小説『織斑さんちの隣は転生者!?』
作者:deruta11()

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◆リザット視点

おいーっす、リザットだ

今日はとうとう体育大会だ

まぁしかし、こういったのは当日の思い出よりも準備期間のほうが思い出に残るんだよなー

結局、そのあと作文を書くことになると当日の内容は3割位を占めるんだよな

作文なんて書くこと自体だるいがな!

「・・・・・であるからして今日は全力でのぞんでください。ではPTA会長からの〜〜〜」

ああ、まだ終わらないか

すまん、よくあることだが校長とか来賓の方とかはどうしてこうも話が長いのかね

ホラ、となりの奴なんかふらふら バタン あーあー倒れちゃったよ

仕方ないな運んで行くかね、俺は『ここにいる』さてと30分ほどは

PTAの人には俺は見えないだろうからね。さてと保健室は何処だっけー



「失礼しまーす、と言っても誰もいないな」思わず本音を口に出したまま保健室に入る

この中学校は校舎を俺達が入学すると共に立て直した新品の校舎だ

校舎は昔の縦長の階が4,5階もあるようなものじゃなく

全校舎2階建てで各校舎の間に中庭まである何ともまぁ

アニメみたいな校舎だな図書館と言わずに解放的な図書館のオープンライブラリ

PCまで新型の情報処理室、コレでもかと言うほど綺麗で最新の家庭科調理室

と、まぁきりがないくらの我が校舎だが体育館はいまだ立て直しの最中

体育は基本学校の広大な校舎がすっぽり入るグランドでやるか、近場の室内競技場がメイン

だな、さてと説明がてら、この子をベットに寝かしつけることはできたし競技の時間までここに居ようかね

椅子はあるかなーーー 発見 スキャンしてみるかね


確認完了、さてと座ってひと眠りするかな




アラームの音がする、時間のようだな目を開けると

目の前に運んできた女の子がいました・・・・・。うんもう一回

目を開けると―――――やっぱり女の子がいました

アルェーーーどういうことかなー

「あの、運んでくれてありがとうございます」

わお、なんて綺麗な声嫁には劣るがいい声してるのね、この子

「ああ、うんどうもけど、悪いんだけどさ」

そこ首をかしげないフツーだったらころっとイっちゃうよ

「はい?」

「顔が近い」

「あ、ごごめんなさい!」

頬を赤らめて謝る姿もいいね

『リザット、競技の時間ですよ早く来てください。皆いなくなって驚いてますから、急いでね』

『すまんジオ、今行く』

『はいはい急いでくださいね』

ジオからの念話を聞いてこの場から立ち去るための行動を開始する

「あのー悪いけど時間がないみたいなんだ」

「時間ですか?」

「うん、次の競技に出ることになっててね。もう行かないと」

そう言ってグラウンドにすぐに行ける窓から靴を持って出て行く

じゃあねーそんな感じに手を振りながら出で行く

さーてと一生懸命あいつらにいいとこ見せてやりますか

いくぞー





「遅いですよリザット!」

俺を出迎えたのはジオの怒ってますオーラと怒声

がそれは嘘で本音は何処に行ったの心配でたまらないと言った感じだ

「すまんな、ちょいと倒れた奴がいたもんで保健室に運んでた」

「ふーん、そうですか、でそのまま保健室でひと眠りですか」

ジト目でそういって俺を見るジオ、本人は怪しんでいるだろうが俺からすれば

ちょっと俺より背の低い(まぁ十分な身長をあるが)ジオが無意識に

無意識にその豊かな胸を強調しながら上目づかい

可愛いよジオ可愛いよジオ!たまらん抱きしめたいな!ジオ!

「ひゃ!?リ、リザット!?何をして――――」

うむ最高だな

「リザットがジオさんにキスを!?」

「くそう、嫁が5人居るからこそんなことができるのかよ!?」

「皆そっちかよ!?ジオさんが真っ赤だぞアレは萌える!!」

「じゃ、行ってくる」「はい」「じゃ見ててな」「うん、がんばってね・・・・」

「ああ!!」

さてと、この体になってからの初の晴れ舞台いっちょやりますか!


あとがき

リザット「で▲11遺言はあるか?」

Δ11「▲じゃねぇ!」

リザット「それが遺言か?読者さんに言うことは?ほかにあるだろう!」

Δ11「僕じゃない悪いのはバルドスカイだ!あんなに面白いから悪いんだ!」

リザット「ほぅ、自分のしたことを棚に上げるとはいい度胸だ!」

Δ11「アッーーーーーーーーーー!」

リザット「これは、俺のIFストーリー?ちょうどいい公開してみるか」

リザット「タイトルは『Barld sky another』あらすじだけか・・・・」

リザット「折角だ、お詫びに出しておくか」

何処かの世界の夕暮れそこには二つの影があった

「ねぇ」

戦闘服とは思えない天使のような純白バリアジャケットを着た金髪の少女は微笑む

「ああ、なんだ」

赤と黒の装甲を身にまとい、顔だけを出している青年は聞く

「殺して」

確かな声で少女は言った

二人の間を沈黙が包む、その沈黙を破ったのは美少女だった

「もう無理なのは知ってるでしょ、貴方が止めを刺したんだもの」

少女は自分の腹部からとめどなく溢れる赤い血を見つつ言う

「ああ、そうだな・・・そうだよ」

青年は泣きそうな声で言う

「ふふ、初めて見た貴方の泣きそうな顔」

少女は微笑んだそれはイタズラが成功したような顔だった

青年はその笑顔を昔の記憶と重ね、溢れ出そうな涙をこらえ言う

「そんなのより、お前の声がもっと聞きたいよ!」

心からの叫び

「もっと話をして、もっと、一緒に居て、もっと、いろんなことをして」

あふれ出る涙を、悲しみを抑えきれず青年は叫ぶ

「どうしてなんだよ!どうして俺たちは殺しあわなきゃいけなかったんだよ!」

そう青年と少女は先ほどまで殺し合いをしていたのだ

「仕方ないよ、私はこうでもしないと殺されちゃう運命だし」

「でも!」

『何かほかに道はあったはず』そう言おうとして青年の言葉は遮られる

「私ね、この体にバーサーカーシステムと魔力炉があるの」

「それは瀕死か裏切ると強制的に起動して周りを破壊しつくして自爆するんだよ」

「そんなみじめな死に方したくない・・・・だから」

『殺して』消え入りそうな声で少女は言う、道はないと人として死にたいと

「わかったよ」

青年は言う涙が枯れた心で

「さようならは言わないよ」

青年は言う別れではないと

「ええ、もちろん」

少女は言う、当然だと

そして二人の声と発砲音が重なる、そしてその声は

『またどこかで会おう』

そして、少女は死に青年は生き残った

これはリザット・ツァーデンとその幼馴染のエーファ・レインとの別れの話である

その後リザットは様々な事件を解決し事の発端となった敵に同志討ちとなる

物語は終わり、役者は新たなる舞台に潜る再会の時まで・・・・・・



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