小説『月隠用語集(花魁用語)』
作者:Kiss()

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早速ですが、パラレルとはいえ若干の時代背景は掠っておりますので
時代の説明など。


時代は明治初期。
詳しい年代の設定はありません。
多分、明治一桁か十数年位?
本当に幕末の動乱直後ですね。
海外との交流は江戸時代よりは盛んになっていますが、
文明開化って程ガッツリ開花もしてないようです。
よって、月隠は江戸なのか明治なのか曖昧な表現で書いておりますw


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〜あ〜


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〜い〜


【色街(イロマチ)】
   遊郭の別称。詳しくは(遊郭)、または(吉原遊郭)の項にて。

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〜う〜


【丑二ツ(ウシフタツ)】
   季節によっても異なるが、大体深夜1〜2時。
   ちなみに吉原の夜見世が始まるのは暮六ツの18時位。

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〜え〜


【蝦夷共和国(エゾキョウワコク)】
   明治元年12月(1869年1月)に成立し、蝦夷地(北海道)に短期間存在した
   佐幕派の政権である蝦夷島政府に対する俗称である。
   明治2年5月18日、箱館戦争終結によって消滅した。

史実ではなくなってしまったものです。
月隠では新政府軍に認められ、新政府軍と協定を結んで大日本帝国を築きました。
ちなみにKissの愛してやまない、かの有名な新撰組土方歳三はここで
陸軍奉行並箱館市中取締裁判局頭取に就任しています。I love HIJIKATA!!!


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〜お〜


【花魁(オイラン)】
   吉原遊廓の遊女で位の高い者の事。
   妹分が姉女郎を『おいらの所の姉さん(おいらんちの姉さん)』と
   呼んだ事から来ている等の諸説がある。
   また、太夫というのは主に京都や大坂で、吉原では花魁の呼び名が定着する以前までは
   使われていた。


【お職(オショク)】
   その店で一番の売れっ妓。
   
吉原でも大見世や中見世クラスの娼館では使わず、主に小さな見世で使った呼び名とされて
いますが、Kissの小説では関係なくその見世の稼ぎ頭という意味で使用してます。
大見世なんかでは花魁という名前自体にお職の意味があるので使わなかったようですね。
なので、(お職の花魁)というのは(頭痛が痛い)みたいなもんですw
解っててあえて↑と小説内で書いてますw
   


【大門(オオモン)】
   大門は吉原遊郭の正面玄関ってとこですかね。
   治安目的は勿論、遊女たちの逃亡を防ぐため、出入はこの大門一箇所のみとされていました。
   

【お歯黒溝(オハグロドブ)】
   吉原遊郭を囲むどぶ川の通称。
   遊女が化粧をする際にお歯黒を流したからとも、
   どぶ川の水がお歯黒のように黒く濁っていたからともいわれています。

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