「はぁ・・・・・・・」
帰り道、僕はうつむいた。
つかれた・・・。
精神的にも肉体的にも・・・。
あれから、なんとかDVDを返してもらって、(まだ、見ていたらしい)彼女のためにストレス発散機
(サンドバック)になって・・・。
思い出しただけで疲れる・・・。
僕は、TSUTAYAへDVDを返しに行った。
返し終わって、帰ろうとする。
あ、またお母さんに借りてこいっていわれたんだった。
僕は、思い出してずらりとDVDが並んでいる棚を見上げた。
確か、次は恋愛ものの映画だったはず。
あった。
棚に手を伸ばしてとる。
恋愛もののDVDを借りるのは少し恥ずかしいが・・・。
借りようとカウンターまでいってDVDを置いた。
「いらっしゃ・・・あれ?」
「?」
早くしてくれよ、レジ(のお姉さん)・・・。
おなか空いたんだよ。
彼女
あいつ
のせいで!
「もしかして、あなた・・・西山くん?」