ごく普通の青年、レンは図書館で勉強をしているような普通の青年だ。
現に、今図書館で本を探している。
「・・・・!、?」
レンは、とある本を取り出し、机に向かった。
それが、「禁断の書」だとは知らずに。
「チート・パワー?・・・面白そうだな。たまには童話でも読んでみるか。」
パラパラ・・・・
「ん?」
レンは何かに気付くと、そこのページを熟読し始めた。
「チート・パワーの方法か・・・。面白そうだな、試してみよう。」
レンは本をもって、近くのカフェに寄った。
「1、満月の夜に聖水を外に一晩置く、2、その聖水を浴びたらチート・パワーが手に入る、か。
いたって簡単だな。たしか今日は満月の予報だっけ。やってみよう。」
レンはその夜、その方法を試した。
「聖水は、水道水でいいか。浴びるってもんだから、タンクに入れよう。」
レンは次の日目覚めると、すかさず水を浴びた。
「・・・、何も起きないな。神々しさとか、ねえのかな。そうだ、念じてみよう。」
(時よ止まれ!)
カタッ・・・・。
(?・・・時計が止まった?ウソだろ、これが本当なら、ハハハ・・・・)
(レン!)
(な、なんだ!?誰だ。)
(我は神。その力を手にする者は、決まりし掟を守らぬば駄目だ。
その掟、契約しずる者力を解放しずる。)
(なんだ、よくわかんねえが契約してやる。)
(では、くれぐれも気をつけろ。)
ここから、チート・ワールドができ始めてしまったー。