遙か昔・・・天使、悪魔、堕天使そして修羅・・・後に四大勢力戦争と呼ばれるものである
その戦争中に、修羅を束ねる王・・・修羅王が没した事により、修羅は全滅・・・と、されていた
王の魂は操っていた龍に乗り移り、あの赤龍帝ドライグ、白龍皇アルビオンと肩を並べる・・・いや、それすら凌駕する力を持った龍・・・その名を覇龍 別名アルバーク・ドラゴンと呼ばれるようになった
一話『おっさんにストーカーされる男子って・・・何?』
ある夕方の公園
端から聞けば、チョットしたロマンチックな雰囲気が感じられるがーー
「なぁ、そんなに追いかけてきて楽しいの?バカなの、死ぬの?」
俺こと、龍ヶ崎暁斗は現在、ちょいとしたストーカー・・・もとい、堕天使に捕まっております・・・おっさんが一人と過去に見覚えがある女子が一人の堕天使が目の前に立っている
「なぜ貴方が生きているかは不明だけど、どうせどこかの悪魔にでも拾われたんでしょう。でも改めて今日ここでし死んでもらうわ・・・ドーナーシーク!」
「恨みは無いが・・・小僧、死ねええぇぇ!」
多分おっさんの名前であろう。彼女がその名を呼ぶと、ドーナーシークは手に光の槍のような物を形成し、突撃してくる
「三下発言どーも」
足に力を込め、向かってくる相手に突っ込むように地を蹴る。そしてーー
「そんなんで俺を殺せると思いで?」
「っ!?なん アグッ!グファ!!・・・」
一瞬のうちに相手との距離を詰め、腕を掴み、アッパーカット、腹にローキックをくらわせる
「さよなら三角もう来んな!」
相手がよろめいている隙に、スピンキックをくらわせる
「ガッアァ!!・・・」
それをくらったドーナシークは地を転がるように倒れた
「さて、冬華・・・じゃないか・・・堕天使さんよ、どうするの?このまま続けるか、大人しく退くか・・・選べ」
「なんで・・・何で貴方は素手でドーナーシークを倒せるの!? こんな下級悪魔に!・・・ッ!?」
「うるせえ、質問に答えろ・・・喉かっ切るぞ」
喉元に手刀を突きつける
脅しではないことは分かったようで、もう一人の堕天使を連れて引き返してしった
「さて・・・帰る前に、悪魔と鬼ごっこか」
祐斗Sibe
急に堕天使出現の報告があって、それでこの公園に来たんだけど・・・
まさか暁斗君が、堕天使を退けるなんて・・・
彼とは一応面識があったけど、魔力や神器がある感じはしなかったけど、ただ人間にしては桁違いな感じはしていた
ちなみに小猫ちゃんも彼と面識があり、お菓子の試食を頼まれ、そこで彼と知り合ったらしい
「・・・先輩、そろそろ動きます」
そんな事を考えているうちに、小猫ちゃんがそう言ってきた
木の陰に隠れながら状況を伺う二人
すると突然走り出した彼と同時に陰から出てくるがーー
「・・・消えた?」
「・・・気配も感じません・・・多分気づいていたと思います」
しかしここで戸惑っていてもしょうがない・・・堕天使の権を含め、部長や朱乃さんに報告だね
「戻ろうか」
僕達は急ぎ、部長の元へ行った
祐斗Sibe out
◆
やっぱり少し馴染んではいないが、普通に戦う分には申し分ないし・・・何とかいけるだろ・・・しかし
「さっきのは予想からして、グレモリーかシトリーの眷属か・・・どっちにしろ、今日のでマークされたな・・・鬱だ、明日休むかな」
そう愚痴をこぼしながら、我が家へと足を進めた
リアスSibe
「そう、その子が堕天使を退き、二人の存在に気づき追跡を振り切ったとのね?」
「はい、彼が走り出した瞬間に追いかけたのですが、風のように姿を消しました」
それにしても、騎士(ナイト)の祐斗と戦車(ルーク)の小猫でも反応出来ない子がいるなんて・・・
「祐斗、その彼の名前は?」
「同学年の龍ヶ崎暁斗といいます・・・彼は普通の人間はもちろん、悪魔さえ越える力を持っていると思います」
祐斗があそこまで言うなんて、珍しいわね・・・でもそう聞いたら黙ってはいられないわね・・・
「龍ヶ崎 暁斗・・・何としてでも手に入れてみせるわ」
「あらあら・・・リアスに目をつけられて大変ですわね、彼」
「祐斗、明日彼にオカルト研究会に連れてきてくれる?」
「はい、分かりました」
ふふふっ、逃がさないわよ!
リアスSibe out
◆
「明日から非日常が始まるのか・・・退屈はしないからいいけど、面倒なんだよな〜・・・まぁ、それなりに楽しくやりますか」
食欲より眠気が強かった俺は、カロメを二本食し、ベットに倒れるように眠った・・・