小説『最強彼女』
作者:櫻井音羽(音羽.Com)

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「はぁ・・・・・・・」

帰り道、僕はうつむいた。

つかれた・・・。

精神的にも肉体的にも・・・。

あれから、なんとかDVDを返してもらって、(まだ、見ていたらしい)彼女のためにストレス発散機

(サンドバック)になって・・・。

思い出しただけで疲れる・・・。

僕は、TSUTAYAへDVDを返しに行った。

返し終わって、帰ろうとする。

あ、またお母さんに借りてこいっていわれたんだった。

僕は、思い出してずらりとDVDが並んでいる棚を見上げた。

確か、次は恋愛ものの映画だったはず。

あった。

棚に手を伸ばしてとる。

恋愛もののDVDを借りるのは少し恥ずかしいが・・・。

借りようとカウンターまでいってDVDを置いた。

「いらっしゃ・・・あれ?」

「?」

早くしてくれよ、レジ(のお姉さん)・・・。

おなか空いたんだよ。

彼女
あいつ
のせいで!

「もしかして、あなた・・・西山くん?」

-10-
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