小説『ONE PIECE 大海賊時代に転生』
作者:ねこぱんち()

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12.ローグタウンに向けて 〜一味強化計画と手配書〜
SIDE ルーク
「ところで、以前話したトレーニングのことなんだけど、まずは俺の知っていることを話すよ。」

ココヤシ村を出発する前に、俺は一味のみんなに集まってもらって、話をしていた。
一味のみんなに六式や覇気、それから自分が幼いころからしていたトレーニング内容について話をした。
ルフィとウソップは目を輝かせていたが、ゾロとサンジは神妙な顔をしていた。おそらく俺の生い立ちや、想像以上のトレーニング内容に渋い顔をせざるを得なかったのだろう。

「ナミはどうする?みんなと一緒にトレーニングするか?」
一人だけあまり興味がなさそうだったナミに声をかけてみた。
「うーん…どうしよう…。」
「適度な運動は美容と健康、スタイルの維持にもなるぞ?それにいつも誰かが守ってくれるわけじゃないし、最低限自衛くらいはできないと、せっかく綺麗な肌なのに傷つけられたりするかもよ?」
「やるわ!!!すたいr…守られてばかりなんて性に合わないもの!」
「「「(…スタイルの維持が目的か。)」」」
みんなの心が一つになった瞬間だった。

「と、とにかく、全員参加ってことで。船の上だとできることも限られてくるし、それに最初は基礎からするからね。それぞれに合った量と内容のメニューを考えておくよ。あと、覇気については向き不向きがあるからね。覇王色の覇気については、誰もが発現できるわけじゃないから、それも覚えておいてね。
とりあえず、グランドラインに入ったら東の海とは比べ物にならないレベルの敵が出てくるからね。一味の誰一人欠けることのないように、しっかり訓練するからね。」

さて…みんなの訓練メニューも考えないといけないけど、今後のことも考えないといけないな。確かこれからはスモーカーとの遭遇とアラバスタだな。スモーカーは覇気が使える俺がなんとかすればいいとして、ロビンをどうするかだなぁ。どこかで会えたら、一応勧誘してみようかな?

SIDE OUT

SIDE 海軍
「こちら海軍第16支部大佐ネズミ!麦わら帽子をかぶった『ルフィ』という海賊、並びにその一味5名を政府の敵とみなす!
(チチチ…俺を殴ってただで済むと思うなよ。)船長の『ルフィ』並びに『ルーク』と呼ばれていた男は特に危険性が高いと思われる!奴らは凶悪な海賊だ!奴らを賞金首にするにあたり、上層部の承認を求む!」

………
「では、少なくとも支部で手におえる一味ではないということか。」
「はい。『道化のバギー』1500万、『ドン・クリーク』1700万、『ノコギリのアーロン』2000万、懸賞金アベレージ300万の東の海の大物海賊たちが粉砕されています。さらに第16支部のネズミ大佐からの報告にあった写真によれば、以前シャボンディ諸島周辺で賞金稼ぎをしていた『剣牙のルーク』が一味に加入している模様です。『剣牙』が『麦わら』の一味にいる経緯は不明ですが、グランドラインでもある程度名の知れている『剣牙』が海賊になるとすると、かなりの危険度になるかと思われます。」
「ふむ…。『剣牙』の目的は不明であるが、東の海の大物海賊たちを実際に倒した『麦わら』も危険だな。これまでの経緯を踏まえて、『麦わらのルフィ』並びに『剣牙のルーク』を賞金首として全世界指名手配とする!」

SIDE OUT

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