るんるん気分でレン君を中へ誘導する。
「ただいまぁ〜」
「お・・・お邪魔します」
レン君は緊張しているようだ。
こんな所が可愛いんだけど、ね。
リビングに入ると、案の定お母さんはこちらをむいて目をぱちくりさせている。
「あ・・・あんた・・・彼氏いたの・・・・・・?」
お母さんは体を震わせて私に問いかけた。
「違うって、ただの友達。」
私はそっけない態度で返事をした。
本当は、そうだよって言いたかったけど・・・・・・無理だもんね。
「あらぁ〜そうなの?
って、服凄い汚れてるじゃないの! 洗ってあげるから貸しなさいな」
「え、あ・・・ありがとうございます」