゃうよ?」
二台のパソコンをダンボールにコードを綺麗に抜いて叩き込む
「お手製パソコンの代償は木星より大きいぜ」
歪みきった笑いに二人はビクッとしてた。
「カズマが怖い・・・楓」
「俺もだよ、天」
「けど頼りになる仲間だよ」
「相手は、常識の計れない天才集団。俺らは常識なんかしらねぇ劣等集団」
「分が悪くない?」
「相手にとってな」