小説『ノートの切れ端』
作者:迷音ユウ(華雪‡マナのつぶやきごと)

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思いつきをメモメモ。

Phantom Body(仮)

-幼い頃から夢を見ることが好きだった。夢の中ではどこまでも飛んでいけた。ピーターパンではないけれども、とにかく俺は寝ている間体を抜けて空を飛んでいた。今思うとそれは幽体離脱とかいうものだったのかもしれない。

高校生である主人公はある日交通事故に巻き込まれ、右手を失ってしまう。しかし、切断したにも関わらず、何故か主人公の目には確かに自分の右腕が見え、動かせないにしても感覚もあった。周りから不思議なものを見る目で見られる毎日に嫌気がさしてきた主人公は一人の少女と出会う。なんと、彼女は事故で全身を失ったのだという。本人は自分が死んでいるのではなく、体を失っただけ、曰く、死人に限りなく近い生きた人間と称し、自分の姿を見ることができる主人公を特別な存在と評した。右手を失った少年と、体を失った少女。二人はかくして出会い、やがて十年前のとある事件の真相へ近づいていく。

とまあこんな感じ。主人公はいわゆる幻肢の極端な症例という扱い。幻肢っていうのはなんらかの理由で体の一部を失ったとして、その失ったはずの部位に感覚を感じること。痛覚など。

まあ、書く予定はないけど何かの時に使えそうなのでメモした次第でごさいますのだー。

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